教皇は聖女をやめられないっ!   作:転移装置(未完)

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書きたいところまで書けなかったのでもう一話追加します
アリアナやロゼンジの持つ能力やらなんやらも紹介したいんですがね
あ、そうだ。 友人が書き始めてくれたんですよね

いちごスペシャル美味しい


第ニ話

昼頃 どこかの草原ー

 

時を遡り、プロローグ直後の出来事を見てみよう。

機械の暴走に巻き込まれてしまったアリアナは、戻りつつある視界を頼りにフラフラしながら立とうとしていた。

 

「ウグッ…クソ、気分が悪いぜ…… 」

 

頭を抑えながらもなんとか立ち上がりつつ悪態を吐く。 それもそうだろう、なにせ本来なら今頃グッスリ眠っていたはずだからだ。

 

「にしても…ここはどこだ? 今は確か夜のはずだが真っ昼間だしよぉ 」

 

そう言いながら周囲を見回すが、人工物は全く見えない。 昼間になっているのも不思議だ。 まさか反対側にでも出てしまったのだろうか。

 

「とにかく先ずはロゼンジに事情を聞かなくっちゃあな… 何がなんだかさっぱりだぜ 」

 

そう言いながら体に染み付いた動きでポケットを探るが、そもそも彼女は寝起きであり、寝間着のままであった。

 

「電話が…ねえ……。 電波があるかも怪しくはあるが有ると無いとじゃ全然違うだろうがよぉ 」

 

随分と弱気であるが、それも仕方がないことなのだ。 彼女は本来誰かを揶揄う…間違えた。 話すことこそを大事にしており、そこに生き甲斐を感じる程の会話中毒であった。

 

「どうすりゃいいんだ… 動くのは得策じゃねーだろーし、かと言って何もしなけりゃ飢えて死んじまう。 うーむ…詰んだか? 」

 

などと気丈に振る舞っていると、どこからか雑音が聞こえてくる。 その雑音は少しずつ大きくなっていき、しかし突然ブツッと途切れた。 しかし、その後少しして声が聞こえ始めた。

 

「あーあー、もしもし教皇、聞こえてる? 」

「おぉ! 案山子クン! なんで声だけ? 」

「昔作っておいた通信機を即興で改造してね、キミに直通の通話機にしたんだ。 少々焦ったけどなんとかなると思うよ、多分」

「多分が無ければ嬉しかったんだがなぁ。 まあいいや、状況説明お願いしてもいい? 」

 

その声は仲間の一人、ロゼンジのものだった。 途端に生き生きしだすアリアナは、しかし冷静に情報を集めようとする。

 

「まず、あの機械について説明しようか。 あの機械は拠点ごと別世界へ転移させるための装置の試作版なんだ。 不具合の原因は転移させるものを置く台座への接続不良で、そのせいで教皇が巻き込まれちゃったわけだね」

「そりゃ楽しそうな機械だが… それで、戻れんのか? 眠気は覚めちまったけど、それとこれとは別問題だぜ? 」

「確かに、今教皇寝間着だしね。 で、質問の答えだけど…多分、暫くは無理だと思う」

「………まあしょうがないか。 不具合が原因の事故ってなると、中々どうして難しいってとこか。 つか、寝間着なのはしゃーねーだろ。 変えの服すらねーんだからよ 」

 

ジャージとかならまだしも、着ぐるみパジャマなのがシュールである。

それはそれとして、どうやらアリアナはそこまで変えの服がない事を重く受け止めてはいない様子だ。

 

「いや、帰還用の転移装置の作動は今も続けているんだ。 今回はしっかり確認しているし、色んな方法で試してる。 なんなら転移の反応自体はしっかり成功しているんだけどね 」

「あん? ならなんでワタシはこんな原っぱん中で立ち尽くしてんだよ」

「それが全くわからないんだ。 今回ばかりは機械の不具合じゃ無いんだけどな…… 」

 

原因はサッパリわからないが、どうやらすぐには帰れなさそうだと察しゲンナリした顔を浮かべるアリアナ。

そんなアリアナの心情を知ってか知らずかロゼンジは自分がサポートに回る事、アリアナ側からもそちらの世界に原因が無いかを調べて欲しいことを伝え、最初の助言として真っ直ぐ進むようにと残して黙り込んでしまった。

どうやら通話を切られたらしい。

 

「案山子のヤツめ、言うだけ言って消えやがった。 とりあえず、言う通りに真っ直ぐ進みますかねえ…… 」

 

 

言い忘れていたかもしれないが、これは教皇を名乗る普通の変人が、この世界の住人を掌の上で転がしてやろうとするも、勘違いに勘違いを重ねられ、やがて聖女と祭り上げられる話である。

 

…………ついでに、なんとか聖女という肩書きから逃げ出したいアリアナの奮闘記でもある。

 




ここまでアリアナまだ寝間着である()
悲報なんですが、とあるゲームにハマった友人は以前書いた分をちょっといじってゲームを始めてしまいました
違和感を感じたところの指摘や誤字脱字の報告、アドバイスや感想など、お待ちしております。

スーパーカップ超バニラ大好き
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