アルカナの小さな軌跡   作:湊龍

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前話にて、3部っぽい書き方をしましたが…スタートは杜王町です(なるほどわからん)
それではどうぞ


Stardust crusaders
プロローグ


--よく夢を見る

だれかの灯火が消えてしまう瞬間を。

100年前の因縁がなぜ今代になって現れたのかは知らないが、この"呪い"は◼️には知られずに断ち切らなくてはならない…

◼️には、やはり負担はかけたくない…この問題は自分でケリをつけなくては

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「…やっぱりいないな」と五十嵐伊吹はS市杜王町ぶどうヶ丘高校の校門前に立ち、溜息をつく

 

 

「ったくどこ行ったんだよ 蘭…」

 

その頃、五十嵐蘭は町を望む丘にいた。

 

そこに近づく男が一人。

 

「ーーああ、ここにいたのか、貴女が五十嵐蘭だね。早速本題に移ろう。」

 

「……名乗りもせずに用件を伝えるのは得策でないと思うのだけど?」

 

「ん?ああ、まだ名乗っていなかったか 。

私は虹村という。DIO様の指令を持ってきた。」

 

 

「そう、、聞かせて。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「……おかしい。」

 

あれから2時間ほど校門前で待っているけれど一向に蘭が出てくる気配がない。

 

今日は授業がある最後の日だから一緒に夕飯の材料買うついでに両親に会いに行く日取りを決めようと朝言ったはずなのに、あいつすっぽかしやがっ…おっと失礼。

生徒もまばらになってきたし、たぶん先帰ったなあいつ。

「仕方がない 帰るか。人もまばらになって来たしな。」

 

…最近、あいつが約束を破る回数が多くなった気がする。

2・3日帰ってこないなんてざらになってきた。

急に無口になったし、話しかけても生返事しかしてこないしな…

だが学校では逆らしい…むしろ明るくなったとか。

何かあったか?…もしかして遅めの反抗期ってやつか!?

……いや、それにしてはおかしすぎる家との態度違いすぎだろ。

 

なんて考えながら買い物をしていると、

「あら!伊吹くんじゃない!」

 

ー東方朋子さんだった。朋子さんは教師をしていて、俺たちが高校進学のために3年前引っ越した時からご近所づきあいでずっと世話になっている。それと、警察官である朋子さんの親父さんにもよくしてもらっている。

仗助くんの父親、朋子さんの恋人は…大学時代にあったっきり音信不通のようだ。

 

……それはさておき今日は4歳の仗助くんと一緒に買い物に来ていた。

 

「朋子さん今帰りですか?早いですね」

 

「そうなの 仗助を迎えにいってね、この子熱っぽいのよ…」

 

「えっほんとだ顔赤いな。

それは大変ですね その荷物重いでしょう 俺家まで持って行きますよ。」

 

「あら いいの? 悪いわね ついでに冷蔵庫まで置いてってもらおうかしら?」

 

「かしこまりました お嬢様♪」

 

「……ちょーっと馬鹿にしてない? まぁいいわよろしくね。」

 

……まぁこんな風に軽口を叩くのは1つのご愛嬌として、朋子さんと近況などを話しながら東方家に向かい、荷物を全て冷蔵庫にしまった。

 

「ありがとう! 伊吹くん力持ちだから助かったわ。」

 

「いえいえ、普段お世話になってるのこっちですから。

それじゃあ仗助くんお大事に。またな。」

 

「…バイバイ」

 

その瞬間、ゆらりと何か人型のものが見えた気がしたが、瞬きの間に消えてしまった。

 

……あれ、なんだったんだろうな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

結局家に帰っても蘭は帰ってこなかった。

「まぁそのうち帰ってくるだろ」

そう思い、夕食の準備をしていると、

 

ジリリリリリリリリリリリ

と電話が鳴った。

 

「…?こんな時に誰だ? …もしもし?」

 

「もしもし 伊吹?」

 

「…なんだ母さんか どうしたのさ?」

 

「なんだとは何よ

……まぁいいわ それより、今年はこっちに来れないって本当?

あんた受験生だもんね まぁこっちとしてはに勉強してくれれば「ちょっと待って」なに?」

 

「…それ誰から聞いたんだ?今週はまだ連絡してないはずだろう?」

 

「蘭から聞いたのよ。いつもよりそっけなかったけど兄さんと話し合ったからって言ってたから…」

 

「そうか……」

 

「…もう大丈夫? 忘れてるんじゃないの?」

 

「いや、思い出したよ。たしかに話し合いしたわ うん多分そっちには行かない。」

 

「そう、、、

ああ それと今年はあまりエジプトとか行っちゃダメよ 焦るのはわかるけど…」

 

「はぁ?俺にロマンの探求をやめろと!?

冗談じゃないよ…」

 

「はぁ?何言ってるのよ ………まぁいいわ止めても絶対に行ったりするんでしょ。

止めないわ 止めないけれどそれのせいで死ぬとかはやめて 命を失ったら元も子もないのよ 外国は治安が悪いと言うし…」

 

「ああ わかってる。 ……ごめん」

 

「……はぁ あと蘭のことも気にかけてあげなさいね 電話した時なぜか思いつめた感じだったから。」

 

「……うん わかった じゃあ切るよ。」

 

「わかった…不安なことがあったらいつでも電話しなさい 待っているから。」

 

「……ああ」

 

カチャン

 

……どういうことだ?蘭が俺に相談もなしに親に電話した?

何かあったのか?

帰ってこないのも関係があるのか?

そもそもあいつの態度がおかしくなったのはいつからだ?

 

 

 

……そうだエジプトに1カ月前二人で旅行と称して行った時だ。

あの時珍しく蘭が残りたいと言うから1週間から2週間に滞在期間を伸ばしたが今思えばそこから何か違ったような。

 

……まさかあいつ気づいたのか?

だから内緒でエジプトにまた行こうとしているのか?

あいつのパスポートがあるか探さなければ

 

* * * * *

 

やっぱりか……

なぜ蘭が気づいたのかはわからないが、エジプトに一人で行ったのは止めなくては。

幸い明日から冬休みだから母さんにとりあえず連絡して……はぁまた電話かよ。

 

 

 

そうしてなんとか母さんを説得してエジプト・カイロ行きの飛行機のチケットを取ることに成功し、乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーその時はまさかその飛行機が不時着するなんて思ってもなかった…

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