ここは忘れられし者たちが集う幻想郷。
そこにある神社、博麗神社の境内に一人の少女が倒れていた。
~霊夢side~
はぁ~
掃除がめんどくさい…
今日もどうせあいつが来るだろうし煎餅を用意しておかなきゃ…
ん?
あそこの茂みから何か布が出ているわね。
あれは…服?かしら
って、人が倒れているじゃない!
とりあえず神社の布団にはこびましょう…
~???side~
ん…
ここは…
私は…どうしたんだったっけ?
「目が覚めた?」
ん…誰だ?
「誰?」
「私は博麗霊夢。巫女をやっているわ。それで、あんたは?」
「わたしは彼岸桜花。」
「桜花ね。わかったわ。」
「ここってどこなの?」
外を見たところ家の近所にこのような場所はなかったと記憶している。
「その反応からしてあなた外来人ね。
ここは幻想郷。おそらくあなたがいた所ではないわ」
へぇ~
まあいっか!特に未練もないし。
「それで?あなたは帰りたい?」
「いや、帰らなくていいわ」
~霊夢side~
「いや、帰らなくていいわ」
驚いた。
今までの外来人たちは即答で帰りたいと言っていたのに。
「わかったわ。それじゃあ住むところが見つかるまでうちにいなさい。」
~桜花side~
よかった。
霊夢が神社においてくれるらしい。
…あれ?能面は!?
「霊夢っ!私の能面みなかった!?」
「え、えぇ、そこにおいてあるわよ?」
よかった…
あれ?安心したら力が抜けて…。
~霊夢side~
「ちょ、桜花大丈夫!?」
近寄って確認する
なんだ…。気を失ってるだけか…。
まったく、心配したじゃない。
でも何だろう…。
この子を見ていると嫌な胸騒ぎがしてくる。
う~ん…。
あぁもう!
うじうじ悩むなんて私らしくない!
もうすぐ魔理沙が来るような気がするし煎餅とお茶でも出しておきましょう。
~魔理沙saide~
「お~い!霊夢!この私が来てやったぜ!」
「あぁ魔理沙、今は病人がいるから静かにして。」
「病人?誰なんだ?」
「今朝境内で見つけた外来人の子よ。」
なるほど。
外来人がいるのか。
「どんな奴だ?ちょっと顔を見せてくれ。」
「なんで私に言うのよ。そこに寝ているから起こさないようにね。」
「へいへい。」
どんな奴だ?
お、いたいた。
へぇ、結構かわいらしいな。なんで右目に包帯をしてるのかわからんけれど。
面白そうだし、起きるまでここで待つか。
「おーい霊夢~面白そうだし起きるまで神社にいるからな!」
「なんでよ。ていうかいつもしばらくうちにいるでしょうが。」
「まあまあ気にすんなって!それよりも腹が減ったな。
霊夢!なにか食べるもの無いか?」
「あぁ、それならそこに煎餅があるわよ。」
「ちょうどいいな!ならいただくぜ!」
そうして今日も一日が過ぎていく…。