敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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咲姫限界突破全部終了したのはいいけどさ•••レベル上がらな過ぎでしょ!?今75LVだけど中々にキツいゾ。まぁ折り返しと思って頑張りますか•••w


デザートで本気出す間抜けがいるってマ?

今日はやけに仕事やライブ会場使用の交渉だったりが面倒で、少し疲れ気味だった。咲姫たちはレッスンを終えてもう帰れる状態だが、まだ誰も帰っていない。

 

咲姫「天くん、後どれくらいかかりそう•••?」

天「スケジュール調整は終わった。でも今から会場使わせてもらう為に交渉しに行かないといけない」

 

まぁそのライブをやるのは来月とかの先の話ではあるが、会場自体はいつでもいいからライブの予定を入れて欲しいとの事なので、案外楽に進みそうだ。

一度ネビュラプロダクションに戻るつもりなので、メモ帳と万年筆を胸ポケットに入れて外へ出かける準備をする。

 

天「もうみんなは帰って問題ありませんよ」

咲姫「今日は天くんの歓迎会をする予定だったのに••••••」

天「あー•••それは、申し訳ない。多少時間貰うけど、さっさと話つけてくるから、待って貰っていいか?」

 

咲姫に問い掛けると、彼女は笑顔になって頷いた。他のメンバーにも顔を向けると、同様に頷く。

 

乙和「そうと決まったら、天くんゴーゴー!走って走って!」

天「わかりました、行ってきます!」

 

花巻さんの横を走って行き、俺は会場へと向かった。

 

交渉自体は滞りなく終わり、予定通りにスケジュールを組む事ができた。また走って事務所に戻ると、みんなしっかりと待っててくれていた。

 

衣舞紀「おかえり、天。じゃあ行こっか」

 

そういえば歓迎会とは言われていたけど、何処に連れて行かれるのかはさっぱりわからない。ハッ、まさか会員制の緊縛バーに•••!?いやこんな性癖歪んでるとは到底思えんわ。

 

咲姫「•••どうだった?」

 

どうだった、とは会場を使えるのか、といったものだろう。俺はただ頷いた。それだけで、どういう意味かは咲姫は感じ取れていたのでこれでいいだろう。

 

天「とりあえず、来月はライブをすることが確定しました。今月分もありますが、来月にも向かってしっかりレッスン等頑張ってください」

咲姫「わかった。頑張る」

衣舞紀「天もどんどんマネージャーとして仕事を持ってきてくれるから、助かるよ」

天「それが仕事ですから。取れるものはバンバン持ってきますよ」

 

ちなみに陽葉学園の人間であることは咲姫経由でバラされたので、今は堂々と制服を着て仕事をする事もある。流石に今日のような交渉案件はスーツを着るが、事務所から出る事がなければ基本は制服で仕事をするようにしている。ぶっちゃけ一々家に帰ってスーツに着替えるのはまぁまぁ面倒でもある。

 

天「歓迎会の場所は何処ですか?」

乙和「とりあえずどこかのファミレスに行くつもりだよー」

 

ファミレスか•••ハンバーグ食べまくろうかなぁ。今日はお腹空いてるし、ご飯の大盛りとハンバーグのセットを三つずつ詰め込むのもいいな。っと、月に連絡を入れておかないと。手短に『ご飯食べて帰る』とだけ送った。これであらかた察しがつくだろ(適当)。

 

ファミレスの中に入り、店員から席に通される。席に移動してる間、なんかやたらジロジロと見られた気がするが、ま、ええわ(寛容)。

 

店員「では、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」

天「すみません、もう注文してもいいですか?」

店員「失礼致しました、どうぞ」

衣舞紀「え、もう?流石に早くないかな•••」

天「チーズインハンバーグとサイコロステーキと包み焼きハンバーグのライス大盛りセットをお願いします。後ドリンクバーも」

ノア「どんだけ食べるの!?」

 

ノアさんが驚愕の声を上げた。店員もドン引きした顔をしている。

 

天「今日メッチャお腹空いてるんですよ。バカ食いしないと明日持ちません」

ノア「だからって食べ過ぎだと思うけど•••」

 

呆れたような、でもなんだか微笑ましそうに俺を見るノアさん。俺は首を傾げる。というか俺だけ先に頼むのはマズかったかな。少し後悔した。

 

それぞれみんな注文が終わり、料理が運ばれてくるのを待つ。その間にドリンクバーで飲み物を補充して、全員座る。

 

衣舞紀「それじゃあ、天のマネージャー就任を祝ってーー」

衣舞紀•乙和•ノア「かんぱーい!」

天•咲姫「か、乾杯•••」

 

テンションについていけなかった俺と咲姫は小さめの声で絞り出した。そしてノアさんからカワイイムーブをキメられた。

その後すぐに全員分の注文品が届き、テーブルの上が食べ物だらけになった。

 

天「あむ、むぐ、もぐもぐ•••久しぶりの外食の飯、うめぇー」

 

外食なんて基本しないから、もしかしたら一年ぶりにファミレスの飯を食べたかもしれない。

 

ノア「美味しそうにご飯頬張ってる天くん、カワイイ•••!」

 

丁度向かいの席に座っているノアさんの表情が崩れに崩れていた。めっちゃデレデレしてる。

 

咲姫「はむ、もぐ•••」

 

豪快にバクバク食べる俺に対して、隣にいる咲姫は静かに少しずつ食べている。

 

乙和「咲姫ちゃん遅いよ〜?」

咲姫「す、すぐに食べる•••」

天「ゆっくりでいい。急いで食べると喉に詰まるぞ」

衣舞紀「今この中で一番がっついて食べてる人の言う事じゃないよね•••」

 

新島さんから苦笑が漏れる。

 

乙和「天くん、そんなに食べてデザートとか食べられるのかな〜?」

天「何言ってるんですか花巻さん。デザートからが本番ですよ」

ノア「そんなに食べてデザートも食べるんだ•••」

咲姫「すごい食欲•••」

天「はぁ〜、うめぇ」

 

やはり、ファミレスの飯は最高や、あぁ^〜たまらねぇぜ。もう気が狂うほど、美味しいんじゃ。やったぜ。

 

結果、ペロリと平らげました。美味かった。たまには外食も悪くないな。今度月を誘って何処か食べに行こうかな。

 

乙和「それじゃあ、デザートいこっか!」

衣舞紀「本当は体型維持の為に甘いものは控えたいのだけど••••••」

乙和「今日は天くんの歓迎会なんだからそんな事気にせずに食べようよ!!」

咲姫「デザートは•••フルーツ盛り合わせのパフェが食べたい」

天「俺は•••パフェ全種食べます」

ノア「食べ過ぎ••••••」

 

またもやノアさんから呆れた声が聞こえてきたが気にしない。まだ俺の胃袋満たされてないんだから、ま、多少はね?

 

うん、わかってた。わかってたよ。またもや店員にドン引きされたよ。大食いなのがそんなに珍しいのか?だからってそんな変なものを見るような目はやめてくれよ(涙目)。

んでまぁ、注文したパフェ、きたよ。ここのパフェって意外と種類多いんだな•••。8種類のパフェが俺の目の前にドーンと置かれている。

 

衣舞紀「ねぇ、天••••••大丈夫?食べられる?」

天「余裕ですよ」

 

スプーンを手に取ってパフェのクリームを掬って口の中へ運ぶ。濃厚な甘みが口いっぱいに広がり、自然と頬が緩んでしまう。うんめぇ。

 

咲姫「天くんのパフェ、少し食べたい•••」

天「ん?あぁ、いいぞ」

 

咲姫の前にパフェを運ぶ。••••••自分から食べない。おい、なんかデジャブを感じるぞ。

 

咲姫「食べさせてほsーー」

天「自分で食え」

 

二人きりの時ならともかく周りに人がいる中で『あーん』なんて恥死するわ。流石にそこまで俺の神経は図太くない。というか咲姫は咲姫でなんでこんな状況にも関わらず、そんな事が言えるのかわからない。

咲姫はムスッと頬を膨らませた。可愛い。ノアさんがメッチャ叫んでる。うるさい()結局咲姫は一人でパフェを掬って食べた。そして何とか俺の心の平穏は保たれたのだった。

 

会計をすると、大体が数千円程度のものだが、俺だけは万単位だった。会計の兄ちゃんに『大食い番組とか出てる?』って聞かれたけど大食いの人はもっと食うでしょ•••と思いながら首を横に振った。

少し暗くなった帰り道。街灯が点き、道を照らしている。だが周りは仕事終わりのサラリーマンやらでガヤガヤと賑わっていた。

 

乙和「今日は楽しかったね〜!天くんがあんなに食べるなんてビックリだよ!」

天「今日くらいですよ、あんなに食べるのは。明日から減量だなぁ•••お金もかなり使ってしまったし•••」

 

万年筆を新調したばっかりなのに一万の出費はかなり痛いものだ。本当に今月は遊べないなぁ•••。

 

衣舞紀「それじゃあ、私はこっちだから。じゃあね!また明日!」

乙和「私もそっちー!」

ノア「私も」

天「俺と咲姫は別ですね。今日はありがとうございました。さようなら」

咲姫「またね」

乙和「バイバーイ!」

ノア「また明日」

 

花巻さんは手をブンブンと大きく振り、ノアさんは小さく振った。咲姫もノアさん同様小さく振り、俺は頭だけ下げた。

わかってはいたが、咲姫と二人きりになった。人通りが少ない道になり、俺と咲姫が歩く音と少しばかりの周りの人達の話し声が聞こえる。

 

天「咲姫」

咲姫「?どうしたの?」

天「あぁ•••その、何て言うか•••あんな人がたくさんいる中でああいう真似は、やめて欲しい」

咲姫「わかった。じゃあ二人きりの時だけするね」

 

本音を言うなら付き合ってもないのにそういうことはやめた方がいい、と言いたい。だがもしそれで今の仲が崩れたとなると、仕事にも支障をきたす可能性があるので、あまり踏み込む事ができない。いや、そもそもだ。何故咲姫が俺にこんなに懐いているのか知りたい。それさえわかればこんなに絡まれても多少は納得できるかもしれない。でも訊くのは少し怖い。俺を誰か好きな人と勘違いしてる、なんて話になれば俺は泣いて走って帰る。

 

咲姫「••••••どうしたの?私の顔に何かついてる?」

天「いや、何も•••」

 

そう言った内部事情は、来る時が来たらにしよう。今は余計な事を考えていられる程暇じゃない。また明日も仕事があるんだ。油断せずに生きていこう。

気がつけばもう俺の家は目の前だった。

 

咲姫「またね、天くん。明日もお昼、一緒に食べようね」

天「••••••あぁ、わかった」

 

俺は頷いた。玄関のドアを開けて家の中に入り、俺は座り込んでしまう。

 

天「はぁ•••疲れた」

 

心の奥底に張り付いて離れないようななんとも言えない感覚。私情を挟むつもりはなかったのだが•••何故咲姫相手になるとそういう風にならないのだろうか。明日からまた気持ちを切り替えていこう。俺は仕事であの場にいるんだ。余計な事は考えないようにと、寝るまで頭に言い聞かせた。




今週、レポート祭りですので小説書けない•••貯めてる分が減るぅ、余裕なくなるぅ()
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