主人公の容姿を決めてみました。それではどうぞ!
戦闘区域に向かう途中、暗くなった小型モニターに自分の顔--転生後の顔が写る。
容姿はまあまあ良く、黒の髪に一部分右目あたり前髪が白く長くなっている。いかにもアニメっぽさがあるが嫌な気はしない。
「これからどうなっちまうんだよ〜…あの変な死骸とか…ホラーな世界とかやめろよな!」
不安しかないが、龍臥自身、今の状況を飲み込むしかない。憧れの機体を操縦しているのだ、少し気楽に行こう。しかしその数秒後、眼下に広がる光景に絶句し、ユニコーンに乗っていることを忘れてしまう……。
「な…なんだよ……この…………え…?」
クレーターのふちの崖にユニコーンを止め、クレーター内で起こっていることを凝視する。
そこには、MSとは違う人型ロボットと……先ほどの死骸と似た、気色悪い生物との戦闘だった。
オープン回線になっていたせいか、突如
『た、隊長ォォォォォォ!!!』
『痛”い”!!あ”あ”あ”いやめてくれあああああああああああああああああああああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”お”あ”ああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”お”あ”あ”がっ』
『兄さあああああああん!!!』
『い”や”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っっっっ!!!』
悲鳴、断末魔、助けを乞う声、敵への呪詛…人が日常生活では発さないであろう声が聞こえてくる。
赤い蜘蛛…蟻にも見える化け物…その数およそ500体が群がり、人をロボットごと喰っている。
別の場所では大きな鋏角をもつ白いヤツがロボットを叩き潰している。
目を疑ったが、目の前で起こっていることは紛れもない現実--言葉が出ない。開いた口が塞がらないとはこのことか、と思う暇もない。
(今は…まだこの世界の事情を知らない…下手に動かないでおきたい……………)
それに正直、恐ろしい。あんな化け物を相手に自分が何をできるか。多分…囮にもならないだろう。
「あれは…まだ…生きている…?」
ふと見ると、先ほど喰われていたロボットのパイロットらしき男性が必死に手でもがいている。
「なんだよ…あのクソトカゲ野郎!!!こんな世界に飛ばしやがって……なんだよこの世界は…何をさせたいんだよ!!!!」
オープン回線だという事も忘れ、叫ぶ。こんな無力で意気地無しな自分を恨む。目の前で死人が出ているのに…動けない。
『ウゴケ、ウゴケ、リュウガ』
(!?)
後ろ、正確に言えばシートの後ろ下から聞き覚えのある音声が聞こえた。
「な…ハ…ハロ!!?」
気が付かなかった。こんなに存在感のある物体がいるなんて…。
『ウゴケ、ウゴケ、タスケニイケ、リュウガ』 とハロ。
「無理…だよ…あんな化け物…俺には何も出来ないよ……」
事実そうかもしれないと自分に言い聞かせたその時
『
…え?
『ヒーローニ、ナルンジャナイノカ?』
「な…何故そのことを…?」
正直驚いた。そのことを知っているのは自分と…『あの娘』だけのはずだった。
『約束、ね!』
思い出の中の、
覚悟を…決める。
わかったよ…
「うおおおおおおおおオオオオオッ!!!!」
ユニコーンを動かす。恐怖をかき消そうと力いっぱい叫ぶ。
「化け物共がアアアアアアアアアアア!!!」
崖から飛び降り、鋏角をもつヤツをクッション代わりに踏みつける。同時にそいつが潰れて体液を吹き出すと、周りの赤いのも白いのもこちらに向かって来る。
「何か…武器は…!!」
モニターを操作し、ビームトンファーを起動させる。
「これなら!!」
龍臥の思った通り、相手は有機生命体。ビーム部分が触れた途端、瞬時に肉体を焼き切る。
ただ振り回すだけで十分だった。どんどん飛びかかってくる赤い化け物共が溶けていく。
突如警告音が鳴り響く。
(後ろかッ!!)
鋏角が二体、両方とも鋏角をユニコーンに叩きつけようと振りかぶる。その一瞬を龍臥が逃すはずもない。
今は怖くない。
ユニコーンを半回転させ、鋏角を切り落とす。と同時にバルカン砲を掃射、二体とも沈黙する。
(残り…赤いのざっと100体…)
モニターに『Magnum』の文字が見えると即座にタップ、武装をユニコーンの代名詞であるビームマグナムに切り替える。
「これで…終わりだあああああああああああああぁぁぁ!!!!」
斜め後ろ上に飛び、赤いのが直線上になった瞬間、操縦桿のトリガーを押す。
遠雷のごとき轟音を鳴らし、ビームマグナムから光球が発射される。
赤い化け物達が一瞬で溶けていく……
「掠っただけで…」
アンジェロというパイロットも同じセリフを吐いたが、その場にいれば誰もがそう言うだろう。
龍臥が戦闘を開始してから約4分後---
生存していたのは、脚部を返り血で赤黒く汚したユニコーンに乗った龍臥ただ一人だった……。
to be continued
今回から戦闘描写が追加されます!龍臥がなぜユニコーンに乗ることになったのか、カオリとは何者か…
どんどん謎が増えていきますが、気長にお待ちください!では、次回もお楽しみに…