カラカルが作ったセキュリティプログラム。
ウイルスや不正アクセスを感知すると、ユーザーに警告を出し、侵入してきたウイルスを食い、そのコードをアレンジすることで、自分の能力を上げる。
不正アクセスの場合はアクセス元に侵入し、プログラムを片っ端から食い尽くす。
そして、さらに成長する。
Crystal crasher
ハッキングツール。
アメラニア陸軍で使用されている。
ガードドッグにはウイルスの側面もあったため、このソフトを使った。
2099年1月3日
カラカル視点
私はバイト先に辞表を出し、ホワイトハッカーに転職した。
事前に«情報処理点検並保護関連技術者レベル2»と«情報処理国防防諜関連技術者レベル4»と«外交機密保護技術者レベル8»という資格を取っておいたため、すんなりと転職が出来た。
私はその翌日に出勤した。
「あっ。社長! これからお世話になります。カラカルです。」
「そうか。是非とも来てほしいと前から思っていたよ。初めてで悪いが、君にはあるクラッカーを追ってほしいんだ。」
「たしか、AGIBIATSUYUですよね?」
「そうだ。今回の事件はAIではない。これ程、特徴的なハッキング方法ができるのは人だけだ。現在のネットワークは使えない。オールドネットワークを使用してくれ。」
「了解!」
私はそういって、自分のデスクに行き、端末を起動した。
「ハッキングの方法は分かるな?」
「はい。たしか、«Crystal crasher»を使うんですよね?」
「そうだ。よくわかったな。なぜ知っていたんだ?」
「昔、高校生の時にガードドッグというセキュリティプログラムを作った時にこれを使いました。」
「そうか。あとで、ガードドッグのコピーを送ってくれないか? こちらのセキュリティ向上にも役立てたい。」
「分かりました。」
私は«Crystal crasher»を起動し、コードを書き込んだ。
まずは、オールドネットワークへの裏口からのアクセスだ。
裏口は確か···
あった。
«old125-tj_mi@net»をクリックすると、画面に樹形図が展開した。
ここから、犯人を炙り出していく。
私はコンピューターに音声で指示を送った。
「コンピューター。アクセスコードJirlp-kj+2jpk/s@bとアクセスコードIpjlj-25qr#tを結んだラインにセキュアライン«power»を引け。」
「コマンドを認証しました。実行します。」
「樹形図内を全てスキャンしろ。」
「コマンドを認識しました。実行します。」
20分後・・・
端末が突然、警告音を鳴らした。
「警告。脅威となるアクセスを確認しました。追跡しますか?」
「追跡を開始。端末の位置を取得しろ。」
「了解。」
そして、端末が指し示したのは・・・
「なっ・・・」
そこは、ジャマニア陸軍の軍事基地だった。
つまり、ジャマニア軍の攻撃か。
となると、かなり厄介だ。
「社長! これをみてください。」
「なんだ? なっ・・・」
「どうしますか?」
「とっ、とにかく、JPIPSB(ジャパリパーク情報処理保安局)に連絡しろ。」
「了解しました。」