この素晴らしい世界に祝福を!~和真たちが紡ぐ四天の物語~ 作:キリア♪
エタるかもしれないが再投稿
因みに前のが消えたのは一度小説書くの辞めるか本気で迷い一からやろうと決心したためです。
批判はやめてくれると・・・作者的にはうれしい
俺の名前は佐藤和真。
普通の日本人らしく少し茶色が混じった黒髪と黒目の男だ。
16歳で彼女なし、不登校で引きこもりをしていた。
理由は簡単で、いじめられ続けられて抵抗するのも嫌になったからだ。
そんな自分の人生を振り返るのなら、クソ野郎だと自分でも思うほどくだらない人生を歩んできたと思っている。
俺はそんな人生になんの意味も見いだせずあれやこれやと手を打ってくれた親達に少しでも恩返しするためにしゃかりきにバイトをしていた。
そして、そんなつまらない日常が続いていたある日…
「ーーーでさ~」
「えー、マジー?」
(あの制服、うちの学校の奴らか?)
バイト帰りに今時のギャルを謳歌している俺が通っていた女子高生の集団を見つけた。
(最悪の気分だ)
早く帰ってゲームなどをして寝よう…
そう思い、その集団を通り過ぎようとした途端にそいつは現れた。
「ぐふふ、み、みっちゃん!
お、俺のこと…お、覚えてる?」
ちょうど俺の前、女子高生の集団からしたら後ろからどこからどう見ても正常ではない目が血走った男が女子高生の集団に話しかけて来たのだ。
「もしかして、あんた。
トモヒロ?」
「そ、そうだよ。
みっちゃん!」
くだらないと思いつつ、男の隣を通り過ぎようとして和真は男が手に持っている物に気がついた…
(こ、こいつ…
なんでコンバットナイフ持ってんだ!?)
コンバットナイフ。
別名軍用ナイフと呼ばれる小型のナイフでその鋭さは簡単に人を殺せるモノである。
(こいつ、正気じゃねぇ!)
「ね、ねぇみっちゃん。
なんで、お、俺の告白、ふ、振ったの!」
「はぁ、アンタみたいな奴と付き合うとか無理なんですけどー」
(コイツら、この男が持ってるものに気がついてねぇ!?)
そう言いながら笑うみっちゃんと呼ばれた女子高生とその集団。
そして、トモヒロと呼ばれた男はその笑い声を聞き目が座り。
「な、なら…
死ねぇ!」
そう言って男はコンバットナイフを振りかざし女子高生の集団に襲いかかった。
しかし、そのコンバットナイフは女子高生たちに刺さることはなく、いつの間にか女子高生と男の間に立っていた和真の心臓に突き立てられていた。
「キャーー!!」
「ヒッ!」
流れ出る血は足を伝い血の池を作っており、それを見た女子高生の集団はクモの子を散らす如く逃げ出した。
それを確認したあと和真は次の行動に出た。
「お前のその纏う空気が気に入らねぇから邪魔してやるよ!」
「な、なんだよ、お前はぁ!」
「俺か、俺はこいつらと同じ高校に通ってた虐められっこだよ!」
そう言いつつ和真は刺している相手の腕を固定し関節を外した。
「ぐ、ぐぎゃぁ!
な、なんで、そんなや、奴が…
お、俺の復讐を止める!」
「へっ、へへ…
たぶん…だがなぁ…カハッ!
彼奴らに最後の仕返しとしてやってるんだよ…」
血を吐きながらも和真は笑顔でその男に答える。
「仕返し?」
「そうさ…ゴハッ…
命を助けられた奴らやその学校は注目されるだろうよ…
そのときに学校がイジメとかを隠蔽してるのがバレると思うんだわ…ハァハァ…」
唖然とするトモヒロと呼ばれた男に和真は
「ここによぉ、俺を虐めてきた奴らの音声や先公達が俺に言ってきた罵倒などの音声が入ってる…ハァハァ…ハァハァ…
だから、捕まったときに提出してくれ…」
「はぁ?
い、意味わからないこと言うな!
それで俺になんの得が…」
コンバットナイフの柄を和真はハンカチで吹き自分で引き抜いた。
「あるさ、俺を犯人に仕立て上げろ…」
「え、そ、それって」
「俺が…ハァハァ…切れて凶行に及んで…ハァハァ、ゴフッ…それを止めたときに刺さったといえば…なんとか、なるだろ……う」
「お、おい!」
和真の身体から力が抜け、崩れ落ちる。
こうして彼、佐藤 和真は16歳という短い生涯にに幕を閉じた。
因みにこのあと駆けつけた警察に男は逮捕され、自分がやったと供述。
その後和真は英雄だの勇気ある少年などと取り立てられ高校などにも取材が殺到した。
高校はこれを喜び和真を上げまくったのだが、逮捕された男が和真のスマホを警察に提出しつつもこれを公開してほしいと頼みこみ、警察はそれを公開。
すると、和真の虐めや学校側の対応の酷さが世間に流出し学校には抗議の電話や罵倒の電話が嵐のように掛けられ、校長や和真の担任等が書類送検された。
いじめていたメンバーは親に縁を切られたりそこから引っ越した。
そして、親は和真のスマホに入っていたという遺言を聞き涙を流しながら
「お前は世界で一番親不孝者で自慢の息子だ」
と言って警察と男に礼を言い去っていった。
そして、男はその後色々あったが仮釈放されてからはと言うと積極的にボランティアや手助けをし、
彼の口癖は「復讐するんでも何するんでも立ち向かうなら正々堂々でなくてもいいが、暴力には走ったらダメだ」と言いながら皮肉げに笑うようになったと言う。
その後彼は生涯結婚することなく独身で死んだという。