魔法科高校の劣等生 断章 エアリアル・バースト 作:謎のコーラX
「君が、一課生とニ課生の喧嘩を仲裁してくれたんだってね?」
火々波、そして成績上位だった風刃をが、生徒会室に呼び出された、そこには生徒会のメンバー以外にも、風紀委員長、そして部活連の会頭がおり、更に達也、深雪など生徒会候補、風紀委員候補が、集められている。
「……俺は別に、五月蠅いから止めただけだ」
「火々波、言葉遣い」
「……」
風刃に多少叱られ、少し不貞腐れる火々波、その間に、話は進んでいく、最初こそ気にしてなかったが、一人の男の声に我にかえる。要約すると、ニ課生に風紀委員が務まるはずがない、男は深雪の達也が強いことを説明するも、男は深雪の目が曇っていると言い放つ。
(……気に入らんな、そういう差別)
火々波は割って入ろうとするが、達也が口を開く、話は、男との、対決で示すこととなった、男の名前は服部刑部、正式名は
二人の試合が決定し、火々波はそろそろ終わると思っていたが、そうはいかなかった。
「さて、試合が決まったことだし、後は火々波くん、君は風紀委員に入るのかな、風刃さんはどうする?」
「わたくしは風紀委員にでも、噂の部活の荒波にもまれたくないので」
「ん、じゃあ俺も」
「待ってください!」
火々波は言葉を遮られ、少し苛立ったが、なんとか抑える。
「……なんだい、確か近藤悠だったか」
「あぁ!、九島火々波!、貴様に試合を申し込む!」
……場の空気が凍った、相手は魔法師の中でも上位に位置する十師族、対して近藤悠は、ナンバーズに近い存在の数字落ちですらない、勝負はほぼ見えていると言っていい。
「馬鹿かな、お前は」
「ば、馬鹿とはなんだ!、九島火々波!、僕が勝ったら風紀委員から降り、僕に忠誠を誓え!」
「あー、はいはいはい、わかりました、服部刑部と同じ場所でいいかな」
火々波はめんどくさそうに、了承する、早いところ終わらせたいという気持ちでいっぱいなのと、火々波の経験則から雑魚というのがわかっているからだ。
「よ、よし!、忘れるんじゃないぞ!」
「はーい、で、生徒会長、良いですかね」
「良いわよー、私も火々波君の力を見てみたいし」
生徒会長はのほほんとした雰囲気でそれを了承する。
(……はぁ、帰りてぇ)
火々波の心の内はそれでいっぱいだった。
……そして、試合の日がやってくる、その朝、火々波と風刃は、ある場所に向かって走っていた。