青年と少女のマルチプル・オンライン memory of Edy 作:グラハムさんとピンクマ
そういえば、私が眠っている間に明日人は何処へ行ったんだろ?
エディ「そういえば、明日人は、、、!」
独り言が終わる前にエディは明らかな異常を発見した。玄関に血が溜まっていたのだ。
エディ「どうして?、、まさか!」
エディはすぐさまグラハムのログイン状況を確認した。
エディ「まだログインしてて、戦闘中?なんだか急いで明日人の所に行かないといけない気がする」
エディは不安を抱きながらグラハムのいる場所へ急いで向かう。だが、肝心な戦闘場所が分からない。
エディ「一体何処に、、、!あれを辿れば、、、」
エディは所々に血が落ちているのを目にした。安全圏なので何故血が落ちているのかは分からないが、今はそれを考えている暇はない。すぐに太陽炉を起動させ、グラハムがいるであろう場所へ向かう。
進むにつれ血と血の間隔がどんどんあいていくけど、この感じだとこのまま真っ直ぐ向かえばいいかな。
オールドサウス、都市の外れ…
ホームから真っ直ぐ飛行していると、都市から外れた場所でプレイヤー同士が戦っているのを目撃した。
エディ「あのGN粒子は、、、」
エディはバレないように、ビルの影から双眼鏡で様子を伺った。
エディ「間違いない、明日人だ。でもなんであんな死にものぐるいで戦ってるのかしら」
玄関の血溜まり、、、明日人の必死さ、、、もしかして、あいつが明日人の命を狙っているの?
そう考えていると、グラハムが地に膝をつき、防戦一方の状況になってしまっている。
エディ(明日人を助ける為に、練習してる【吟唱スキル】を使うしかない。有効範囲内でありますように)
エディがすぅ、、、と息を吸い、呼吸を整えると【Longing】を歌い始めた。
エディ「手に入れるよきっと……」
歌い始めると同時にグラハムが立ち上がり、ステータスが上昇しているのが確認できる。そしてグラハムがソードスキルを放った後、システムウィンドウを開き、なにかを操作している。
エディ(ここからじゃ何をしているのか分からない。けど、だからって歌を止めて駆け寄るのはダメな気がする)
激しい戦闘が続き、接近戦に持ちかけた時、2人は赤く輝き出した。トランザムだ。2つのトランザムがぶつかり合い、砂煙が舞い上がる。
エディ「明日、、、っ!」
歌を止め愛人の名を呼ぼうとするが、とある人影が声を止めた。その人影は、エディから数10m程離れたビルの2階に存在し、GGOでは見ることのない『赤紫色のシステムウィンドウ』を操作しながら、明日人の戦闘を監視していた。
エディ「共犯者?」
そう考え、エディはスナイパーライフルを取り出そうとしたが、システムウィンドウが閉じ影が消えた。
エディ「何をしていたのかしら、、、今はそれより明日人のもとに行かなきゃ」
エディはさっとビルの影から体を出し、倒れ込んでいるグラハムのもとへ駆け寄った。
エディ「明日、人、、、」
グラハムの現状は目に光がなく、血まみれで、胴体には穴が空いている。その姿を見たエディは涙を流している。
グラハム「咲月、、ごめんな、、入院してしまう、かもしれないから、傍から、、離れて、しまう、、」
仮想世界なのに言葉が詰まりながら話すってことは、本当に戦ってた相手は犯罪者だったのね。
エディ「嫌だよ、死なないで明日人、、私を1人にしないで、、」
グラハムはエディが話した後何かを伝えようとしたが、システムが異常を検知し、グラハムを強制ログアウトさせた。
エディ「、、急いで病院に連れて行かなきゃ」
エディは迅速にログアウトし、グラハムを病院へ連れて行く準備をした。
青クマ「本編にはない展開が出てきましたね!赤紫色のシステムウィンドウを操作していたのは何者なのか、そして目的は何なのか」