ソード・オラトリア・オルフェンズ   作:鉄血

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皆様明けましておめでとうございます。
今年もオルフェンズをよろしくお願いします。
最近仕事が忙しいので感想の返答が出来ませんが、ちゃんと見てますので様々な感想、ありがとうございます。

本編と全く関係ないし短いですが、一応投稿です。
完全オリジナルなので、読みづらかったらごめんなさい。キャラもあんまり掴めてないかも。
では、どうぞ!!


番外初日の出

年の始めには恒例の行事がある。

 

「明けましておめでとう!三日月!!」

 

ティオナが三日月に笑顔でそう言ってくる。

 

「・・・?何の事?」

 

三日月はティオナの言葉に疑問を浮かべてそう言った。

その反応を見てティオナが言う。

 

「あれ?三日月ってお正月知らないの?」

 

「お正月・・・なにそれ?ハッシュは知ってた?」

 

「いえ、知らないっす」

 

三日月達には知らない行事である。

火星ではそんな習慣などなかったので、今日がめでたい日など知らないのだ。

 

「もー、仕方ないなー。なら私が教えてあげるね。お正月ってのは・・・・」

 

ティオナにお正月の説明を聞く三日月とハッシュ。

そして新しい年の始まりだからおめでたいと言う理由を聞いて三日月達はある程度だが、理解した。

 

「そんな感じなんすね。お正月って。今まで、生きるのでいっぱいいっぱいだったからそんな事は知らなかったすけど・・・いいっすね。それ」

 

「でしょでしょ!アイズ達も準備してるからまた声かけて上げてね!」

 

そう言ってティオナは身をひるがえして他の場所へと向かって行った。

 

「行こうか、ハッシュ」

 

「うっす」

 

三日月達も歩き始める。

一度も感じたことのない今日を体験するだろうが、二人はあまり気にせず食堂へと向かった。

三日月達は食堂で色々な人へと声をかけられる。

 

『明けましておめでとう』『今年もよろしく』

 

など言われ三日月は困惑しながらも返事を返していく。

 

「・・・あー、うん。まあ、よろしく」

 

慣れない事をしながら三日月はテーブルを見ると見たことのない料理が沢山並んでいた。

地球で見た魚と言う食べ物に、エビとか言う虫のような食べ物。殆どが、生き物の肉だった。

 

「・・・・・」

 

三日月は無言でポケットの火星ヤシに似たデーツを口に入れる。

生き物の肉は三日月は食べない。

アトラは普通に食べていたが、これの何処が美味しいのだろうか。

すると三日月の後ろから声がかけられる。

 

「明けましておめでとう」

 

後ろを振り返るとそこに居たのはフィンだった。

 

「ああ、うん」

 

三日月はフィンを見てそう言う。

フィンは普段と変わらない格好だったが、楽しんでいる雰囲気だった。

 

「楽しんでいるかい?三日月」

 

「うん。まあ」

 

三日月は曖昧に答える。

フィンは三日月の反応に少し疑問を覚えるが、直ぐに察して三日月に言う。

 

「ああ、そう言えば三日月は生き物の肉が駄目だったね。ならこれを食べたらどうだい?」

 

「ん?」

 

三日月はフィンから差し出された食べ物を見る。

黒い豆だろうか。見たことのない色の豆に三日月はフィンに言う。

 

「何これ?」

 

「ああ、これは黒豆っていう食べ物だよ。これなら君にも食べられると思ってね」

 

「へぇ・・・んじゃまあ・・・」

 

三日月はそう言って手に取る。

 

「・・・うん、うまい」

 

普通の食べなれているヤツとは少し違い、独特な味だが、普通に食べられる。

 

「そうかい?これはあっちの皿に置いてあったからそっちに行くといいよ」

 

「分かった」

 

フィンの指が指された方へと顔を向け、三日月は言う。

 

「それじゃあ、今年もよろしくね」

 

「うん。小さい人もよろしく」

 

そう言って三日月はフィンと別れた。

 

 

 

「・・・あっ・・・三日月」

 

フィンと別れた後、三日月はアイズ達と出会った。

 

「あれ?アイズ?」

 

三日月は普段とは違う格好と髪型のアイズに気付いて言った。

 

「なんか、雰囲気変わったね。後、格好とか」

 

確か着物と言うのだったか。テイワズでオルガと名瀬が親子の杯を交わした時に似たような物を着た覚えがある。

 

「うん・・・ロキに言われて。少し動きづらい」

 

「ああ、アイツか」

 

三日月は目が細い赤髪の皆が神様と呼んでいる人を思い出す。

少し顔を横へと向けると酔い潰れているロキの姿があった。

 

「アイズはどう?楽しんでる?」

 

「うん」

 

「そっか。ならいいけど」

 

三日月はそう言って身を翻す。

そして他の場所へと向かおうとしたとき───。

 

「・・・待って」

 

「ん?」

 

アイズに左手を掴まれて足を止めた。

 

「何?」

 

「・・・私と一緒に日の出見に行こ?」

 

アイズのお願いに三日月はすぐに返事を返す。

 

「いいよ」

 

三日月の言葉に顔を少しだがアイズは輝かせる。

と、そこに─────

 

「待って下さい!!」

 

「ちょっーと待ぃや!!」

 

「ちょっと待てやお前」

 

レフィーヤ、ロキ、ベートである。

 

「なんで三日月さんだけ誘うんですか!?私だってアイズさんと一緒に日の出見に行きたいです!」

 

「ワイもやで!!最近、アイズたん三日月ばっかり構っとるやないか!?ワイも構ってぇやあー!」

 

「なんでコイツと一緒で何だよ!?他にもいんだろ!!」

 

三者さまざまな返事である。

と、そこに─────────

 

「はいはーい!レフィーヤ達は邪魔しなーい!私達は私達で楽しもーねー!」

 

ティオナがそう言ってレフィーヤとベートの手を掴み、引っ張っていく。

そしてロキには────

 

「ロキ」

 

低い声でロキの名を呼ぶ声。

 

「いっ!?まっ、まさか・・・」

 

ロキの顔が真っ青に染まる。後ろを振り返ってはならないと自身の警報が鳴り響く中、ロキは後ろを振り向くと・・・・

リヴェリアが立っていた。

 

「ロキ。前に酒を飲み過ぎるなと言った筈だが?」

 

「いやー、でも祝い日やし、今日くらい・・・」

 

「言い訳は後で聞こう。此方へ来い」

 

リヴェリアの死刑宣告を告げられる。

それに対しロキは─────

 

「イヤやあ!?アイズたん助けてぇな!?」

 

「・・・ちょっと、無理」

 

アイズはリヴェリアを見て一言。

ロキは情けない悲鳴を上げながら引きずられていった。

 

「なにあれ?」

 

「・・・いつもの事」

 

毎年起こる事なので気にする事なくアイズは三日月の手を引っ張っていく。

カツカツと音を立てて下駄が鳴る。

そして────ホームの外へ出るとそこには───。

 

「おー」

 

朝日が登る。

登った朝日が眩しい光を放ちながらオラリオ全体を覆っていた。

そんな幻想的な光景をアイズと三日月は見惚れるように眺めていた。

 

そして─────。

 

「明けましておめでとう。三日月」

 

「えっ?あー、うん。おめでとう?アイズ」

 

私の言葉に三日月がぎこちなく返事をする。

だけど、私はとても嬉しかった。

 

 

 

────今年は良い年になるといいな────

 

 

 




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