SOS団VSスケット団   作:SPIRIT

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スケット団は結城さんと椿とともに、昨日の出来事の謎を解くためにSOS団アジトへ向かいますが……。


第5話『SOS団の謎』

「さてと」

 北高SOS団のアジトに向かう準備をするボッスン。

 その横で、お得意さんである結城澪呼が、閉鎖空間と古泉たちを写した写真を持って、不気味なオーラを漂わせながら四つんばいのように歩いてついていく。

「多分私の勘だけどねえ、この現象と写真の北高生徒たちは、何かかかわりがあると思うのよ、ふぅーははははは!!」

 不気味な笑いをちょっと気にしつつ、ヒメコが、

「あまりその笑いは、SOS団とはいえ受けつけへんと思うから、控えめにしたほうがええで。後歩き方も姿勢をまっすぐにしてな。

昨日の出来事とあの連中とのかかわりは、あたしらも興味があるけれど」

『科学的にありえないことだが、あの謎めいた連中の仕業と考えれば納得がいく』

 スイッチも閉鎖空間に関する記憶がすべて戻り、事実を冷静に受け止めているようだ。

「んじゃ、いくか。おっと、入り口に貼り紙を貼って……」

 ボッスンは『ただいま活動のため北高に出張中』という貼り紙を用意した。

「藤崎!」

 貼り紙を貼り付けて振り返ると、1人の男子生徒がボッスンに声をかけてくる。

 ボッスンによく似た顔立ちで、目に無数のまつげをたらしている。しかし服装は短パンサンダルのボッスンと異なり、きちんとした開盟学園の学生服。

「おお、椿じゃないか」

 開盟学園生徒会副会長の椿佐介で、いつもスケット団を問題視扱いしている人物。

 もっとも、ボッスンと双子の兄弟という事実が発覚してからは、態度がいくらか柔らかになっているが。

 今回もスケット団の活動が学校の秩序を乱すものと思ってやってきたのだろう。

 ボッスンは弁解をどうするか考える。

 しかし、椿の話はまったくの見当違いであった。

「北高の生徒達がうちの学校をうろうろしていたと、丹生と浅雛から聞いている。もはや君達の関わりか何かじゃないだろうな」

 ボッスンはあっけに取られ、しばらく考えてから、

「あいつらは北高SOS団と言ってな。俺達の活動に興味があってこちらに来たのさ。俺達は何もあいつらに手を加えてねえけれど」

「それならばなおさら問題だ」石頭の椿は頭を振り、貼り紙を見て「他校の生徒が、うちの学校にこれ以上迷惑をかけてもらっては困る。これから北高に行くというのなら、僕もついていくぞ」

「おい椿」ボッスンはいくらか煙たそうに、「お前もついていくのか? 生徒会の仕事はどうするのよ?」

「安形会長に許可はもらった。その北高のSOS団の責任者を説得して、うちの学校に近づくのをやめてもらう」

 近づくな……はやり過ぎな気もしなくもないが、まあ迷惑といえば迷惑はかけている。

 とはいえ、昨日の現象はあいつらの力だけで起こせそうなものではないが。

 てなわけで、スケット団の面子のほかに、結城さんと椿を連れて、5人で北高に行くことになった。

 

 

 ここは北高のSOS団アジト。

「ハルヒ! 今日はどんな活動をするんだ!?」

 チュウさんの薬でうってかわってハイテンションになったキョンが、ハルヒの机の周りを小走りに回って高い声で言う。

「今考えてるのよ! 気が散るからやめてよね!」ハルヒは頭を抱えてため息をつき、「……はあ、キョンがここまでウザくなるとは思ってもみなかったわ」

「普段がああですからね。でもまあ、涼宮さんの考えには賛成の意を表するでしょうし、イエスマンがまた増えてよかったんじゃないんですか?」

 傍らの古泉がフォローをかける。

「あ……キョン君、お茶です……」

「ありがとー!!」

 恐る恐るお茶を差し出す、紫と白のメイド姿のみくるに、甲高い声でキョンはお礼を言うと、ぐいっと茶を飲み、

「あつ! あつ!」

と舌をやけどして茶を冷ましている。

 アジトの端っこでは、相変わらず長門が気にしない様子でノートパソコンを動かしていた。

 トントン。

 アジトの扉からノックがし、「あけるぞー!」という聞き覚えのある声。

「どうぞどうぞー!」

 にっこりしながらキョンが足がもつれそうなほどの駆け足で入り口に近づく。

 がらり。

「ようこそー! わがSOS団へー……って、あれ?」

 甲高い声を出したキョン。そのハイテンションが一気に下がる。

 他のSOS団の面子は目を疑った。

 スケット団の3人。それと、不気味な女性と怖そうな男子生徒が1人ずつ。

「この人、僕達を見ていた人だ……」

 古泉が不気味な女性を見てひやりとなる。

 怖い男子生徒が、ずいっと前に出る。

「ひっ!!」

 その威圧的な雰囲気を感じて、みくるがハルヒのうしろに逃げる。

「な、何しに来た!?」

 ずいっとキョンも、みくるをかばうように仁王立ちに。

「僕は開盟学園生徒会副会長の、椿佐介という。

貴様らがうちの開盟学園に勝手に出入りしていると、うちのものから連絡があってな。我が校に迷惑をかけるだけだから、やめてほしいと責任者に訴えに来たんだ」

 抑揚のない冷徹な椿の声。

「な、なに言ってるんだ。俺たちは何も開盟学園に迷惑はかけてねえよ。それに『貴様』って何だ!?」

 キョンが手をパタパタと振りながら言う。

「私がSOS団団長、涼宮ハルヒだけど! SOS団は面白いことを探すのが部活の内容!」ハルヒは腕組みしながら前に進み出て、「スケット団の活動が面白そうだったんで、放課後を狙ってやってきたのよ!」

「愚か者!! それならばなおさら問題だ!」椿もずいっとなじり出てきた。「自分たちの楽しみのためだけに、他人、それも他の学校に迷惑をかけるとあってはな!!」

 スケット団はついていけない様子ではありながらも、冷静に聞いている。

 まあいささか迷惑であったことは確かだったからな。おまけにその後奇妙なあの事件ときた。

 しばらく、ハルヒと椿はにらみ合う。

「まあまあ2人とも、お茶でも飲んで落ち着いて……」

 苦笑いしながら古泉はお茶を入れようと踵を返した。

 するとハルヒの背後から、みくるがちょこんと進み出て、

「あ、あ、あ……」例のごとくおびえながら、「わ、わ、私達、SOS団は涼宮さんの元でいろいろなボランティアもやってるんですよ。まあクラスメイトからの頼みを受けて、ですけど……」

「本当か?」

 みくるの方を向いた椿は疑わしげだ。

「ほ、ほら……」

 みくるがメイド服のポケットから、写真を取り出して見せる。

 彼女が老人ホームで雑巾がけをしているシーン。お年寄りと話すシーン。老人たちとゲームをするシーン。

 本来これはSOS団ではなく、みくる個人がやっているボランティアなのだが、うまくみくるはSOS団全員がやっていることだとごまかそうとする。

 椿の目が、急にきらりとなり、

「ほう……。君達は老人ホームでボランティアをしているのかい?」

「え、ええ……」みくるは引きつった笑顔で頷き、「この前開盟学園に来たのも、掃除のボランティアができないかと思って……。学校の先生には断られちゃったけど……」

 苦し紛れの方便を使う。

「おお!! 君たちはすばらしい部を結成しているんだねぇ!!」

 椿の目は急に輝き、表情もほころんだ。本当に感動しているらしい。

「ころりと変わるな。単純かこの男……」

 ハルヒは唖然として呟く。スケット団もあきれ気味である。

「てなわけで、うちのSOS団がいかにすばらしい部活か、わかっただろう!!」

 腰に手を当てながら、キョンはえらそうにふんぞり返った。

 そのえらそうな態度を椿は気にしながらも、

「ああ、貴様がちょっと浮かれ気味なのは気になるが、SOS団とその活動を僕は祝福することにしよう。ボランティアのためにうちに来るというのなら、うちに来てもかまわないことにする。

生徒会の活動もあるから、僕はこれで」

「おい、いいのか椿!?」

 ボッスンが呆気にとられているが、椿は満足気味の表情で、SOS団アジトを出て行った。

 しばらく、沈黙が流れる。

「あっさり信じ込んじゃったみたいね」

 ハルヒは呆れながら椿を見送る。

「これで、いいんだろうな……」

 ボッスンはぼそりとつぶやく。

 しかし、ハルヒのほうはすぐににっこりして、

「それにしてもみくるちゃん、気が利くじゃない!!」

「さすが、俺の憧れの人だけはある!!」

 キョンがすぐそれに同調し、笑いながらバンバンとみくるの肩をたたく。

「あ、ありがとうございます……」

 みくるは顔を赤らめて縮こまる。

「おいキョン、今日のお前は妙に浮ついてるな」ボッスンが目を丸くしながら言う。「SOS団本部だといつもこうなのか?」

「いや、ちゃうと思うで、ボッスン」ヒメコは唖然としながらも、「何でキョン君、こんなんなったん? チュウさん……中馬先生のあべこべ茶か?」

「あ……。よく分かったわね……」

 ハルヒは顔を赤らめ、目をそらしながら、言った。

「僕たちにあのお茶を飲ませたということで、彼にも同じ経験を味わってもらおうとしたわけですが……少々羽目をはずすまでになっちゃいましたね」

 お茶を持ってきながら、苦笑いでフォローをする古泉。

「ま、とにかく、キョンがこれだと話しにくいわ。何とか元に戻せないか?」

 ボッスンが問いかける。

「……分かったわよ」

 ハルヒは半分残念そうに、半分納得しながら、ポットの脇にあるペットボトルを取った。

 

 

 残ったあべこべ茶をキョンに飲ませる。

 15分ほどで、キョンの雰囲気はいつものけだるげな感じに戻った。

 最初は彼、わけがわからないようだったが、やがて先ほどの行動を思い出し、

「ああ、ヒメコさんにかっこ悪いところ見せちまった……」

 両手に顔をうずめてつぶやく。

「まあまあ」ヒメコはキョンの肩にそっと手を置きながら、「チュウさんの薬のせいやし、別にええやないの」

「そうですよ。それに性格も元に戻ったし、いいじゃないですか」

 古泉もうなずきながら、キョンにお茶を持ってくる。

「あのねえ……」先ほどまでおとなしくしていた結城さんが声を上げる。「私の依頼、みな忘れてない?」

「いや、忘れてるわけじゃねえけど、ちょっとごたごたして。すまなかったな、結城さん」ボッスンは結城さんに頭を下げると、「こいつはうちの同級生の結城澪呼。オカルト現象が好きで、昨日開盟学園で起きたあの怪異現象にもすごい興味があるんだ。あれはいったい何なんだ? お前達とかかわりがあると思ってさ」

「怪異現象? 何それ?」

 再び団長の席に座ったハルヒは、腕組みをしながら嘯く。

「ほら、うちの開盟学園が死んだ色になってさ、青い巨人が学校を破壊してさ。お前たちがやってきて、青い巨人を退治したこととかさ」

 ボッスンがやつぎばやぎに話す。

「え……? 何でそれを……?」

 キョンは瞬きをし、自分のほうによってきた長門に視線を向ける。

「たぶん、何かのきっかけで記憶がよみがえったんだと思う。こうなっては記憶はもう消去できない」

 長門は小声で言う。

「ほら、この人とこの人が青い巨人を退治していたの」結城さんが古泉と長門をかわるがわる指差し、「常人とは思えない力でねえ。決定的瞬間の写真もあるのよぉ」

 団長の机に、例の写真を置く。

「写真……」

 キョンが唖然とする中、SOS団の皆が結城さんの出した写真を覗き込むと、これは間違いなく、昨日の出来事。

 古泉がエネルギー弾を投げるシーン。長門がとび蹴りを食らわすシーン。

 古泉と長門が、閉鎖空間に包まれた開盟学園の中で、神人を退治する決定的瞬間を捉えたものだった。

 おそらくこの写真を見せられたことで、スケット団の記憶がすべて蘇ったのだろう。

「やっぱり撮られていたか」

 古泉の笑顔が消え、長門のほうに視線を向ける。

 彼女は相変わらず動じていない。

「分かった」キョンは真剣な表情になると、「全部話そう」

「待ってください。涼宮さんもいるんですよ。それにこの人たちが信じるかどうか」

「……まあ、ハルヒ自身は信じないだろうし、こいつらには本当のことを話さないといけない気もするから」

 止めようとする古泉に、キョンはそう言って抑える。

「どっちにしても臨死体験以上の新たなオカルト現象を知ることができるいい機会ね。ふぅーはははは!!」

 オカルト好きで、開盟学園でもオカルト研究会を作って活動している結城さんは、高らかに笑う。

 その不気味な笑いに多少引きながらも、キョンは訥々と、解説を始めた。

 

 

 キョンはハルヒと自分たちのことについて、あけっぴろげに話した。

 昨日開盟学園を取り囲んだのは、閉鎖空間という不思議な空間だということ。

 その中でハルヒのフラストレーションを受けて、神人という青い巨人が内部の物体を破壊すること。

 写真のエネルギー弾は、古泉の超能力者としての力ということ。

 長門は宇宙生命体によって作られたアンドロイドで、常人を超える力があること。

 そして、ハルヒには世界を変える力があること。

 ハルヒの感情によって、世界が変化するということ。

 古泉と長門、そしてみくるはそんなハルヒを監視するためにSOS団にいること。

 スケット団と結城さんはキョンの説明を聞き終わった後、

『あまりに非科学的だ。信じるに値しない。俺は眉唾物のオカルトが嫌いなんだ』

 オカルトが嫌いなスイッチは、あからさまに否定。

「おいおい、だから俺の声で冷たいこというなっての」

 キョンは毒づいた。

 しかしスイッチとは異なり、ボッスンはこの怪異譚を信じていた。

「どっちにしてもあんたが原因か」とハルヒに詰め寄るヒメコを抑え、

「信じるか信じねえかじゃなしに、ともかくもあれは本当に起きた現象だったからな。うちの学校も個性的な連中ばかりが多いけど、涼宮にそんな力があるとは思っても見なかったぜ」

「ま、信じられないでしょうけど」

 古泉が再び笑顔になる。多少引きつってはいるが。

 ハルヒは横からその話を聞いて、やはり不機嫌にはなっているようだ。

「どっちにしてもよ」ボッスンは腕枕をしながら、「ほんとおめえらおかしな集団だな」

「今更何言ってるんだか」

 キョンはぐるりと目を回して言う。彼にしてみれば、もはや慣れた、というような感じである。

「あんたたち、気に入ったわぁー。ぜひともうちのオカルト研究会に入ってほしいけど、学校が違うし無理でしょうねぇー。

それに古泉君と長門さん。あなたたちはぜひともゲストとしてきてほしいわぁー。そして超常的な技を披露してもらいたいわぁー」

 古泉は苦笑いしながら、

「いや、僕は閉鎖空間以外では普通の人間と変わらないんですよ。長門さんもその気にならないと力を出さないですし」

 そういいながら長門を見ると、相変わらずの無表情で、何もしゃべらない。

 結城さんはSOS団がすっかり気に入ったようだ。もともとあの現象が起きてからかなり気にしてはいたようだが。

「いや、ちょっと貴方はもう少し普通にしゃべってくんない……。オカルト研究会ってのは入ってみたいし、貴方達の研究しているオカルトってのも知りたいけれど」

 ハルヒはドン引きしながらも、手を振って結城さんに応対した。

「オカルト研究会と私個人のホームページを教えるから、チェックしてねぇ」

 メモ帳を切って、結城さんはそこにオカルト研究会と自分のHPのアドレスを書き込む。

 ハルヒは多少半信半疑になりながらも、そのメモを受け取った。

 

 

 帰り支度をするスケット団。

 ボッスンは、キョンの言葉が真実なら、こいつの機嫌をとらなければと思い、

「ま、涼宮の機嫌を取らないと世界が持たないというのはわかった。てなわけで涼宮さん、とりあえずアドレス交換してメールでもしよう。それと、何か注文とかありますかいな?」

「私に世界を変化させる力があるぅ? 世界がひっくり返ってもありえないわよそんなもん!」ハルヒはボッスンとメールを交換しながら、むくれて否定したが、急に何かを思いついて、ハイテンションな感じで、「あんたたちの部の顧問、チュウさん、って言ってたわよね」

「は? 何で知ってる?」

「初めて開盟に行った時チュウさんに会ってね、常日頃からいろんな薬を作ってるから、もしよろしければ実験体になってほしいと言われたのよ。これもボランティアの一環よね」

「そうなんかいな……」ボッスンは、もういいや、という感じで、「新しい薬がもうすぐできるっていってたなあ。実験体は誰でもいいって言ってたぜ。

涼宮、お前実験体になってみるか?」

「なるなる! チュウさんってドラえもんみたいよね! 

今度はどんな薬なのか楽しみだわ!!」

「おいおい、どんな薬かもわからねえのに、実験体引き受けて大丈夫なのか?」

 キョンが礼のごとくたしなめる。

「なんでも、今度は体を変化させるだって話だぜ。俺は遠慮しておくけどよ。」

「体質変化!?」ハルヒはガッツポーズで立ち上がり、「飲みたい、飲みたい! そんな世紀の発明品を見て、飲むことを希望しない人はいないでしょ!」

「そのとおりですね」

 古泉はいつものごとくイエスマンのポーズ。

「はいはい、勝手にやってくれ……」

 ボッスンはため息をつきながらぼやいた。

 キョンは礼のごとく、やれやれとつぶやいた。

 どうなることやら。

 

 

続く

 

 




 とりあえずこの話は間話といった感じです。
 少しずつネタを考えながらつめているというような感じです。
 ようやくボッスン・ハルヒメインの話も書けそう。
 みくるが老人ホームでボランティアをしているというエピソードは、没案になった『SOS団とスケット団が、同じ老人ホームでボランティアをする』という案から考え出したものです。

 それにしてもハルヒワールドとスケダンワールドのコラボで行ったけど、『キャラの性格とポジション』をあまり考えなかったのが、ストーリー作りが難航した原因かな。
 前作はキャラクターをどうするか(原作のある程度の部分は押さえつつも)、誰にどんなことをさせるかが結構決まっていた感じだし。(梓は完全な失敗だったけど。)
 これから要精進といった感じです。
 1対1の組み合わせは変わってないし、これといって強調しているわけではないけれど、それをメインにした話も考えなきゃね。

 てなわけで、これからもこの小説をよろしくお願いします。
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