この物語は、マブラヴとガンダムシリーズ作品から取ったモビルスーツのクロスオーバー作品です。
少しずつですが更新していくので、ぜひ読んでください!
#0 プロローグ
この世界はひとつ…ではないと誰かが言った。今起きていることが別の世界では無いかもしれないし、反対に向こうで何かが起こっているかもしれない。
この物語はある少年が些細なことで運命を変えられ、自らを律していくもう一つの『あいとゆうきのおとぎばなし』である。
ーーー2020年11月6日ーーー
俺は今とても嬉しい。なぜなら今日は誕生日だからだ。高校3年の終わりが近づき、進路も指定校推薦で決まり、気楽に生きている。
高校2年の夏に模型屋で見つけたあるプラモ---『RGユニコーンガンダム1号機』に一目惚れしてしまい、進路が確定するまで買わないと決めた。今日こそ買える日なのだと浮かれ気味の帰路、ここが俺の命運を分ける分岐点となった…。
(あれは…トカゲ…?)
道路のど真ん中に居座っているトカゲらしきものを発見した。轢かれても知らない、そう思っていた時…1台の軽自動車がトカゲに気付かずに走ってきたのだ。
(………ここは………どこだ……)
目が覚めると、そこは何もないまるで新品のコピー用紙のような真っ白な空間だった。本当に何もない…。
「確か…俺は………そうか……やっぱり…」
痛みは無く、記憶も断片的にだがある。
(帰り道、トカゲらしきものを見つけて、それから…)
…認めたくはなかった。人間誰しも終わりが来る。いや、人間以外もそうだ。でもこんな形で終わってしまうとは…。
しかしその時、俺は動かずにはいられなかった。考えるよりも先に動いていた。
小さい頃からそうだったが、俺はヒーローに憧れてたからか、いつも人助けをしていた。どれも小さなことだが皆に『ありがとう』と言われることが嬉しかった。いつか皆を守れる大人になりたいと思っていた。
…まあでもいいか。最期に小さな命を守れたんだ。悔いは…もちろんある。両親に孝行出来なかったこと、よりにもよって誕生日が命日になってしまったこと、恋愛経験もなかった。まだまだある…やりたかったこと。
それに、ある少女を……救えなかったこと。
「っ…畜生……!!」
『少年…』
…?何だ幻聴か?誰かが呼んだ気が
「少年。」
ッ!?
足元を見ると、さっきのトカゲがいた。
(なんだよ…これ…なんでトカゲが言葉を………!?……声が…出せない…?)
「当然。少年殿は死んだのだから。」
(…何…どういう事だ…一から説明しろ!!)
声は出せないが心の中で叫ぶ。やり場のない怒り、死んでしまったことへの悲しみ、負の感情が渦巻いていく。
「少年殿、君の残りあったはずの時間を取り戻したいと思わないか?」
何だって…まさかこれ…
「説明している暇はない…これも君のため…いや、
(ま…待て!!これってまさか転生とかなんとか…)
「龍の加護があらんことを。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!
ー横浜基地地下ー
(…武ちゃん…)
シリンダーに入った脳髄がそう呟いたかのような感覚があった。
うさ耳のような髪飾りを着けた少女がそのシリンダーにそっと手をかざす。
「…。」
to be continued
まだ主人公の名前が出ていませんが、次回から出ます。マブラヴオルタはにわかプレイなので訂正ありましたらよろしくお願いいたします!