短編ものから始めてみようと思います。
慣れてくれば文字数を増やしていきたいと思いますのでよろしくお願います。
私は全部から逃げた。
お父様もお母様も、未来の王女の為の教育を武芸を作法を習わせてきた。
私の為じゃない。
私じゃなくて、父上も母上もみんな立派な王女がほしいだけ。
「○○、貴方は立派な王女になるのよ」
王女ってなに?
「そうだぞ!○○、あの剣に認められたお前ならこの国を救うことが出来る!!」
救う?私が?
「王女様が居ればこの国は安泰だ」
知らない
「そうだな!頼もしい限りだ!」
やめて
そんな目で...
「王女様これからお勉強のお時間です」
「王女様次はお食事のマナーでございます」
「その次は剣のお稽古」
「その次は...」
そんな目で私を見ないで!!!
自分を見ているみんなの目が何か狂気的な視線に感じられ恐怖してしまった。
まるで私じゃない何かを見ているみたいでとても怖かった。
(王女...王女...王女そんなものになりたいわけじゃない!!)
耐えられなかった。
(私は私だ!!私は○○だ!!)
だから私は逃げた。
皆が寝静まった時間を見計らい、私は駆け出した。
どこに行こうなんてのは考えていない。
ただ一刻も早くこの国から出たかった。
その気持ちが私を突き動かしていただけだった。
その結果..........
気づいたら知らない森の中に居た。
一度も城から出たことのない私にとってここは未知の場所であり、夜も更けてきて薄暗い森の中周囲から聞こえる謎の獣の唸り声、疲れもありどうしていいかわからないこの状況で私はその場に座り込んで泣くことしかできなかった。
もういっそこのままと考えている、そんなとき不意に声をかけられた。
「こんな所でどうして泣いてるの?どこから来たの?」
(どうして?わからない。)
「悲しいの?」
(かなしいって何?)
「寂しいの?」
(さびしいって何?)
「おうちは?」
(それも、わからない)
始めて城から出て、見たこともないような森に入ってしまったのだ。どこから来たのかもこれからどうしていいのかも彼女には何も理解ができていないのだ。
「そっか。なにも分からないんだね」
(わからない)
私は、頷く事しかできない。
「そっか...」
そう呟くとその人は何か考え始めたのか喋らなくなった。
自分の生きる意味も理由もわかりたくなかった。そんなことを理解してしまえば私が私じゃ無くなるような
感覚に陥ってしまう。そんなのは嫌だ。
ならいっそこのまま何もわからないまま.......
「なら、私とおいでよ」
え?
呆然としてる私の頭を撫でながら彼女は言った。
「これから分かっていけばいいんだよ。分からないことを探求して、理解して、作ることが私の使命だから
ね」
君は...?
「私?私はね...」
これは王女になる前の彼女と宮廷一の錬金術師になる彼女の昔話。
この続きを書くかはもう少し後になってからにしようかと思います。
他の方たちも書きたいのでよろしくお願いします。
この人達を書いてくれ!!というのがありましたら意見、アドバイスよろしくお願いします。