ありふれない聖剣はなぜか僕を選んだ。   作:lkjhg

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執筆する時間がなくなってきた

追記
アンケートについて

勝手に始めて数日で勝手に締め切りました。
数としては五分五分のような感じですが一応noのほうが多かったので(一番多かったのは「どうでもいい」でしたが)このままですますで喋らせていきます。


第4話 悲劇

『月が綺麗ですね。』

『何それ告白?』

『いえ、見たままなのですが…ああでもグラディだったらいいかもしれませんね。』

『え?マジ?』

『マジです。僕を女の子に変えたり竜の因子をぶち込んだり夢(?)のなかでアルトリアと訓練もとい生活させられたりしましたが感謝してるんですよ。』

『というと?』

『あなたに会わなければ今ほどの余裕はなかったでしょうし結果的に死ににくくなったので。』

『あはは、ありがとう。本来男のままでいくつもりだったけど勢い余っちゃってね。でも私も感謝してるよ。毎日手入れしてくれるし私のわがままに付き合ってくれるし。』

 

少し肌寒くなってきたので部屋に戻りました。

戻る途中で香織がハジメの部屋に入って行くのが見えました。あの格好でとは大胆ですねぇ。

 

 

 

 

 

 

『やっと実戦訓練だよ!』

『僕も魔物がどんなものか気になっているので楽しみです。』

 

あれから数週間が経ちましたが特に何もありませんでした。

流石に勝てないことを理解したのか、つっかかって来なくなりました。

 

実戦訓練地はオルクス大迷宮という場所です。

迷宮の入り口がまるで博物館のようでわくわく感があります。

受付孃さんにステータスプレートを見せます。

これで出入数の管理をしているようです。

僕のステータスプレート見た受付嬢さんは3度見くらいしてきました。気持ちはわかりますよ。

 

 

 

 

ラットマンというネズミ男的なのと戦っています。

といってもステータスが高いせいで一撃で終わってしまいます。FPSでワンショットワンキルという言葉がありますがそれをもじるならワンスラッシュワンキルってところですね。

 

生き物を殺すという感覚は初めてです。

人を切ったことはありますがそれはアルトリアとの模擬戦中の話です。

お互いに魔力さえあれば瀕死レベルの重症でさえも回復可能な鞘を持っているので死ななければいいというスタンスでやってましたから色々切りましたし切られました。

 

彼女は堅かったですよ。そもそもこちらの攻撃は弾かれ、いなされでしたし、逆にこちらは彼女の攻撃を捌ききれないので切られまくりました。

それでも少しずつ少しずつ捌けるようになり、攻撃が当たるようになり最終的には合格をもらいました。

 

なのでこれくらいの敵であれば問題ないですね。

 

それと他の人はパーティを組んで戦っていますが、メルド団長が

 

「おそらくこの世界で一番強いから一人で自由に戦え。一応仲間のフォローもしてやってくれよ?でないといざという時が困るからな。」

 

って言ってました。なので僕は一人です。

ちょこちょこ移動しながら危なそうなパーティの助太刀をやったりしてますが。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

はっきりいいましょう。

ヌルゲーです。

現在20階層なのですがまだ戦っているという感覚を感じません。それほどまでに弱いです。僕が強すぎるという可能性もあります。

 

『弱いね〜敵』

『まだ20階層ですよ。僕のレベルに合わせて敵が出てきたら皆死んでしまいます。』

『そうだね。もらった能力はどれも素晴らしいけど使いこなせてないというか発展途上というか。』

『その両方でしょう。それに実戦は初めてですし。』

『本来そんな甘いこと言ってられないんだけどね。』

 

戦争においてはそうですけどここは迷宮です。

普通の冒険者がお金を稼ぎに来るところです。

この階層あたりまでなら素人が挑んだとしても経験者とパーティを組んでいれば問題ないでしょう。

 

 

特に危ないところもないので戦場を後ろから見ていました。

ロックマウントというゴリラっぽい魔物のせいで一時的に戦線が乱れました。そこで天之河くんは何を思ったのか天翔閃という技を使いました。その影響でぱらぱらと小石が落ちてきました。

 

「こら!こんな閉鎖空間でそれを打つな。崩落したらどうするんだ。」

「す、すみません。」

 

「あれ、何かな?キラキラしてる…」

 

「ほぉ〜あれはグランツ鉱石だな。大きさもなかなかだ。珍しい。」

 

綺麗ですね。でも僕は宝石に大して興味はありません。

特に理由もないんですけどね。

 

「だったら俺らで回収しようぜ!」

「待て!安全確認がまだなんだぞ。」

 

聞こえないふり、ですね。

こういうとき迷宮製作者、ゲーム風に言うならダンジョン製作者でしょうか。結局は同じですけどね…

その人はたいていこいうものにトラップをつけたがると思います。宝箱の近くにトラップを置いたり開けたら敵が湧いたりします。

ですので

 

「団長!トラップです!」

 

こうなります。

いつ見たか覚えていませんがゲームの攻略本にありました。

トラップが発動すると魔法陣が輝いてどこかへ飛ばされました。ですが迷宮内のようですね。

 

『鎧も着ましょうか。もちろん風王結界ありです。』

『おっけー』

 

鎧は魔力で作っています。

なので一般的な金属製のものよりも格段に性能は上です。

 

「まさか…ベヒモス…なのか」

 

ベヒモスといいますと座学の時間に習った前の勇者の最高到達階層のボスで倒せなかったという話でした。

 

「つまり65階層というわけですね。後ろで骸骨が湧いてますから逃げ道を確保するためにそちらを相手しましょう。どうせ前のベヒモスは天之河くんがでしゃばると思うので。」

 

さてここからは仕事の時間ですね。

 

「ハアッ!」

 

一振りで3、4体ほど吹っ飛んでいきますね。

骸骨はそこまで強くないみたいです。

 

「皆さん!骸骨はそこまで強くありません!皆さんの現状でも倒せます!だから早く退路を確保してください!」

 

そう言われ動き出す者、まだ固まっている者。

これを機に考えるでしょう。

戦い続けるか、戦いから逃げるか。

逃げるのは決して悪いことではありません。

 

ですがこの場において我先に逃げようとするならば許しません。この場は一致団結しなければ切り抜けられない。

そういう状況です。

 

もっともこの場から逃げられたとして地上へ帰るまでに何十階層とあるのですから死ぬ確率が増えるだけですけどね。

 

 

 

ふむ。天之河くんの全力でも無傷ですか。

ならば即刻撤退です。

これ以上ここに留まってもいいことはないですしわざわざ戦う必要はありませんから。

 

ん?ハジメが錬成で足止めしてクラスメイトが魔法の詠唱をしていますね。

なるほど。そいうことですか。

 

ハジメが足止めをしている間に魔法の準備をし、ダメージは無くとも衝撃は与えられるからハジメの撤退を支援できる、ということですね。

 

 

 

放たれた魔法は寸分違わずベヒモスに吸い込まれるように見えたが一つだけ軌道が変わった。

それはハジメの方に向かって行き当たった。

 

『ねえ!あれはヤバくないッ!?』

「ッッ!!」

 

 

魔力放出全開、浮かないように体を低くして地面を思いっ

きり蹴る。車でさえも置き去りにするようなスピードで跳んだ。まさかの地面の崩壊により落ちていった、否、落とされたハジメには手が僅かに届かなかった。

 

 

 

「…ハジメが落ちて今直感スキルが働くなら落とされる前に働いて欲しいものです。生きてるみたいで何よりですが。」

 

僕の直感スキルは頻度がかなり少ない代わりかわかりませんが精度が物凄くいいんです。

彼ならきっとこの先も生き残るでしょう。

地球でそんな強さを何度か感じました。

 

気持ちはわかりますが香織にはとりあえず寝てもらいます。

このまま騒がれてては撤退の妨げになるかもしれないので。

 

「首に手刀をあててっと。ふぅ。この体になってから力加減が難しすぎるんですよね。うまくいってよかったです。」

 

香織を運ぶのはクラスメイトに任せましょう。

 

「香織に何をした。」

「気絶させただけです。早く隊列を組んでください。帰りの戦闘は全て僕が行います。」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

どうにかこうにか地上へ帰って来ました。

 

『ごめん。もうちょっと早く気付いていれば』

『それは僕も同じです。だから自分をせめないでくださいよ。』

『うん』

 

いつもより念入りに手入れをしてあげましょうか。

 

さて、落ちたタイミングでは生きていると直感スキルでわかったのですがその後はわかりません。

生きたいと思えば何かしらそのための手段を模索するでしょうしその気がなければその時は…って感じですね。

でも食料がないですよね。

魔物の肉でも食べなければ…

 

魔物の肉を食べると死にます。

まさか食べたりしないですよね?

 

 

一応捜索には行きます。

もちろん単独です。

クラスメイトを連れて行くのは非効率的ですし守りきれない。

近いうちにメルド団長に相談しましょう。

可能であれば一週間以内に行きたいです。

 

 

香織が起きないという問題もありますが誰の魔法がハジメに当たったのかという問題があります。

概ね見当はついています。

しかしこのトータスという世界に監視カメラなどないので物的証拠がないんですよね。まぁ言うだけ言ってみましょう。

たぶん釣れます。

その後はこの戦いが終わるまで牢屋に入ってもらいましょう。

幸い勇者より発言力がありますからこの案は通ると思います。

 

 

 

 

 

 

僕は裏切りを許しません。

クラスメイトが死ぬことも許しません。

裏切り、敵になるならば容赦はしません。

敵になったのならそれはクラスメイトとは認めません。

今回のように明確に敵でないならば牢屋に。

 

人を切るのは好きではありません。

戦争も好きではありません。

でもやるしかない。

誰かが戦わなければいけないのなら、力を持っている僕が戦います。なので戦いたくないなら隠れてください。

 

 

 

 

足手まといが増えるのはもっと嫌なので。




最後までお読みいただきありがとうございます。
オリ主の黒いところを少し出してみました。理由としてはハジメが落とされたからですね。
悪化するかはわかりません。
蒼はクラス全員での帰還が目標です。
この時期の原作ハジメみたいに邪魔するなら殺すというような感じではなく殺さないけど悪いことしたら戦いが終わるまで牢屋でじっとしててねって感じです。ある意味牢屋のほうが残酷な気はしますが。

キャラつくりの一環で喋り方をですますにしてるのですが読みにくかったりしますか?

  • yes
  • no
  • どうでもいい
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