戦闘描写が難しかったです、ところでケストレルのHGまだですかね
ハードコアディメンション・ヴァルガ。
モヒカン戦闘狂ハイランカー天災怪物モヒカンetc.の魑魅魍魎が跋扈するここは、全体がフリーバトルスペースとなっており、
『『『ヒャッハァー!!』』』
「わぁぁぁこっちくんなぁ!?」
─────大量のモヒカンたちと鬼ごっこを繰り広げていた。
時間は、だいたい30分ほど前の出撃直後に遡る。
「さて、目的パーツは……」
-CAUTION!-
「!? えっ何、ッ!」
唐突に鳴り響くアラーム音。咄嗟に回避行動を取ろうとバーニアを、
「おおおおおお!?!?!?」
……吹かしたら機体がぐるんぐるんした。理由は簡単、バーニアの片側のみで回避した為にバランスが崩れてしまったのだ。が、次の瞬間、先ほどまでいた場所をビームが通り過ぎた。
「あっぶな!? こんのっ!」
お返しとばかりに、撃たれた方向にビームライフルを構え、何発か発射する。が……
『ハッハハハ、狙いが甘いなぁ!』
と、唐突に割り込まれた通信と共に先程狙撃したMSらしきものがビームサーベルを手に突撃してき……て……
「フリーダムゥ!?」
ここで私が驚いているのには理由がある。それは……フリーダムはフリーダムでも、G-セイバーに登場した量産型機の方のフリーダムだったのだ。
「よく作ったなぁ……めっちゃ丁寧に作られてるし……」
『死ねよやァ!!』
「いーやー、だっ!」
と機体を軽く後退させていなしつつ、反撃策を練る……あっ、良いこと思いついた。さっきの回避の要領で回転させて……
「ぐっ、ううう……」
『急所から逸らそうってかぁ!? だがてめぇの死は変わらねえ!!』
「死、ぬのっ、はぁっ……!」
ぶつかる前にビームブレイドを展開させて……!
「お前じゃあああああああ!!」
叩き斬る!!
『んなっ!? ぐあああああ!!!』
断末魔と共に爆散するフリーダム。え、さっきの上手くいかなかったらどうしたのかって? こっちがああなってた。っとと、とりあえずパーツの回収を……
『てめえよくもアニキを!!』
「また敵!? さっきの奴のなか……ま……」
なんで言葉に詰まったのかって? そりゃあ……
『ぜってぇ許さねぇ!!』『てめぇは鏖殺だァ!』『ぶっ殺してやらぁ!』『ドリルを付けておけばああはならなかったものを……』『やっぱ時代はザクなんだよ、ジムとか(笑)』『は? お前表出ろよぶっ飛ばしてやる』『リーダーを落としたやつは汚物!』『ならやる事は決まってるよなぁ!?』
……20機近くいたら誰だって言葉に詰まるって。しかも全員(?)の敵意がこっち向いてるんだもん。それに対してこちらは1機。…………うん。
「……三十六計逃げるに如かず!!」
『『『逃がすかゴラァー!!』』』
「逃げるに決まってんでしょうが!!!」
────そして、
「だぁぁはっやい!!」
牽制で雑に撃った弾が当たって少し数は減ったけど、こっちも残弾が少ないのは痛い。下手に格闘戦に持ち込んだら蜂の巣にされるのは確定みたいなもんだし……でも逃げっぱなしじゃ何も変わらないし……というか…………
「ザクもジムもいないじゃん!!! なんで全部ガ・ゾウムなの!!!」
さっき口論になりかけてたやつザク使ってないのかよ!! そこは使えよ!!
「っだぁぁぁぁもう!!」
と、ひとしきり大声を出してから機体を反転させる。このまま逃げて続けて落とされるよりは……
「全員倒した方がいいに決まってる! 落ちなきゃ勝利倒せば儲けもん!! おら来いやぁ!!」
腰に着けてる予備のEパックを全て投擲、それを相手の近くで撃ち落とせば……
「簡易グレネードもどきになる、ってね!!」
『ぎゃああああ!?』
よっし3機減った! 残り12機!! ついでに今ので弾切れになったビームライフルを放棄して……1つくらい残しときゃよかった……
『貴様よくも!!』
味方の撃破で激昴したのか、4方向から同時に仕掛けてきた。なら……
「バインダーッ!!」
言葉と共に4基のバインダーが射出され、展開されたビームブレイドによって4機のガ・ゾウムが細切れに分解される。
これが隠しギミックの1つ……といっても、元設定知ってれば多分対処できるんだよねコレ。まぁとりあえず……
「ほらほら、どんどん来いやぁ!!」
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こんなはずじゃなかった。ガ・ゾウムの内の1機のパイロット、ダイバーネーム『カンタ』は思わずそう呟いた。
いつものようにリスキルし、出来なくてもバランスを崩して着地した所を袋叩きにする、それの繰り返し。コレなら楽にポイントも入手できる、そう言われてフォースに入ったと言うのに。
なのに、これはなんだ?
『うぎゃああああ!!』
また1人やられ、ついに自分のみとなってしまった。あの青いガンダムに切り刻まれたのだ。動きが止まったところにハイパー・ナックルバスターを撃ち込むも、ビームブレイドに弾かれてしまう。
『この……化け物がぁぁぁぁ!!』
気がつけば、カンタはがむしゃらに突撃していた。サーベルを抜刀し斬りかかるも、サーベルを持つ腕ごと切断される。
『まだだ……!』
だが、カンタはこれを狙っていた。有線型であろうと無線型であろうと、インコムやファンネルを操作するには、コンソールで指示を出すしかない。ならばその間機体制御はどうなる? 片手で操作したとしても限界があるだろう、
『貰った─────!』
他のメンバーが倒せなかった相手を倒した────! と思わずにやける顔を直そうともせずにトリガーを引き絞り、今まさに青いガンダムを葬らんとしたその時、ふと疑問が生じた。あの機体の目の色は、あんなに赤かっただろうか? そう思った次の瞬間、彼の視界は暗転した。
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機体の変化に最初に気がついたのは、多分私だった。残りの2機のうちの片方を落とした時だ。
『よっし! あと1機……ッ!?』
機体を最後の1機に向けようとした時に半ば直感に近いもので気付く、「やっべ落とされた」と。なぜかって? 振り向いた時には、もう銃弾が放たれた後だったからだ。「発生見てから回避余裕でした」なんて格ゲーじみた事出来ないって。そう思いながら操縦桿から手を離し……かけたその時だった。
「………………えっ」
そりゃ誰だって驚くだろう、だって操作していなかったんだから。しかし、相手はそんなこと気にするかとサーベル片手に突っ込んできた。
「まずっ!?」
咄嗟にいつの間にか展開されていた両手のビームブレイドで相手の関節部ごと断ち切り、そのまま逆から迫ってきたハイパーナックルバスターを切り飛ばす。
「ッ、バインダー!」
肩部からミサイルが発射される前にコンソールを操作し、バインダーで肩部を切断。そのまま行動しようと正面を向いた瞬間、眼前にあったのはエネルギーを収束させていたメガ粒子砲だった。
「やっばい……!」
急いで回避行動を……あ゛っ間違えた、つま先のビームブレイド展開しちゃった。
「ああああああ!?!?」
なんでこのタイミングでミスるかなぁ!? 思わず叫びながら目を瞑り……再びフェンリルが動いた。
動いたといっても、ただバク転しただけだ。それ以上でもそれ以下でもない。だがしかし、ビームブレイドを展開した状態でのバク転は、眼前のガ・ゾウムを真っ2つに切断するには充分だったのだ。そんな時私は……
「ぐえっ……」
Gに振り回されていたのだった。
「うぅ……ってあれ、さっきの機体は……」
とりあえずたまたま近くにあった目的のパーツを回収、帰還を選択。こうして初めてのヴァルガは、沸き上がる疑問と共に終了したのだった、まる。
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