日本国召喚 独立艦隊の奮闘   作:yyyyyyyyyyyyyyyyyyy

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初めての建造です。ここから一気に船が増えます。なお、本作での建造は、ゲームとは違い建造完了までの時間は前もって分からない設定にしています。


第9話 新しい仲間達

新しくなった佐世保鎮守府は、施設拡張に伴って建造や点検を行うドックも新しく作り直された。空母用が3つ、戦艦用が4つ、巡洋艦用が5つ、そして駆逐艦用が9つ用意されており、それぞれ400m、350m、270m、200mの長さがあり、それ以下の全長の船ならば対応でき、必要であれば紀伊型の2隻も整備できる大規模な物だった。四人の提督は引っ越しの記念にと、景気付けの意味も込めて全ドックでの建造を行った。いつ完成するのかは誰にも分からないので、提督達は各自作業を進めながらその時を待っていた。

 

だが、事件は突然起きた。

 

 

数時間後突然、ドックの方から金属の軋む嫌な音が聞こえてきた。そして艦娘達の騒ぐ声が聞こえてきたので、提督達は急いでそちらに向かった。どうやら巡洋艦用ドックで何かが起きたようだ。視線をやると、なんと屋根がひん曲がってしまっている。近づいてみると、何やらとんでもないことになっていた。鋭い艦首がドックの壁を完全に突き破ってしまっていたのだ。そしてその艦首部分には、象徴的な赤い星が誇らしげに輝いている。

 

この光景には色々な船を見てきた彼らも度肝を抜かれた。今回の建造の責任者である吉川が恐る恐るドックに入ると、そこには戦艦と見間違うほどの巨体が鎮座していた。見上げていると中からは、予想通りソ連海軍のものと思われる軍服を着た一人の女性が降りてくる。どうやら彼女がこの船の艦娘のようだ。

 

「やあ、初めまして。俺はここの提督の吉川晃輔という。君の名前を教えてくれるか?」

と吉川が尋ねると、嬉しそうな顔をして彼女は答える。

 

「これは提督殿、お初にお目にかかる。私は『スターリングラード』と言う。よろしく頼むぞ。」

 

吉川は首を傾げた。

 

(名前と服装からしてソ連の艦船で間違いないな。艦橋の形を見るに戦後の設計だろう。だが『スターリングラード』という名前もこの船も知らない。未成艦か?)

と思いつつも

 

「自己紹介どうも、こちらこそよろしく頼むぞ。しかし君は本当に巡洋艦なのか?この船体の大きさもさることながら、積んでいる砲は30cmをどう見ても超えている」と、主砲を指さしながら吉川は聞く。

 

「ああ、確かに私の主砲は305mmだ。だが、少なくとも私は重巡洋艦として設計・建造されたぞ。まあ、同志スターリンの死によって中止されてしまったが。」

 

(なるほど...これはいわゆる大型巡洋艦だな、後で調べておこう。)

 

そんなことを考えながら、

「なるほどわかった。早速進水と行きたいところだが、君の船体が大きすぎてドックが壊れてしまった。とりあえず進水は修理と検査を終えてからにするよ。君はこれから多くの仲間達と過ごすことになる。これから鎮守府を案内しよう、ついてきてくれ。ああそうだ、ここにいる船の中にはかつての戦争で君達の敵だった国の子もいるんだ、だけどみんなそういうのは気にしていないから、わざと喧嘩をふっかけるようなことはやめてくれよ。」と軽口を叩く。

 

「はは、私は戦後の世代であるし、何より仲間が増えるのは嬉しいことだ。改めてよろしくお願いするぞ提督よ。」

 

と元気な返事が返ってくる。

 

「ああ。こちらこそ、今日から頼むぞ。」そう言い終えると二人はドックの外に出る。今日は快晴で、彼女は眩しそうに手を掲げる。

 

その場には周りで見ていた艦娘達が集まってきて、

「しれぇ!その人はだれですか?」などと次々に声をかけてくる。戸惑いながらも笑顔を見せるスターリングラードに、吉川も喜んでいた。以前よりも大所帯になっとたといえ新しい仲間の加入は頼もしい限りだ。彼女ならすぐに馴染むことが出来そうだ。結局この日の内に全てのドックから無事に新しい仲間が誕生した。合計21隻の内、スターリングラードを含む8隻が史実では完成しなかった軍艦であった。一通りの調査をすると、今日仲間になった船は以下の通りだった。

 

航空母艦

・ヨークタウン(ヨークタウン級、アメリカ)

・ランドルフ(エセックス級、アメリカ)

・白龍(改大鳳型計画案、日本)

 

 

戦艦

・ミズーリ(アイオワ級、アメリカ)

・ガスコーニュ(ガスコーニュ級、フランス)

・モナーク(キング・ジョージ五世級戦艦案、イギリス)

・アルミランテ・ラトーレ(アルミランテ・ラトーレ級、チリ)

 

巡洋艦

・スターリングラード(82型巡洋艦、ソ連)

・コルベール(C611防空巡洋艦、フランス)

・アラスカ(アラスカ級大型巡洋艦、アメリカ)

・プエルトリコ(アラスカ級計画案CA2-D、アメリカ)

・アンリ4世(C993巡洋艦案、フランス)

 

駆逐艦

・ジョン・C・バトラー(ジョン・C・バトラー級、アメリカ)

・エレット(ベンハム級、アメリカ)

・エパーソン(ギアリング級、アメリカ)

・ル・ファンタスク(ル・ファンタスク級、フランス)

・ヴァルミ(ゲパール級、フランス)

・ベルサリエーレ(ソルダティ級、イタリア)

・春雷(春雷級設計案、日本)

・北風(改秋月型計画案、日本)

・デアリング(デアリング級、イギリス)

 

 

吉川が図書室の資料を漁って各艦の情報を調べると、比較的第二次世界大戦後期の船が多く、強力な補強だということが分かった。スターリングラードに加え、プエルトリコももう少しでドックを破壊してしまいそうな大きさだった。スターリングラードは全長273m、満載排水量42300トン、そしてプエルトリコは全長268m、満載排水量は49000トンであり、やや幅が細いもののその規模は間違いなく超弩級戦艦レベルだ。どちらも主砲口径は305mmであり、少なくとも弩級戦艦程度の攻撃力があるのだろう。もうここまで来ると戦艦と巡洋艦の境界線が分からなくなってしまいそうだ。こんな物が実際に考えられていただなんて、彼女たちもある意味大鑑巨砲主義の申し子と言えるかもしれない。だが味方としては頼もしい仲間である。そう結論づけ、新たな艦娘達の着任式をすべく、部屋を後にした。

 

 

ひとまずこの建造を持ってしばらくは戦力の増強はしないつもりだった。重油の輸入が本格的に始まり資源には困っていなかったが、かといってこれ以上の戦力も今のところ必要なかったのだ。だが、不思議なことにこの日から、資材を入れていないのに船が誕生し続け、朝起きると知らない艦娘が増えている、というおかしな事態になった。そして、ついには元の2倍以上と見込まれる数になってしまった。これにより佐世保鎮守府は以前の拡張工事により各艦娘の部屋は無事確保できたが、食料の消費量が莫大な量になってしまった。元々大食らいの割合が多い艦娘であるが、単純に数が増えたことでさらに凄いことになってしまった。四人の提督と艦娘達は、当番制で全員の料理を作るようになった。

 

このように飽和気味になってしまった戦力をどうするべきか困り果てていた提督達であったが、後の戦いにて彼女たちは必要な戦力になってゆく。だがそのことを彼らが知るのはまだ少し先の話のことなのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アンリ4世は完全な架空艦なので、振られた番号は適当に割り振ったものです。これから出てくる架空艦にも適用すると思います。

見たい組み合わせは?

  • 大和型vsGA級
  • 紀伊vsGA級
  • 長門型vsヘルクレス級
  • 金剛型vsオリオン級
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