ソード・オラトリア・オルフェンズ   作:鉄血

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注意!!

この物語は本編と全く関係ありません!!

キャラ崩壊あり!!

それでもいい方はどうぞ!


オラ鉄ラジオ!!ぱーとすりぃ〜

「こんにちは!!司会のティオナでーす!!」

 

「解説のアイズです」

 

「この話はだんまちの私達が『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』を視聴して、皆さんにお伝えする情報バラエティっていうお話なります!」

 

「いやー久しぶりにやるね!!ていうか、アイズは大丈夫だった?」

 

「何のこと?」

 

首を傾げるアイズにティオナが言う。

 

「ほら、前のラジオの時なんか寝込んだって聞いてるけど、覚えてる?」

 

「・・・?何も覚えてないよ」

 

ティオナの言葉にアイズは更に首を傾げた。

 

「え”・・・覚えてない?」

 

「・・・うん。なんで寝込んでたかフィン達に聞いても教えてくれなかった」

 

「・・・・(絶句)」

 

前の記憶がぶっ飛ぶ程のショックだったのだろう。何も覚えてないアイズにティオナは絶句する。

だが、ティオナは首を振って口を開いた。

 

「いけないいけない。いまラジオ始まってるんだった。さて今回はスペシャルゲストに昭弘と三日月が来てますので呼んでみましょう!」

 

「今日、三日月がゲストなんだ?」

 

「まーね。じゃあ、入ってきていいよ!」

 

ティオナが音頭を取る。ステージがライトアップされ、二人の人影が見えた。そしてカーテンが開かれ、二人の姿を見た瞬間────

 

「・・・・ブッ!?」

 

「・・・・・!?」

 

ティオナは吹き出し、アイズは目を大きく見開けた。

なぜなら、三日月達の格好は『豊穣の女主人』のメイド服という視界の暴力の塊だったからだ。昭弘に至っては、前のボタン部分がパッツンパッツンである。

そんな昭弘と三日月にティオナが絶叫した。

 

「アウトォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

◇◇◇◇◇

 

「ちょっと!?二人共!?なんて格好してたのさ!普段そんなことしないじゃん!?」

 

「・・・・・・・・」

 

速攻で着替させられた昭弘と三日月に対し、ティオナがそう抗議する。その隣ではアイズが呆然としていた。

そんなティオナ達に対して、三日月が言う。

 

「いや、ゲストとして出るならインパクトが大きいといいからってラフタ達が・・・」

 

「だとしてもだよ!あれはない!」

 

三日月の言葉にティオナはそう叫ぶ。

 

「もー。次はちゃんとしてよねー。ほらアイズも、何時までもボーっとしてないで目を覚まして!」

 

「・・・っ、あれ?ティオナ?ごめんね?」

 

アイズが目を覚ます。その反応に、ティオナは「しっかりしてよねー」とぼやきながらも、言った。

 

「ではあらためて、オラ鉄ラジオスタートです!!」

 

「これ、俺いるのか?」

 

昭弘はボソッとそう呟いた。

 

◇◇◇◇◇

 

「と、言う訳で今日は六話から十一話まで視聴していきたいと思いまーす!」

 

        ────視聴中────

 

 

「あの名瀬って人!かっこいいよね!大人って感じだし、それにリーダーとしてもかなり頼れそうだしさ!」

 

ティオナがアイズにそう言うが、肝心のアイズは「うーん」といった感じだった。

 

「確かにかっこいいけど・・・でも私はやっぱり三日月かな・・・」

 

「三日月にゾッコンだねアイズは。よかったね!三日月!」

 

「そう?」

 

「三日月、そう言うのはちゃんと受け取ったらどうだ?アトラの時もそうだろ」

 

昭弘の言葉に三日月はうーんと唸りがらも口を開く。

 

「そういうもんなのか。でも、悪い気はしないな」

 

「・・・!」

 

「だってさ。良かったね!アイズ!」

 

「・・・うん」

 

三日月の言葉にアイズは嬉しそうに頷く。

 

「でもさ、アトラさんってまさかのハーレムオッケーなタイプなんだね?でもそれならアイズも三日月のハーレムに・・・」

 

なれるんじゃあと言おうとしたティオナはすぐに口を噤む。

 

「もしかしたら・・・三日月の一番に・・・」

 

そう小さく呟くアイズの姿があったからだ。

 

(今はそっとしとこ)

 

触らぬ乙女になんとやらである。

 

「そういえば・・・ライド達年少組からお前宛に手紙を預かってるんだが?」

 

「・・・何の手紙?」

 

昭弘の言葉にアイズが首を傾げる。

 

「ほらよ」

 

昭弘から渡された手紙をアイズは開ける。

そしてその手紙を見てアイズは────

 

 

ビリビリビリ!!

 

 

破り捨てた。

 

「あ!!おい!!」

 

「ちょっと!?」

 

昭弘とティオナの叫ぶ声が聞こえるが、アイズは破り捨てた手紙をゴミ箱へと捨てた。

アイズは何故か泣きそうになっている。

 

「何て・・・書いてあったの?」

 

泣きそうになっているアイズにティオナはおそるおそる聞いて見る。

そしてアイズから返ってきた答えはというと・・・

 

「・・・負けてないもん」

 

「「「は?」」」

 

三日月、昭弘、ティオナはアイズの泣きそうな返答にそう答えるしか無かった。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

「えーと、もうそろそろ時間なのですが・・・アイズ?大丈夫?」

 

「・・・大丈夫」

 

まだ若干泣きそうになってるアイズに昭弘は済まなそうに言う。

 

「なんか・・・すまんな」

 

「・・・別に気にしない」

 

気にしないと言ってはいるが、まだ根にもってはいるようだ。

 

「別にライド達に今のままだと“負けヒロイン”じゃないの?って書かれたくらいで泣かなくてもいいのに」

 

三日月の包み隠さない言葉にティオナと昭弘が同時に言った。

 

「「あ」」

 

ガンッ!!

 

アイズは頭を机に叩きつける。

顔が見えないアイズはそのまま泣き始めた。

 

「三日月・・・後でアイズに謝ってあげて・・・」

 

「・・・?なんで?」

 

「言い方の問題だ」

 

昭弘にも言われ、三日月は「わかった」と答えて、アイズを慰め始める。

そんな二人を傍らにティオナは言った。

 

「それじゃあ昭弘、さっさと終わらせてご飯食べに行こう!」

 

「お、おう」

 

「それじゃあ、皆様!!次はオラ鉄ラジオぱーとふぉ〜で会いましょう!!またねー!!」

 




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