ジャパリパーク国防省が規定している危険度のレベル。
規定はデフコンと同じ。
デフレベル4-1は警戒態勢。
陸海空軍に総動員令が発令される。
2099年1月4日。
カラカルからの連絡を受けたジャパリパーク情報処理保安局はジャパリパーク国防省へデフレベル4-1の発令を要請。
デフレベル4-1の発令は第三次世界大戦以来であり、対応に追われることとなった。
さらに、イースタシア軍やアメラニア軍にも連絡が行き、これらの国々でも総動員令が発令された。
その頃、西太平洋では···
アメラニア
ハワイ諸島沖
ハワイ諸島沖では、遠坂艦長率いるジャパリパーク国家連邦海軍第七艦隊とラリー艦長率いるアメラニア海軍第一艦隊が展開していた。
遠坂萌視点
私たちはアメラニア海軍第一艦隊と合流。
西太平洋に展開していた。
近くには、オアフ島の真珠湾基地があり、100年ぐらい前に我が軍と旧大日本帝国海軍が攻撃した場所だ。
私自身、第三次世界大戦の後に生まれたので、そもそも第二次世界大戦を体験したこともない。
ネットで初めて知ったぐらいだ。
「艦長。イースタシア軍より連絡です。」
「おっと。考え込んでいたようだ。何かね?」
「はい。イースタシア軍より連絡です。4か月ほど待とうとのことです。」
その連絡はあまりにも不自然なものであった。
「おいおい。向こうは何を考えているんだ?」
「分かりません。少なくとも、向こうは何かいい案が浮かんだのでしょう。」
「そうか。太平洋の警戒のみにしておこう。」
実はこの5分前、イースタシア政府では、非公開の会議が行われたのだ。
イースタシア 東京
イースタシア国防省
ジャパリパーク海軍第七艦隊への入電の5分前
ジャパリパーク海軍第七艦隊への入電の5分前、国防省の会議室では、国防省関係者が今回の事態について話し合っていた。
「アクセス元はどうみても、ゲルマニア軍だ。ゲルマニアへの宣戦布告を提案する。」
「私もだ。」
そんな中、ただ一人だけ別の意見を言ったものがいた。
「失礼します。私は宣戦布告に反対です。」
そう言ったのは、国防省の中でも、あまり冴えない人であった。
「おいおい。もう、ゲルマニアがやったことは明確なんだぞ。何で・・・」
「コンピューター。アクセスファイルを開け。」
«了解しました。»
彼がコンピューターに指示を送ると、会議室の前の方にあるスクリーンに樹形図が表示され、
それを中心に素人には難解な内容が書かれたウィンドウが表示された。
「これをみてください。これは、ゲルマニア軍のアクセス記録です。確かに言ったとおりの時刻にアクセスが行われています。」
「そりゃそうだ。奴らがやったんだからな。」
「いえ。実は、ゲルマニア軍のサーバーが何者かから、不正アクセスを受けた痕跡がありました。」
「ゲルマニア軍が偽造したのではないか?」
「いえ。現代の技術では偽造することは不可能です。アクセスファイルの改竄をするときに必要なヘロルド暗号を解くには300年以上掛かります。」
「不正アクセスはどこから行われているんだ?」
「実は全てイマジネーションコンピューターなのです。イマジネーションコンピューターは自分のコンピューターを隠すためのものです。それに、イマジネーションコンピューターだけでネットワークを構成することは不可能です。さらに、未知の暗号を発見しました。」
「どういうものだ?」
「暗号文だけ読み上げますと、«IhiehIlpws/jmpm-596jqqlpmipt.hhl?m?.l?nim»というものでした。」
彼の言葉を聞いて、会議室にいる全員が頭を掻いた。
「これは全く規則性が読めない。」
「どういうことだ?」
「ただの文字の羅列ではないのか?」
会議室は大騒ぎだ。
難解な暗号をいきなり目の前に出されたのだ。
無理もないだろう。
そうして、全員が考え込んでいる中、彼はこのように言った。
「どうですか?」
その声に全員が我に返った。
「あ、ああ。そうだな。宣戦布告はしないようにしよう。ただし、第七艦隊には太平洋の警備をさせておけ。デフレベルは?」
「4-1です。」
「そうか。デフレベルを緊急パトロールの3-1まで下げてくれ。」
「了解!」
ヘロルド暗号
エニグマとヴィジュネル暗号とシーザー暗号と格子問題(500次元)を組み合わせたようなもの。
ピタゴラス数を使って解く。
解き方?
そんなものは知らん。
イマジネーションコンピューター
架空のIPアドレス。
これによって作られたネットワークをイマジネーションネットワークという。
イマジネーションコンピューターの管理には非常に高い技術力が必要であり、ハッカーが好んで使うことはない。