日本国召喚 独立艦隊の奮闘   作:yyyyyyyyyyyyyyyyyyy

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ここは原作と何ら変わりありません。
飛ばしていただいても問題はないと思います。
日本は次回から登場させるつもりです。
よろしくお願いします。


序章
第1話 遭遇


ここは三大文明圏外から遠くはずれた、大東洋と呼ばれる海域。 

そこには、決して大きくはないが大陸があり、ロデニウスと呼ばれていた。

この大陸には、肥沃な土地を持つクワ・トイネ公国、砂漠が広がる貧しい国、クイラ王国、そして最も広い土地と人口を誇る覇権国家、ロウリア王国の3つの国がある。

 

近年、亜人排斥を唱えるロウリア王国が大陸の制圧を目論んでおり、平穏が崩れようとしていた。

 

 

中央暦1639年 1月24日午前八時ーーー

 

クワ・トイネ公国北東海域

 

この日はとても快晴だった。竜騎士マールパティマは、相棒のワイバーンとともに、警戒任務にあたっていた。だが、この方面は本当に何もなく、ただ海が続くエリアで、緊張が高まる隣国、ロウリア王国もこちらに姿を現す可能性は無いに等しい。空はいつもどおり静かだ。

 

 

今日も何事もなく帰還できそうだ。彼はそう思っていた。 ところが――。

 

     「ん?」

 

彼は向こう側の空になにかがいるのを見つけた。

 

だがここは辺境の海、そんなバカなと目を凝らす。しかし間違いなく何かが飛んでくる。

 

点のようだったそれは、段々と近づいてくるにつれ、

その姿が見えてきた。

 

「ワイバーンではない!?しかも羽ばたいていない」

 

彼はすぐに司令部に報告する。

 

「我未確認騎を発見、追跡し確認を行う」と。

 

未確認騎とすれ違う。

それは、ワイバーンよりも遙かに大きかった。

やはりその翼は羽ばたいておらず、4つの何かが猛烈な速度で回っているようだった。白い体に、赤い丸。

 

今までに見たことのないものだ。

愛騎を反転させ、追いかけようとするも、その騎はどんどんと離れていく。

生物として最速の235km/hを誇るワイバーンよりも速い。

 

信じられないことだった。

そもそもこの相手が生物なのかすら分からなかった。

彼は慌てて通信を入れる。

 

「司令部!!司令部!!!我未確認騎を追跡しようとするも追いつけず。未確認騎はマイハークの方へ向かったと思われる!警戒されたし」

 

報告を受けた司令部は大騒ぎになっていた。

ワイバーンよりも速い飛行物体が公国の都市マイハークに向かっているともなれば当然ではあるが。

 

万一攻撃されれば軍の威信に関わる。

何としてもそれは避けねばならない。

 

マイハークへの進入を阻止するため、ワイバーンが

次々と出撃する。

12騎のワイバーンは運良くその飛行物体と遭遇した。

撃墜のチャンスはすれ違う一瞬しかない。

 

「火炎弾の一斉射撃で撃墜するぞ!」と隊長が命じる。

 

ワイバーンの口に火が生まれていく。これをくらって落ちない飛竜はいない。

 

ところがその時、未確認騎は突如上昇を始めた。

 

猛烈な上昇速度で高度を上げていく。

 

すでに飛竜隊は最大高度4000mにあり、上がれない。

そのまま飛竜隊を置き去りにして、猛烈な速度でそれは

去っていった。

 

マイハーク防衛騎士団団長イーネは、空を睨んでいた。

聞けばこちらに向かっている飛行物体は飛竜よりも速く、見慣れない奇妙な姿をしているらしい。

しかし、相手は単騎であり、攻撃ではなく偵察の可能性

が高いと彼女は考えていた。

 

遠くの方から音が聞こえてきた。段々近づいてきている。腹に響く低くて恐ろしいような音だ。

 

やがてそれは姿を現した。見たことのない竜だ。

それは高度を落とし、旋回を始めた。

 

もはや領空侵犯は明らかだが、飛竜は遙か遠くにおり迎撃手段がない。

飛行物体は何度か旋回した後、満足したように北東へ

悠々と去っていった。 

 

 

クワ・トイネ公国議会 「蓮の庭園」

 

突然飛び込んできた前例のない事態に出席者達は皆頭を痛めていた。ただでさえロウリア王国との緊張状態にあるというのに、さらに訳の分からない事態だ。

 

「何か分かったことはあるか?」

  と、首相のカナタが問う。

 

情報分析部が手を挙げ、発言する。

 

「飛来した未確認騎は、第二文明圏の列強国、ムーの所有する飛行機械に似ています。ですが、未確認騎はムーのものよりも明らかに優速でした。

 

そもそも、ムーからここまではおよそ2万kmもはなれており、機体に描かれた模様もムーの物とは違いました。なのでムー国の飛行機械である可能性は低いと見ています。」

 

わかったことはこれくらいしかなく、まるで進まない。

 

 

その時、一人の若い外交官があわてた様子で部屋に駆け込んできた。何か緊急の用事だろう。

 

 「報告します!!!」

 

外交官が話し始める。内容は大まかにこうだ。

 

  ・今朝、公国領海に、超巨大船が現れた。

  ・巨大船には、日本という国の特使が乗っていた。

  ・日本国には、敵対の意志は無い。

  ・日本国は、突如この世界に転移してきた。

  ・それにより元の世界の周辺国との通信が途切れ、

   哨戒機による偵察を行った。その際、陸地を

   発見し、接近したが、それによって領空侵犯を

   してしまった。これについては深く謝罪する。

  ・公国との会談をしたい。

 

 ・・・といったものだ。

 

唐突すぎる展開、議会参加者の誰もが信じられないといった顔をしていた。そもそも国が転移するなど、現実だとは思えなかった。

 

しかし、列強国が持つような船や飛行機体らしきものを

所有しているのならば、日本の力は計り知れない。

 

そしてどうやら理性的な考えの国であるようなので、ひとまずその特使と会うことにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

  




ありがとうございました。

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