―獅堂虎巌視点―
デスクワーク中、上司から書類を渡される。俺だけでなく、全員に。
「なんだ?」
渡されたA4用紙を見る。
『武検、公安合同強化訓練』
という表題。それだけなら、まあいい。しかし、続く文字に胃が痛み始める。
『特別講師 遠山金虎』
訓練じゃねえだろ、これじゃあ、トラウマ製作所だ。開催日時、場所、そして、
「自由参加とはいえ、若手は強制参加かよ。」
可哀想に…不参加を決め込んだ俺は、三式班の部下たちを見る。
「珍しい催しであるな。しかも、発案者が…。」
大門坊が、資料に目を通して俺を見る。
「ええ、以外ですね。」
可鵡韋がそう答え、俺を見る。待て、お前たち、何故俺を見る。
「この間言ってた引き受けるって、これかよ。獅堂、余計なこと言いやがって。」
灘がそう言う。この間…まさかこの前あいつと飲んだ帰りのあれか?
「なあ、灘…俺、酔って何言ったか覚えてないんだが…。」
「おめぇが、一回くらい若手と組み手してくれ、って頼んでたよ。」
俺、そんなこと言っちゃってたの!?
「だからなんですね。」
可鵡韋が納得した様に言う。どういうことだ?
「獅堂さん、ちゃんと最後まで読みました?」
俺の疑問を感じ取ったのか、そう尋ねてくる。不参加決め込んで、最後まで読んでなかったな。再び目をA4紙に落とす。最後の行で、強烈な胃の痛みが走る。
『企画発案・主催者 獅堂虎巌』
これ、俺が全員から恨まれるやつじゃん。しかも、俺も強制参加じゃねえか。ふと周りを見ると、遠山金虎を知らない者たちからは、
『余計なこと企画すんなよ。』
という視線、知る者たちからは、
『自殺願望でもあるのか?』
という視線。違う、誤解だ。どんなに叫ぼうと、この企画は決定してしまっている。覆ることはない。腹を括った俺は、
「胃薬買って来る。」
これから、その日まで襲い掛かる、胃痛との戦いを始めた。
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―風魔陽菜視点―
師匠より、姉上殿について話がある、という呼出を受けて、師匠のお宅に参上する。玄関の扉を叩くと、リサ殿が応対される。ふたりきりではござらんかったか…、少し気分が沈む。
「風魔、来たか。こっちだ。」
部屋の中から、師匠が手招きされる。
「御意。」
師匠の前に移動する。
「風魔、先日姉さんに会った時にも言ったが、他言無用だ。それは大丈夫か?」
「勿論、誰にも話してござらぬし、話す気も毛頭もござりませぬ。」
師匠からの言いつけを破る様なことは、決してしない。
「まあ、お前だから、そのへんは信頼しているが、今回はその理由だ。」
信頼している、その言葉に歓喜に震える。最も忍び故、表には出しはしない。
「姉さんの事を説明するのは、お前の安全の為でもあるから、しっかりと聞けよ。」
「御意。」
それから、師匠から姉上殿の説明を映像を交えながら受ける。…特別機密、格好いい響きでござるな。忍者っぽい響きでござるよ。しかし、
「つまり、姉上殿の事を不用意に話すと、某が、武検や公安に消されると…?」
「そうなる。だから、絶対に話すな。何かあったら俺に連絡しろ。いいな?」
「御意!」
しかし、師匠の説明と映像を見る限り、見た目からは、想像できない規格外な人物でござるな。師匠が言っているのだから、間違いないのでござろうが、少し疑問が残る。本当に、そんなに強い人物が存在するのでござろうか?
某と師匠が話を終えようとしていると、リサ殿の携帯がなり、通話を始める。
リサ殿の通話の中から、『かなこ様』と聞こえ、姉上殿からの連絡だと分かる。通話を終えたリサ殿は、
「ご主人様、かなこ様のお買い物のお手伝いをして参ります。」
と師匠に伝える。
「あー、姉さんが迷惑かけて悪いな。よろしく頼む。」
師匠の返事に一礼し、部屋を出ていく。
「風魔、お前も説明は済んだし、帰って大丈夫だぞ。まあ、疑わしいと思うなら、リサを追ってみたらどうだ、姉さんのとこに行ってるだろうし。」
「御意、師匠、失礼するでござるよ。」
ボフンと煙玉と共に師匠の家を出る。師匠の言葉を疑うことは致さぬ。されど、自身の目で観察し、正確な理解をするのも忍びの努め、リサ殿を追跡し、姉上殿を観察するでござるよ。
リサ殿を追跡し、繫華街に出る。姉上殿と合流されたようでござるな。
それから、おふたりは、買い物をされていく。普通の女子にしか見えんでござるな。随分と買い物をされた様子…、姉上殿がリサ殿に荷物を預けた。それと同時に姉上殿の姿を見失う、
「なっ!?」
何処へ行かれた!?探そうと視線を動かす。
「つけていたのは、私の方か。」
背後から声をかけられる。
「姉上殿…」
尾行対象が背後から現れる。
「たしか、風魔だったな。何か用か?」
「姉上殿の調査でござる。某は忍び故、この様な形での尾行を、お許しくだされ。」
バレた以上、正直に話す。師匠の身内に噓はつきたくない。
「では、飯でも食いながら話すとしよう。リサも一緒でいいか?」
「是。」
「安心しろ、奢りだ。」
「かたじけないでござる。」
「では、行くぞ。」
姉上殿が某を掴み、グンッ‼急激にかかったGに意識が薄れていく、なんという移動速度…師匠の話は、間違いなく本当でござった…
目覚めると、リサ殿の姿が映る。どうやら介抱してくれたらしい。
「起きたか、速度を出し過ぎたようだ、悪かったな。」
姉上殿が某に謝る。
「か、かなこ殿は悪くないでござるよ。某が未熟であっただけのこと、お見苦しいところを見せて申し訳ないでござる。」
忍びたる某が、移動速度に屈するのは、修行が足りぬ証拠、不甲斐ないでござる。
「あの、すみませんでした。てっきり風魔を襲ったと思って…。」
「気にするな、こちらも紛らわしかったのだ。身体に異常はないか?」
「は、はい、大丈夫です。」
姉上殿と火野殿が会話をしている。どうやら某が、姉上殿に攻撃されたと勘違いしたらしい…あれ、これは不味くないでござるか?姉上殿の存在は知られてはならぬ筈、島殿と火野殿に知られているのでは…
「風魔様、今のところ、かなこ様がご主人様の姉とはバレておりません。」
リサ殿が耳打ちして下さる。
「一応、おふたりと接触してしまったことは、ご主人様に報告済みです。遠山の苗字と、ご主人様の姉と分からなければ、ギリギリセーフだそうです。」
「早急に引くべきかと。」
リサ殿の言葉を聞き、そう伝えて、姉上殿を見ると、火野殿と何か話している様子。その間に峰殿が入り、会話が終わる。こちらを見た姉上殿より、「少し待っていろ」と指示を受けると同時に姿が消える。出鱈目な移動速度でござるな。数十秒後に現れ、
「待たせた。風魔、腹が減っているのだろう。先程の詫びだ。」
姉上殿が、某にコンビニの袋を差し出す。中には、パンやおにぎり、お茶が入っているでござるな。
「あ、かたじけないでござる。」
おずおずと受け取る。師匠の言った通り、姉上殿については考えない方が正解なのかもしれないでござるな。
「失礼する。行くぞリサ、風魔。」
姉上殿が、3人に背を向けて歩き出す。リサ殿と並び、姉上殿の後ろについていく。
「すみません、あの瞬間移動は何ですか?」
後方から、火野殿の声が聞こえる。その声に姉上殿が振り返り、
「走っているだけだが。」
そう答える。某は師匠に聞いていた故、知っているが、実際に見た今でも信じられないでござるよ。
少し歩いたところで、
「リサ、この辺りで旨い店はあるか?」
姉上殿が、リサ殿に尋ねる。
「そうですね…、ああ、ここはいかがでしょうか。」
リサ殿が、焼肉店に案内する。
「焼肉か、いいな。風魔もここでよいか?」
姉上殿が、某に尋ねる。
「是。」
奢ってもらう身、反対などござらぬ。それに焼肉など、なかなかの贅沢でござるよ。
「そうか、ではここにしよう。」
姉上殿が、先陣を切り店に入る。
「かなこ様は、肉類が好きなんですよ。」
席に案内される道中、リサ殿が教えてくださる。白雪殿の時も思ったが、リサ殿は人に取り入るのが上手い。某も忍びとして、見習うべきところでござるな。
「好きに注文しろ。遠慮はいらん。」
そう言われても、やはり気を遣うでござるよ。とりあえず、白米で安く仕上げるでござる。そう考えながら、メニュー表を見る。
「ご主人様も、こちらに向かっているそうです。」
リサ殿が、隣に座る姉上殿にそう伝えている。師匠も来るでござるかっ‼
「そうか、金次は、奢りだと言うとすぐ来るな。」
呆れた様に姉上殿が笑う。そして、
「リサ、私の分は適当に決めてくれ、少し席を外す。」
2,3言リサ殿と言葉を交わし、姉上殿が席を離れていく。何かあったのでござろうか?
「風魔様、注文を済ませてしまいましょう。ご遠慮なくご注文してください。遠慮されると、リサがかなこ様に叱られます。」
姉上殿は、某の為に席を外したのでござるか!?
「かなこ様は、不器用ですがお優しい方ですから。ご主人様と同じですよ。」
確かに、師匠もそんなところがあるでござるな。それから、ふたりで注文を済ませて、会話をする。注文したものが届いた、少し後に姉上殿が戻ってきた。
「先に食べていてもよかったのだぞ。」
テーブルに並ぶ生肉を見て、そう言う。流石に、そこまでの不躾な振る舞いは、出来ないでござるよ。
「では、頂くとしよう。」
姉上殿が、
「いただきます。」
と言う。それに従い、某たちも同様にし、肉を焼き始める。ジューッという肉の焼ける音と共に、匂いが鼻腔をくすぐり、食欲を促す。
「かなこ様、焼けましたよ。」
リサ殿が、焼けた肉を姉上殿の皿に載せる。
「ああ、お前も世話ばかりでなく、しっかりと食べろよ。風魔、お前も遠慮なく食べろ。」
そう言って姉上殿が、肉を口に運ぶ。
「旨いな。」
肉を飲み込み、そう言う。
「風魔様も焼けてますよ。」
リサ殿が某の皿にも肉を載せていく。
「かたじけない。では―」
肉を口に運び。口に広がる肉の油と旨味に、たまらず白米を掻っ込む。
「美味しいでござるよ。」
火のついた食欲は、燃え上がる。箸が止まらない。うおォン某はまるで人間火力発電所でござる。
ひたすら食べ続ける。姉上殿もリサ殿に世話されながら、黙々と食べている。ようやく食べ始めたリサ殿を見て、姉上殿が
「して、風魔よ、聞きたいことはあるか。」
本題に入る。そうでござった。しかし、
「某は、姉上殿がどれ程の実力者か、調べておったのでござるが…先程の移動速度で、分かったでござる。某の想像を超えており、これ以上の情報は頭が混乱するでござるよ。」
そう、某よりも遥かに強い。それは十分に分かる。これ以上は、頭がおかしくなるでござるよ。
「乱波の仕事は生き延びること。如何なる状況でも生還し、情報を伝えるのが第一。彼我の力量を見極めるのは立派だ。」
「姉上殿からは、逃げ切れる気のは無理でござるよ。」
後ろに立たれても、気付けなかった。逃げれるなんてあり得ない。
「それは、誰も出来ない気がしますよ。だた、かなこ様なら見逃しては下さるでしょうね。」
「殺しは、私の流儀に反する。例え極悪人相手であろうとな。」
殺されなくても、再起不能になりそうでござるよ…
「来たようだな。」
姉上殿がそう言うと、店の入口に師匠が現れる。どういう察知能力でござろうか?店員に案内され、師匠が席にやって来る。
「師匠。ささ、こちらへ。」
某の隣へ誘導する。
「姉さん、風魔にいつから気づいてた?」
席に座りながら、師匠が言う。
「リサが来た時だな。どっちをつけていたかは、分からなかったがな。」
そんな段階で、でござるか!?
「まあ、危害を加える感じはなかったから、買い物を済ませるまで、放置していたがな。」
次元が違うのが分かっただろ。師匠がそう耳打ちしてくる。
「某、まだまだ未熟者だと再認識したでござる。」
「まあ、姉さんは別に考えた方がいいぞ。」
世界は広い、そう認識させられたでござる。
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―キンジ視点―
風魔に、姉さんについての説明をするため呼び出した日。リサがやって来て、家事をしていた。しばらくして、風魔が来る。風魔への説明を終える頃、リサの携帯に着信がある。どうやら、相手は姉さんのようだ。通話を終えると、
「ご主人様、かなこ様のお買い物のお手伝いをして参ります。」
とリサが言う。姉さんから呼び出されたようだ。
「あー、姉さんが迷惑かけて悪いな。よろしく頼む。」
俺の返答に対し、一礼すると、リサは部屋を出ていく。姉さんはリサを気に入っているらしく、度々リサを連れまわしているらしい。まあ、リサが一緒だと安心だし、助かっているのだが、リサの負担が心配だ。リサが部屋を出たのを確認して風魔を見る。こいつは俺の言う事を疑うわないだろうが、どこか姉さんについては、信じきれていない雰囲気がある。
「風魔、お前も説明は済んだし、帰って大丈夫だぞ。まあ、疑わしいと思うなら、リサを追ってみたらどうだ、姉さんのとこに行ってるだろうし。」
百聞は一見に如かず、姉さんを観察してみたら、疑いもなくなるだろう。そもそも、姉さんの監視なんて不可能だろうが。
「御意、師匠、失礼するでござるよ。」
ボフンと煙玉と共に風魔が去る。あのバカ、部屋が滅茶苦茶になるだろうが。窓を開け、煙を外に出すべく換気する。とりあえず、俺の仕事は終わったな。勉強するか。
数時間後、勉強していた俺は、スマホの着信音で集中が途切れる。
「なんだ、折角集中できてたのに。」
リサからの着信。姉さんと一緒に行動している筈、何かあったのだろうか?
「どうした、リサ。」
「ご主人様、申し訳ございません。かなこ様が火野様と島麒麟様に遭遇し、交戦してしまいました。」
最悪だ。
「状況は?」
「とりあえず、かなこ様がご主人様の姉だとはバレておりません。理子様がタイミングを見て、仲裁に入られる予定ですが…」
リサが気まずそうに言う。
「なんだ?」
「気絶している風魔の対処は、いかがすればよろしいでしょうか?」
なんとなく状況が読めた。追跡していた風魔を、姉さんが気絶させてしまい。そこを、理子と一緒に行動していた火野たちに見られた。ってところか。
「とりあえず、姉さんの事がこれ以上知られない内に、風魔を起こして離れてくれ。」
後は、うまいこと理子が対処してくれるだろう。
「かしこまりました。理子様とその様に対処致します。」
「頼む。」
通話が切れる。とりあえず、素性がバレなければギリギリセーフだ。遭遇した面子に間宮がいなかったのが救いだな。あいつがいた場合、間違いなくややこしいことになる。
「面倒だが、いつでも動けるようにしておくか。」
姉さんが絡んだ案件だ、状況が変わる場合も大いにあり得る。最悪の場合、俺が火野たちに事情を説明する必要がある。
準備を終えた頃、スマホにメールが届く。リサからだ。
内容は、無事に火野たちから離れたらしい。また、姉さんが風魔に焼肉を奢るらしく、俺もご相伴にあずかれるとのこと。丁寧に店の名前と地図まで添付されている。最悪の事態に備えて準備していたが、いい意味で準備が無駄にならなかったようだ。
いそいそと玄関に向かい、店に向かう。焼肉か、姉さんらしいチョイスだな。繫華街に着き、リサから伝えられた店の前に立つ。扉を開き中に入ると、店員がこちらに来る。中にいる姉さんたちの席に案内される。
「師匠。ささ、こちらへ。」
俺の到着を見て、風魔が席に誘導する。
「姉さん、風魔にいつから気づいてた?」
席に座りながら、姉さんに尋ねる。
「リサが来た時だな。どっちをつけていたかは、分からなかったがな。」
風魔はアホだが、諜報能力は、流石忍者という程度には優れている。それを合流時点で見つけているのは、格の違いということだろう。
「まあ、危害を加える感じはなかったから、買い物を済ませるまで、放置していたがな。」
姉さんは、気配とかを探知する能力が異常に優れ過ぎているせいで、忍者にとっては最悪の相性だろう。更に戦闘能力はそれ以上に高い。姉さんは、何かしらのバグが発生しているのだろう。
そんなに早くバレていたとは思っていなかった風魔は、驚愕と若干ショックを受けている。次元が違うのが分かっただろ。そう耳打ちすると、
「某、まだまだ未熟者だと再認識したでござる。」
「まあ、姉さんは別に考えた方がいいぞ。」
そう、姉さんのレベルで考えると、誰しも未熟者になってしまう。でも、姉さんは別枠で考えず、己を磨こうとする風魔は、今よりも強くなっていくだろう。俺たち遠山家は、姉さんと接する時間が長すぎて、比較してたら精神が持たないからやめたけど。
姉さんの奢りで、焼肉を食べ終え、店を出る。
「では、私は帰るとしよう。リサ、今日は助かった。」
「こちらこそ、ごちそうさまでした。」
リサが、姉さんに礼を言う。それを聞き終えると、荷物を抱えて、姉さんが消える。
「ご主人様、これ以降の火野様たちの扱いですが…」
リサが切り出す。これ以上、深入りされると困るということだろう。
「火野殿は、姉上殿に興味が若干ある様子。まあ、あの力量差を見せつけられたので、仕方ないでござるが。何かしらの行動を起こす可能性はあるかと。」
「風魔、可能な限り監視を頼む。」
「御意。」
とりあえず、風魔に頼むしかない。
「火野様は、蘭豹様に話を伺う可能が高いかと思います。」
「たしか、姉上殿の妹分と言っておられた。驚きでござるが、蘭豹殿ならそのあたりは、わきまえておるのでは?」
蘭豹と姉さんの関係は、俺も知らないから、どういう対処をするのかは分からない。しかし、以前遭遇した際の反応から、蘭豹は姉さんに対し、強い恐怖心がある。下手打って怒りを買わない様に、余計なことは言わないだろう…多分。
「火野の監視をしつつ、理子と連携して情報収集するしかないか。風魔、リサ、頼んだぞ。」
「御意。」
「かしこまりました。」
武偵高の中で起きることは、退学している俺には対処仕様がなく、後手に回るしかない。まあ、このふたりに理子が加わったら、ある程度のことには対処できるだろう。特に駆け引きの面では、リサと理子は俺よりも優れているし。
「それじゃあ、頼んだぞ。」
そう言って、俺は帰路に着く。
姉さんのことだ、どんだけ考えて悩んでも、それ以上のことをやらかしてきて、そんなものは吹き飛んでしまうだろう。
忙しい過ぎて、全然更新出来ませんでした。
ごめんなさい。