敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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最近執筆が進まなくてガチで焦っている人ですどうも。なんかねーネタがない。引退迫ってるから必死に進めてるけどどうにもねぇ•••。なんかネタくださいお願いします。


12月8日(月)前編

月「•••••••••朝だよ?」

 

天「わかってる」

 

朝っぱらから月にジト目で見られてしまう。それに対して俺は無表情を返すが。

 

月「•••それで、この状況は?」

 

妹がため息を吐きながら俺の机を見下ろす。

水性のインクがベチャベチャに撒かれていた。俺はあっ、と声を漏らす。

 

天「前使ってた万年筆からインクが出たから使えるかなーと思って試したらこうなった」

 

月「好奇心でやる事じゃないよね!?おかげで机真っ黒だよ!!」

 

バンッ!と机を思いっきり叩いて月が叫んだ。うん、すまん。マジですまんかった。

 

天「掃除は俺がしておくから一階に降りとけよ」

 

月「いや信用できないんですけど•••?掃除してた試しがないんですけど•••?」

 

天「うっせぇうっせぇうっせぇわ」

 

月「はいはい流行りに乗らなくていいからー」

 

おちゃらけてみたものの冷静に流されてしまった。ちくしょうめ。

またも大きなため息を吐いた月は、濡らした雑巾を持って机を拭き始めた。

 

月「私がやっておくからご飯出しといて」

 

天「アッハイ」

 

有無を言わせぬ圧を感じて、俺は素直に頷いた。

いつもの足取りで一階に降りて、テーブルの上にご飯を置いていく。

 

月「はぁーもう•••壊れたものをどうして使おうと思うかなー••••••」

 

愚痴を零しながら月が階段を降りてきた。俺は先に席に着いて、妹が向かいに座るのを待つ。

ゴミ箱に雑巾をブチ込んだ後に、向かいではなく隣に座った。

 

天「は?」

 

月「え?」

 

何故か定位置に来なかったので、俺は驚きながら月に目を向ける。が、逆に月からすれば普通の事なのか、俺が驚いた目を向けられた。

 

天「え?いやだってお前•••いつも向こうじゃん」

 

月「たまにはいいでしょたまには!細かいなぁお兄ちゃんは」

 

そしてそのまま何事もなかったかのように食事を始めてしまった。

えぇ•••ちょっとこれどうすりゃいいの?ねぇ?

 

月「今日はお仕事どれくらいかかりそう?」

 

天「•••いつも通りだが••••••」

 

月「わかった。じゃあいつも通りご飯の準備しておくから予定立てないでね」

 

天「••••••わかった」

 

月「お味噌汁まだ飲む?」

 

天「えっ?あっ、あぁ•••頼む••••••」

 

味噌汁が入っていた碗を月が持っていく。

••••••おかしい。絶対月じゃないだろ。月の皮被った常識人だよ••••••!

いや普段のあいつなら「お兄ちゃん次咲姫さんといつセックスするのー?」とかニヤニヤしながら訊いてくるに決まっている。

なのになんだ今のあいつは!?すげぇ普通じゃん!怖!!

 

月「はい、お味噌汁」

 

天「あぁ•••ありがとう••••••」

 

違和感しかない今の妹の態度は不思議で仕方なかった。ぎこちない動作で碗を受け取る。

 

天「(えっ!?何なの•••!?もしかして彼氏できたとかか••••••!?)」

 

ここまでの劇的な変わりよう。好きな男でもできたのだろうか。だからいつものおふざけは無しにして気遣えるいい女になろうとしているのか••••••!?

 

天「(だとしたらすっげぇ嬉しい••••••!俺の事ギャーギャー言ってたけど、こいつもこいつで男できる兆しがまっっったくなかったからな。どんなヤツだ?楽しみだ)」

 

月「•••どうしたの?ニコニコして」

 

天「何でもない」

 

どうやら顔に出ていたようだが、この際隠さなくてもいいだろう。気分のいいまま食事を終えて、俺はすぐに家を出る準備を整えた。

 

天「んじゃ、行ってくるわ」

 

月「行ってらっしゃい。気をつけてね」

 

月に見送られながら、俺の気分はずっと上々だった。どこか浮ついた気分で学園へと向かって歩き続ける。

 

天「いやー•••まさか月がねぇ••••••」

 

妹に彼氏ができた事があまりにも嬉しくて、ついニヤついてしまう。いかんいかん。周りに人がいるんだからちゃんとしないと。

 

天「•••••••••ははっ」

 

それでもやっぱり笑みは止まらない。多分今まで生きてきて過去上位に君臨するほどに歓喜してしまっているだろう。

これで神山家も安泰だな、と俺は心底安心した様子で歩を進めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

焼野原「なんかやけに嬉しそうだな、何かいいことでもあった?」

 

天「そんなとこ」

 

学校に着いて、顔見知りしかいないのを良い事に俺は笑顔を全く隠さずにひけらかす。

 

焼野原「もしかして出雲さんと何かあったの?」

 

天「いや、今回は咲姫は関係ないんだ。でも、咲姫と付き合った時とかと同じくらい嬉しい事だ」

 

焼野原「•••••••••もしかして出雲さんが妊娠!?」

 

咲姫「えぇ!?」

 

天「今さっき咲姫は関係ないっつったばかりだろ!?というかまだ学生なのにそんなことしねぇよ!!」

 

教室中に響き渡る声で俺と焼野原くんが応酬を続ける。というか今ので焼野原くんは女子連中に完全に嫌われたな••••••。すっげぇ冷たい目してる。怖ぇ。

 

焼野原「じゃ、じゃあ何なんだよ••••••!?お前が出雲さん関係以外で嬉しそうにしてたことねぇじゃん!」

 

天「実はな••••••!妹に彼氏ができたかもしれん!!」

 

焼野原「••••••••••••は?」

 

真剣な面持ちで彼に目を向けるが、逆に焼野原くんは白けた顔になる。

 

焼野原「••••••え?そんな事?」

 

天「そんな事とはなんだ!?あの妹に!ついに!彼氏ができたんだぞ!?家族としてこれ程嬉しい事はねぇって!」

 

焼野原「•••え、お前まさかシスコン?」

 

天「は?家族の幸せ喜んでるだけでなんでシスコン扱いされんの?殺すぞ?というか殺す」

 

焼野原「すんませんすんません•••!」

 

結構ガチ目に殺意を向けると焼野原くんは平謝りを繰り返した。

 

咲姫「月ちゃん、恋人ができたの••••••?」

 

天「あぁ、多分だけどな。朝からなんかエラいあいつらしくなくてな••••••」

 

会話に混ざってきた咲姫に朝の出来事を事細かに話す。

月の事をよく知る彼女は不思議そうに首を傾げた。

 

咲姫「確かに月ちゃんらしくないかも••••••」

 

天「だろ?」

 

咲姫「でも彼氏ができただけでこんなに変わるとは思えない••••••」

 

天「••••••まぁそうかもな」

 

あのブレという事を知らないような御転婆が、あんな180度性格方向転換をするとは考えにくい。

 

天「どうにかして探りたいが••••••」

 

咲姫「素直に訊いてみるのは?」

 

天「え?答える?あいつ?」

 

なんというか•••今のあいつじゃ答えてくれる気があまりしない。

というかあんまり相手したくない()ノアさんに似た怖い何かを感じる。

 

焼野原「そんなに壊れてんの?お前の妹」

 

天「••••••普段からは想像できないレベル」

 

焼野原「えぇ•••というか普段はどんな事言ってるんだ?」

 

天「えっとな••••••下ネタは当たり前だしやたら俺と咲姫の関係訊いてくるし、プライベートなんてあってないようなもんだな」

 

焼野原「いやメチャクチャだなお前の妹••••••」

 

天「なんでこんな風に育ったんだろうな?」

 

俺は苦笑しながら首を傾げる。まぁ大部分は父親に似たのと甘やかし過ぎたのが原因だろう。

それに加担してた俺も同罪だ。

 

天「•••でもあいつらしくねぇと逆に調子狂うからな••••••。とりあえずどうにかするつもりだが」

 

咲姫「私も手伝う••••••」

 

妹と仲の良い咲姫がいるなら多少は楽になりそうだ。

とりあえず学校と仕事が終わったら咲姫を連れて家に帰ることにしよう。その時に月に話を訊けばいい。

 

咲姫「あっ••••••お泊まりする道具持って行かないと••••••」

 

天「•••うん、こいつはやっぱりいつも通りだな」

 

相変わらずの咲姫の姿に、最早笑いすら込み上げた。こいつもこいつで本当にブレないな••••••。




あーあったまいてぇ。寝るかな。明日もキッチリ投稿するんでよろしくお願いしまーす。後僕結婚します
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