魔法科高校の劣等生 断章 エアリアル・バースト 作:謎のコーラX
プロローグ 九島家の傑物
魔法
それは今まで空想の産物だと思われていた超常の力あるいは超能力とも呼ばれるモノ。
魔法式と呼ばれるモノを使い、速度こそ落ちるが、超能力と呼ばれた頃より格段と扱いやすさが増した。
魔法は情報体、エイドスと呼ばれるものに干渉することで発動でき、事象そのものの作り出すのは不可能とされている、しかし、物理法則の範囲内の魔法はそうでないもの以上の事象を引き起こせるため、あまり気にならないのかもしれない。
魔法基礎としてイデア、エイドス、ルート、ゲート、
現代魔法の種類なら系統魔法、系統外魔法、無系統魔法、知覚系魔法分離魔法、分解魔法、対抗魔法、硬化魔法、障壁魔法、治癒魔法、精神干渉系魔法、情動干渉系魔法、SB魔法、そして、世界全体のパワーバランスを決めることとなる、戦略級魔法が存在する。
他にもたくさんの魔法関連の言葉が存在するが、今回は省くことにする。
これがこの世界の常識であり、学問、魔法が存在するこの世界の理である。
○
魔法技能師開発第九研究所で開発された魔法師の一族で、十師族に選ばれる資格を持つ二十八家の一つ。
その家はまさに砦と言っていい、豪華な洋風建築であり、ぱっと見ではわからないとは思うが、魔法技能師開発第九研究所の魔法の成果を取り入れたものとなっており、容易く襲撃は不可能だろう、その食事場では、3人、今朝、食事を行っている。
「……緊張していないかね、
「大丈夫ですよ、お爺様、緊張などわたくしはしておりません」
「そうか……本当にそなたは、良い娘だよ、それに比べて
「むぐむぐ……ん?」
眼鏡をかけ、知的に見える外見の男子だがその実、乱暴で、好奇心旺盛、そして風刃や烈とは違い、綺麗とは言い難い食べ方をしていた。
「なんだよー、じっちゃん、食べるときぐらい楽に食わせてくれよなー」
「お前は何時も楽してるであろう、お前も高校に風花のボディガードとして行くのだ、少しはマナーを覚えなさい」
「へーい、わかりやしたーじいちゃん」
「……はぁ」
烈はため息を吐く、このような男であるが、実力は高い、下手な魔法師程度なら相手にはならないほどに。
風刃と火ヶ波が通うことになる高校は国立魔法大学付属第一高校、通称として第一高校と一高がある。
毎年、国立魔法大学へ最も多くの卒業生を送り込んでいるエリート校である。小国の軍隊程度なら単独で退けるほどの武力を保有しており、場所は東京都八王子市だ。
「……ごちそうさまでした」
「ごちそうさーん」
風刃と火ヶ波は食べ終わり、すぐに第一高校へ向かう準備を始める。
「それじゃあお爺様、頑張ってきます……あぁその前に」
風刃は背後から迫る、姿を消す魔法を使った執事のナイフを避け、そのまま背負い投げをした。
「お、お見事です、お嬢様」
「何時も悪いね、お爺様のお試しに付き合わされて」
「ふふ、鈍ってはいないようだな、風刃」
「おかげ様にね、それじゃあ行ってきます、お爺様」
「あぁ、行ってきなさい」
「行こうぜー、姉ちゃん」
既に火ヶ波は何人かの使用人を倒して、ドアの前で待っていた
「はいはい、今行きますよ火ヶ波」
家を出て、二人は、家の下に止めてある車に乗り込む、不安は無い、むしろ二人は、自身よりも才能に溢れた者がいるという喜び、好奇心、楽しみで満ちているのだ。