アルカナの小さな軌跡 作:湊龍
オリ展開難しい…
……っびっくりした。
普段は飛行機で寝ることはないんだが、今回は熟睡してしまったな。起きた時ああなってしまうとは思っていなかったが…
アナウンスで起こされてとなりの通路に座ってたはずの人は…いや何も言わないでおこう。
やけに血なまぐさいから何かあったのかと思ったが誰も知らないようで、""とか"テロじゃあないか"とか"機体の中に鳥が入ったんじゃあないか"とか色々な噂が飛び交っていたが、結局真実は明かされないまま香港までついてしまった。
これからどうしようか。
エジプト直行を予定してバイトしてきたのにしょっぱなで中国って…
エジプト行くのに結構かかるぞ。
お金足りるかこれ。
そういえば3年ぶりだな。
道士はお元気だろうか。
そうだ。久しぶりに訪問してみよう。
そう思い、バスや鉄道などを乗り継ぎ、5日ほどかけて玉屏山へと向かった。
* * * *
玉屏山の麓にて、少しばかり山を見上げていると、
「誰が訪れたのかと思うたらお前さんか。
久方ぶりだの。」
とどこからともなく髭を蓄えた老人が姿を現した。
「道士、お久しぶりです。
3年前にお世話になりました 覚えてくださっていたのですね。」
「ほっほっ…まじないを通じて自身の呪いによる道の流れを見出そうとする者は珍しいからの。あれから変わりはないか。」
「そうですね…あなたに100年前に廃れた呪いだと教えられたことから世界の遺跡を少しずつ調べていたのですが、根本的なものは一向に見つからず…
しかし去年エジプトに手がかりがあるかもしれないと情報を」
「…旅行にて掴んだがその後にまた違う問題が生じておると。」
「そうなんです。そのためもう一度エジプトに渡ろうと思ったのですが少し不都合がおきまして、この国にまた着いたんです。」
「なるほど ………ふむ 。今日はもう遅いからわしのところで1泊するといい。
長旅をしてきたのだろう。」
「すみません…ありがとうございます。」
ーーーーーーーーーーーーーーー
こうして道士との再会を果たしてからもう一度気の練り方などを教えていただくうちに2泊させていただいてしまった
その後、お礼を述べてから去ろうとすると、
「待ちなされ」と声をかけられた
「なんでしょう?」
「これからエジプトに向かうならパキスタンには必ず寄るといい 霧が鍵を握るだろう
それと…3年前お前さんに言ったこと覚えておるか?」
「………呪術の制限のことでしょうか」
「左様、対呪術でも元を正せば呪術じゃからの 使うたび少しずつ命を削ってしまうものだ じゃから問題が解決したらその力を放棄することを約束してほしい」
「わかっております 元々そのために教えていただきましたから」
「その気持ち、忘れなさんな
……ではの 道中気をつけてな。」
「ありがとうございます。」
と、お礼を述べた後顔を上げると老人の姿は消え、いつの間にか再開する前の山の麓に戻って来ていた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
そこから麓の近くにある村で、バイクを工面し、8日ほどかけてパキスタンの国境付近へとバイクを走らせていると、なぜかその下に道路が…
一度バイクを停め、地図を確認していると下の道路に2台の車が走ってきた。
あの2台やけにスピード遅いな……しかもおかしい…前の車ブレて見えるんだが?
あっでも後ろの車が追い越すから大丈夫かな。
なんて考えながら下の道路に降りていく道を探そうと前を向くと、向こうから道路の半分を占めるぐらい大きなトラックが走ってきているのが見えた。
「っあぶねぇ!『スクリーム・アイ』あの車の追い越しを阻止してくれぇ!」
と咄嗟に叫ぶとスタンドのヴィジョンが鳴き声をあげながら出現し、車の方へと一直線に飛んで行った。
⭐︎人物紹介
道士
容姿:白髪で白髭をたくわえた老人。
3年前、主人公が家族とともに中国へ行った際、玉屏山の付近で親とはぐれてしまい、しばらく歩いて行ったときに出会った人物。
主人公の呪いが”100年前に廃れたものである”ということを言い当て、対呪術の術を教えた。
便宜上は”道士”と呼ばれているが、その名前やどのような人物かを知るものはいない。
山の中にある一軒家に住んでいるが、普通に探してもまず会うことはない。
神出鬼没で、悩みを持つ人の前に現れその人にあった忠告をしたり、修行をつけてくれたりする。
スタンド使いではないが、”道士”が住んでいる空間は他との時空が違うらしく、3年前1週間ほど滞在したと思っていたが1時間しか経っていなかったらしい…
今回は日にち通りに時間の流れが進んだ模様。
…本当にスタンド使いじゃあないのか?
対呪術の術は制約があまりないが、呪いを持っている人が使える前提の術のため、呪いの被害が解消された際、対呪術の術は全て手放さなければならないという条件付きである