教皇は聖女をやめられないっ! 作:転移装置(未完)
戦闘描写むず過ぎません?
ということで戦闘回&アリアナのスペックのチラ見せです
昼頃 草原ー
「〜♪」
アリアナは歌を口ずさみながらロゼンジに言われた通りに真っ直ぐ進んでいた。
しかし景観は一切変わらず、一面草しか見えない。 もうなんかそういう呪いにでもかかってやしないかと不安になり始めた頃、アリアナの耳が微かな音を聞き取った。
「んっんー、これは多分…獣だな? それも結構大きいヤツだ。 案山子クンの言っていたのはコレっぽいかな…? なら、この世界のチカラってヤツを試してみようか…!」
そう言って好戦的な笑みを浮かべたアリアナは何処から取り出したのか仮面を持ち、それを被った。
変化は突然だった。
仮面を付けたアリアナを霧が包むと彼女の姿は見えなくなり、霧が晴れた後に立っていたのはシスターのような格好をし、仮面を付けたアリアナだった。
彼女が手を前にかざし手繰り寄せるような仕草をすると、突如アリアナの目の前に天を貫くような反り立つツノを持つ熊が現れた。
熊は急に現れた存在に驚いた様子を見せたが、それが女だと気がつくとニタァとした笑みを浮かべどういたぶってやるかを考えているようだ。
「異世界転移したら初対面が獣とは、運命も中々にテンプレを分かっているではないか。 さて、転移による能力の不具合のチェックといこうか。
何も無いのが一番いいが、こういう場合だいぶナーフされているか馬鹿みたいに強化されているかだからな 」
メタ視点からの発言ではあるしふざけた雰囲気ではあるが、しかしアリアナは一切の気を抜いてはいなかった。 なぜならば、彼女は未知こそが最も恐ろしいという事を知っているからだ。 情報も碌に無い相手にナメてかかって痛い目を見た愚者を何度も見てきたからだ。
「まずは身体能力のチェックと行くか。 簡単にやられてくれるなよ…ッ! 」
そう言うと何処からか槍を取り出し、身体をバネのように引き絞って反動で熊に突き掛かる。 まるで流星の如き一条の光となった極致を思わせる一撃は、しかしそのツノによって打ち上げられる。 大きな隙を晒したアリアナにその凶爪が迫るが、彼女は槍を蹴り飛ばす勢いで距離を取り回避する。
「筋肉と関節は今までと同じ感覚で使えているように感じるな。 瞬発力も申し分ないし、反射神経もしっかり働いている。 スタミナはまだわからないが、あれだけ歩ければ問題無いだろ。 身体能力的な問題は今のところ無し…か 」
今の攻防にも驚きだったが、先程の一撃だけでそこまでわかるとは中々のものである。
熊には既に油断は無く、しかし引く気も無いようだ。
「じゃあ、確認を続けようか。 次は能力だが…さて、どうやって試すべきか……そうだ 」
そう呟くとアリアナを再度霧が包み、霧が晴れた後に立っていたのは仮面を外し、ロゼンジと寸分違わぬ姿をしたアリアナであった。
自身の身体を見回しどうやら満足したらしいアリアナは、よしと呟くとまた仮面を付け元の姿に戻ると突如ナイフを取り出し、それを熊に投擲した。 どう見てもただのナイフだったはずのそれは、熊に突き刺さる直前に姿を消す。 ナイフを弾こうと振るった腕は空を切り、周りを見渡そうとしたその時。 熊の真上から最初に投げた量の30倍を超える数のナイフが降ってきた。
熊はなんとか自身を守ろうと腕を頭上に交差するが、しかしナイフの雨は熊に着実にダメージを与えていた。
そしてやっとナイフの雨が止んだところでアリアナが指を鳴らすと、ナイフが熊に付けた傷が腐っていき、熊は最期の抵抗とばかりにアリアナに迫るがしかし、その爪が彼女に届くことは無かった。
「能力の変化も特に無し。 この熊がこの世界においてどれ程の強さかはわからないけど、この感じならなんとかなるかな 」
そんな惨状を作ったアリアナは、そう言って気楽そうに伸びをして見せた。
初めての経験でしたが、中々に楽しかったですね
まあ、次回は未定なんですが……
アドバイス、感想などいただけると嬉しいです。(来んけども)
現地住人とも接触させたいしロゼンジ君もまた出したいんですがね…
ネタがね……