黒き小さな男の娘は"学友"と共に"空を駆る"   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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お久しぶりです。
今回の、実は途中からだんだん自分でもよく分からない感じになってしまいました。
一応納得は行くような形には持ってこれましたが、ここから繋げるとなるとまた時間がかかるかも知れません。
そうなった場合、「あ、こいつ苦戦してるな」程度に流して欲しいです(^_^;
ほんと上手くいかないものですね・・・

では、どうぞ!


3速 夢空

2日目。

僕は朝早めに起きて教室に居た。

同室の簪さん(名前で呼んで良いって許可は貰った)は僕が部屋を出る頃に起きてきたので一言伝えてから登校。

 

その途中。

 

「ごほっ・・・!?」

 

【マスター!?大丈夫!?】

 

膝を着いて吐血してしまった。

ここの所調子が良かったから油断した・・・!

 

「だ、大丈夫・・・」

 

口から垂れそうになる血をなんとか押さえ込み、立ち上がる。

 

【・・・もう・・・あなたは私達が支えてるとは言え、ほんとは歩くのだって難しいのだから、あまり無理はしないで欲しいわ・・・】

 

「心配かけて・・・ごめんね・・・」

 

【いいのよ、あなたは私のマスターなのよ?心配しない方がおかしいわ】

 

黒姫の声に僕はどうしようもなく安堵する。

涙が溢れ、視界が歪んで。

 

「・・・もっと・・・僕が・・・ちゃんと願っていれば・・・っ!!」

 

【・・・千春・・・】

 

コア人格の2人は知っている。

僕が転生者であり、どんなことを願ったのかを。

それを聞いても2人とも僕に着いてきてくれてる。

だからこそ、僕は転生の時に願ったことを今、呪わずには居られなかった。

 

どうしてあの時、生きることを諦めていたのだろう、と。

 

【・・・そろそろ他の子も登校を始める時間よ。顔と手だけでも洗ってきたら?】

 

気がつけば十数分そこで泣いていたらしく、時間が迫ってる事を黒姫が教えてくれた。

 

「・・・そう、だね・・・」

 

それに答えて僕は立ち上がり、手に着いた血を洗い流すため1人まだ誰もいない道をまた歩き始めた。

 

【・・・例え世界があなたを否定しても、私達はあなたの味方です。】

 

黒姫の呟いた声は僕には届かなかったけど。

僕を思いやってるってことだけはよくわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業開始。

案外覚えることは無く、既に頭に入ってることをノートにもう一度書き出すだけの作業。

勿論、きちんと説明してる山田先生の授業は分かりやすい。

神様特典として高い頭脳を授かった僕にも説明できないような事をきっちり説明してくれてるんだ。

本当に尊敬する。

 

「では、次の時間は続きからスタートしますから、忘れないで下さいね~」

 

無事、午前の授業が終わった。

 

お昼を食べるために席をたつ者、その場でお弁当を広げる者様々だ。

僕は弁当箱を家から持ってくるのを忘れてたから食堂通いだ。

 

「・・・食堂・・・行こっかな・・・」

 

僕は立ち上がり外へ。

沢山の目が僕を見てて少し怖くなった。

 

そんな視線の数々を僕はなるべく気にしないようにしながら食堂へ移動。

ご飯をパパっと食べて余った時間を屋上で過ごす事にした。

穏やかな風が僕を撫でる。

手すりに手をかけて僕は空を見上げる。

いつかこの空を自由に飛べるのかな、って思いながら。

 

ふと扉が開く音がした。

僕は後ろを振り向くと

 

「貴方が織斑千春君ね?」

 

「・・・簪、さん?」

 

簪さん・・・によく似た誰かが立っていた。

 

「私は更識楯無。ここの生徒会長よ」

 

僕は密かに何かが起こっている事に恐怖を感じた。

 

「単刀直入に聞くわ、貴方は何者なの?」

 

僕の与り知らないところで、僕に不利になるなにかが、動いている。

 

「・・・僕は織斑千春・・・それ以外の何者でも・・・ない・・・」

 

僕はそれにこう答えることで手一杯だった。

 

「ふぅん・・・」

 

彼女の瞳がより鋭くなる事に、僕は気がつけなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

no-side

 

「全ての準備は重畳か、L?」

 

「えぇ、万全に進んでいるわ」

 

暗闇の中、話し合う2人

2人の目の前に緑色に光るディスプレイ。

 

「ふふふ・・・これで世界に目に物くれてやれるわ・・・この淀んだ世界に、ね・・・」

 

ディスプレイには文字列が並んでいる。

 

「過去の実験データから、I()S()()()()()()においてすべき課題を全てクリアした・・・()()I()S()とも呼べるこいつを作り出せたのはデカいわね・・・Y?」

 

「そうだなぁ・・・俺としても有難いもんだ」

 

Y、Lとそれぞれ呼ばれた女性は怪しく微笑む。

しかし、そんな2人とは裏腹に・・・

 

静かに、その実験機の双眸が紅く・・・奇妙に点滅した事にその場の誰も気づけなかった。

 

 

 

災禍の時は、近い。

 

 

 

 

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