【IS×TFP】インフィニット・トランスフォーマープライム 作:僕はプライム派
クラス代表決定戦から翌日、ここはどこかの国にある山奥。そこを巨大な影が覆う。その影の正体はディセプティコンの戦艦ネメシスであった。ネメシスの下部から筒状のものが出てきた。それは巨大な穴、下は鉱山になっているようだ。その鉱山では多くのディセプティコン「非戦闘兵ディセプティコンマイナー」が青い鉱石のようなものを採掘していた。その鉱石はトランスフォーマーの燃料であり命の源である「エネルゴン」であった。彼らはそれを腕のレーザーで削り、先端に巨大なドリルが付いたトランスフォーマーサイズの大型掘削機「エネルゴンドリラー」で掘り出していた。そして掘り出したエネルゴンを先程の筒状のもの(どうやらエレベーターだったらしい)へと運び、エレベーターはそのままネメシスへ運ばれた。そこへスタースクリームの声が響く。
スタースクリーム「ご覧ください!メガトロン様がお留守の間に我々が見つけた『エネルゴン』でございますです。そりゃもうたっぷりコンコンっとでございますよ。これだけあれば我らがディセプティコンが全宇宙を支配すること間違いなしでごさいましょう。おい!見本持っていこいや!」
???「スタースクリーム…」
スタースクリームはごまをするように話すと採掘場にいるマイナーたちに命令すると後ろからスタースクリームの倍以上の巨大な影が姿を現す。その正体はディセプティコンのボス「破壊大帝メガトロン」だった。
メガトロン「俺様が戻った以上、命令は俺様が下す…」
スタースクリーム「は、はい。承知しましたメガトロン様。メガトロン様の忠実な部下、わたくしスタースクリームがスペースブリッジをご用意いたしますです。宇宙にいらした間にディセプティコンの軍隊をお集めになられたのでしょう?」
メガトロン「優秀な兵士を集めた。そして面白い物を見つけたぞ。これで我がディセプティコンは最強となる」
メガトロンは右手に持っていたあるものを前に出した。それは紫色に光るエネルゴンに似た水晶のようなものだった。メガトロンはそれを持って語る。
メガトロン「伝説の書に書かれていた『ユニクロン』の血液を固めた物。これが『ダークエネルゴン』だ」
スタースクリーム「それってヤバイんじゃ?」
メガトロン「大切なことだからもう一度言うぞ。よーく見るが良い。ダークエネルゴンだ」
スタースクリーム「言い伝えによるとそれの力は……『死者を蘇らせる』」
メガトロン「そいつを確かめるには死体が必要だな。おいスタースクリーム、一度死んでくれんか?」
スタースクリームはダークエネルゴンの言い伝えを語るとメガトロンはスタースクリームに死ぬように聞く。スタースクリームは苦笑いしながら言った。
スタースクリーム「アハハハ…。そ、それには及びませんですよ。どうぞこちらをご覧くださいませ」
二体のマイナーがネメシスからエレベーターで運んできたのは一体のトランスフォーマー(クリフジャンパーに似ているが、青いボディに頭には元々二本あったのか、一本折れている牛のような角があった)だった。
スタースクリーム「わたくしスタースクリームが仕留めた憎きオートボットの兵士でございますです。メガトロン様へのプレゼントでございますよ」
メガトロン「よーし……」
◇その頃ここはIS学園アリーナ。ここでは学園長からの通達で緊急集会が開かれることとなり、学園の全生徒が観客席に集まっていた。普通では集会は体育館でするが、アリーナで集会をすることには理由があったのだ。アリーナに放送が流れた。
『では、これより緊急集会を始めます。今回生徒の皆さんに来てもらったのは他でもありません。先日一年一組クラス代表決定戦の開催時に謎の集団に襲撃され、生徒二人が狙われましたが、その騒動を無事に解決することができたのは、現在このIS学園に留まっている彼らの協力があったからです』
「彼らって?」
「誰のことなの?」
「この学園の生徒かな?」
「先生たちじゃないの?」
『一同、静粛に。その彼らとは、先日の襲撃者と戦い、地球を守るために立ち上がってくれたのです。ではこれより登場してもらいましょう。どうぞ!』
アリーナのグランドに六台の乗り物(赤いボディに僅かに青が入ってるトレーラー、黄色いスポーツカー、緑のSUV、救急車、青いバイク、赤いスポーツカー)が入場し、グランドの中心に並ぶように停車した。
「え?何?」
「車?バイク?」
「でもなんで?」
「あの車の運転手が例の人達なの?」
箒「皆不思議がってるな」
一夏「そりゃそうなるだろうな。本当の姿を見たら驚くぞ」
生徒たちが疑問に思っている中箒と一夏が呟く。するとトレーラー(オプティマス)が叫んだ。
オプティマス「オートボット!トランスフォーム!」
ギゴガゴゴ
「「「「「!?」」」」」
乗り物は一斉に変形し、オートボットたちが本来の姿を現した。流石に生徒たちは驚いていた。
『全生徒にご紹介しましょう。宇宙の彼方、惑星サイバトロンから来た超ロボット生命体、トランスフォーマー。オートボット! そして、その司令官オプティマスプライムです!』
オプティマス「IS学園生徒の皆さん。改めて自己紹介しよう。私はオートボット司令官 オプティマスプライム。」
「えぇーー!!」
「嘘!何あれ!?」
「ロボット!?」
「皆3メートルから7メートルぐらいはあるわよ!!」
「でも、スゴーイ!」
「カッコいい!!」
一夏「想像以上の反応だな」
箒「うむ」
生徒たちが驚いていると、オプティマスが言葉を放った。
オプティマス「IS学園の皆さん、私の話をよく聞いてほしい。私たちオートボットが地球に来たのは、先日学園を襲撃したトランスフォーマー、ディセプティコンの脅威からこの地球を守るためだ。そのため日本政府の協力でこのIS学園を拠点に活動することになった。どうかそのことは理解してもらいたい。
生徒たちよ、私はここに誓う。私たちがここに、この地球にいる限りディセプティコンの思い通りにはさせない!約束する。今ここにいる君たちやこの惑星(ほし)の人間たちをディセプティコンから守ってみせる!!」
「「「「「……………」」」」」
オプティマスの演説が終わると、観客席の生徒たちは数秒間沈黙していたが、その時、
…………パチパチ パチパチ パチパチパチパチパチパチッ!!(拍手)
一人の生徒が手を叩くと続けて他の生徒も叩き始め、やがて全観客席から拍手喝采の音が響いていった。それを見たオプティマスが生徒たちに手を振り、さらにラチェットたち他のオートボットたちも手を振り始めてた。
◇やがて集会が終わり、ここは一夏たちがいる一年一組の教室。そこでは朝のSHRが行われていた
真耶「では、一年一組代表は織斑一夏くんに決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」
山田先生が嬉々として言うと、クラスの女子達も大いに盛り上がっていた。そして指名された一夏は暗い顔をしている。
一夏「先生、質問です」
一夏が質問するために挙手をする。
真耶「はい、織斑くん」
一夏「どうして俺はいつの間にかクラス代表になっているんでしょうか?昨日は結局勝負がつかなかったのに」
真耶「それは―」
オルコット「それはわたくしが辞退したからですわ、一夏さん」
一夏「え?一夏さんっ?」
セシリア「勝負は引き分けという結果となりました。ですがそれは思わぬ敵が現れた結果ですわ。最終的にはオートボットの皆さんによって助けられましたが、あなたは最初にわたくしを危険から救ってくれました。その恩返しこれまで無礼な振る舞いをした罪滅ぼしのためですわ」
前半終了
~アイキャッチ1~
ラチェット「ラチェット トランスフォーム!」
~アイキャッチ2~
メガトロン「メガトロン トランスフォーム!」
後半開始
一夏「罪滅ぼし?」
セシリア「はい。わたくし、エリートだということを鼻にかけて、少々天狗になり大人げない態度をとったことを反省しまして、一夏さんにクラス代表を譲ることにしましたの」
「いやあ、セシリア分かってるね!」
「そうだよねー。せっかくがいるんだから、同じクラスになった以上持ち上げないと」
一夏は商売道具か!?人で商売するな!
セシリア「それで、その・・・あの時は失礼な事を言って、すみませんでした・・・」
一夏「あぁ、俺もあの時は頭に血が昇っててな、悪かったよ」
一夏とセシリアは互いに謝罪し合った。
セシリア「これからはわたくしのことは『セシリア』とお呼びください」
一夏「ああ、わかったよセシリア」
セシリア「そ、それでですね。お詫びと言ってはなんですが、お二人にはわたくしがISの操縦を教えますわ」
バンッ!
箒「あいにくだが、二人の教官は足りている。私が、直接頼まれたからな!」
机を叩いて立ち上がった箒は物凄く殺気立っている瞳でセシリアを睨んでいる。
セシリア「あら、あなたはISランクCの篠ノ之さん。Aのわたくしに何かご用かしら?」
箒「ら、ランクは関係ない! 頼まれたのは私だ。い、一夏がどうしてもと懇願するからだ」
一夏「え、箒ってランクCなのか……?」
箒「だ、だからランクは関係ないと言っている!」
一夏の突っ込みに箒は怒鳴った。ちなみに一夏はBである。その言い争いは千冬によって鎮圧され、なんだかんだでクラス代表は一夏に決まった。
◇ディセプティコンのエネルゴン採掘場。そこには先程ネメシスから運ばれたオートボット兵士の死体が台の上で寝かされ、手足を拘束器具で固定されていた。するとメガトロンが右手にダークエネルゴンを持ち、オートボット兵士の前に立った。
メガトロン「では実験だ。このダークエネルゴンで死者を蘇らせるぞ」
するとメガトロンは持っていたダークエネルゴンをオートボットの死体に突き刺した。するとダークエネルゴンから紫色のオーラのようなものが見え、スタースクリームは恐ろしいあまりか後退り、ダークエネルゴンが死体に収まると
オートボット兵「ううぅ……あ"あ"ぁぁぁ!あ"ぁぁぁぁぁ!」
死体がうめき声とともに動きだし、手足の拘束器具を破壊。それを見た二体のディセプティコンマイナーが右手のブラスターを構える。
オートボット兵「あ"あ"あ"ぁぁぁぅぅ!!!」ガシャッ ガンガンッ! ビュンビュンッ! ガシッ、
マイナー「ううぅ!あぁぁ…」ガガガガッ
オートボット兵はマイナーに襲いかかった。マイナーはブラスターを撃って抵抗するが歯が立たず、オートボット兵に顔を掴まれ、そのまま頭ごと握り潰された。それを見たスタースクリームビビりながらメガトロンに話しかけた。
スタースクリーム「こんなのヤバイですって!オートボットを生き返らせたらまた襲ってきますよ!」
メガトロン「あれは最早オートボットではないのだ。今の奴はゾンビ兵『テラーコン』。そう、即ち心を持たぬ獣。破壊することだけが奴のすべてだ」
オートボット兵(テラーコン)はメガトロンに向かって来た。スタースクリームはその場を離れるが、メガトロンは逃げずに右手の甲から剣を出し、向かってくるテラーコンに……。
テラーコンオートボット兵「あ"あ"ぁぁぁ!!!」
メガトロン「フンッ!」 ジャキンッ!
気が付くとテラーコンは斜めに斬られ、真っ二つにされるとメガトロンたちがいた場所から下に落ちた。メガトロンは右手の剣を収めるとスタースクリームに語る。
メガトロン「どうだスタースクリーム?どんな相手にも襲いかかり破壊する最強の兵器だ」
テラーコン「あ"あ"ぁぁぁ!」
だが斬り捨てられ落ちたと思われたテラーコンは片手だけで登っていき、再びメガトロンに襲いかかろうとしたがメガトロンはテラーコンを足で踏みつけ蹴飛ばすと今度こそテラーコンは下に落ちていった。
メガトロン「コントロールさえできればだがな」
スタースクリーム「おおぉ~」
メガトロン「そうだ、そう言えばこの地球には人間どもが作った面白い玩具があると聞いたが?」
スタースクリーム「ああ、はい。それなんですが…」
スタースクリームはメガトロンにISについての詳細を説明した。説明を終えるとメガトロンが語る。
メガトロン「成る程、オプティマスがこの地球にいるとはなぁ。さらに、ムシケラ(人間)が作った物にしては興味深い。そのISとやらにダークエネルゴンを使えばどうなるのか楽しみだ。試してみる必要があるなぁ…」
メガトロンが不気味な笑顔を浮かべる。
◇ここは再びIS学園。その正面ゲートの前に大荷物を持った背の低いツインテールの女子が立っていた。
???「ここがIS学園……フッ、待ってなさいよ一夏」
・・・To Be Continue.
遅くなって申し訳ありません。ちょっと事情がありまして。月に1、2話投稿する予定です。とにかく、次回もお楽しみに!