敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

113 / 146
今回のイベントの咲姫、キッチリ入手しましたー!いやー二十連で来てくれて良かった良かった!これでまたバースデーの咲姫に向けて貯める事ができますねぇ!え?イベント?走る気ない


12月10日(水)

昨日はあんな緊張感のカケラもなくワイワイとしていたが、当日となれば自然と気が引き締まるものだ。

ステージに立たない俺ですら、今現在ドキドキしている。

放課後。この時間帯にライブをするのだ。授業を終えた生徒たちが我先にとステージ前に集まっている。

その裏側で、俺たちは集まる。

 

天「これはあくまで練習として取り組んでください。今までやってきたことを披露する絶好の機会ですので」

 

咲姫「うん、わかった••••••」

 

乙和「新曲はやらない方向でいいの?」

 

乙和さんが首を傾げながらそんな事を訊いてくる。俺は頭をポリポリと指で掻きながら頷く。

 

天「それはクリスマスライブ、本番まで取っておきましょう。流石に披露先が学園というのは•••」

 

ノア「わざわざここでやる必要もないもんね。そこら辺の判断は天くんに任せますけど」

 

天「へーへー任されましたよ。方針を今更変える気はありませんが」

 

欠伸をしながら、控え室の机に突っ伏す俺。昨日は最終チェック等を行ったりもしたので、少し寝不足だ。

 

衣舞紀「あまり無理はしないようにね?」

 

天「わかってますよ。みんなのライブ観た後に寝ますから」

 

ハピアラとピキピキのライブも後学の為に一応観ておこう。何かいいモノを得られそうな気がするからだ。

 

天「んじゃ、俺も観客側に移動しますかね••••••いつも通り、変に硬くならずにリラックスでお願いします」

 

咲姫「•••うんっ!」

 

咲姫が元気よく答えたのを聞いて、俺は安心して部屋を出た。

そしてそのままライブを行う部屋へと入って、Photon Maidenの出番を後ろで待つ。

 

焼野原「あれ?神山もここに?」

 

天「焼野原くんか•••一応顔は出すんだな」

 

焼野原「まぁなー。Photon Maidenのライブを生で観られるのは中々貴重だし?この目に焼き付けておこうと思ってさ」

 

天「そうか•••。テレビで観るよりも、全然違うとだけは言っておく」

 

壁に背中を預けて、俺は腕を組む。眠気がかなりヤバいが、なんとか耐える。

 

焼野原「眠そうだな。大丈夫か?」

 

天「ん?あぁ•••。あまり寝れてないからな。どうにかして起きとくつもりだ」

 

焼野原「寝落ちだけはやめろよー?」

 

天「流石に立ったまま寝るのは無理だわ」

 

もし仮に寝てしまっても即座にぶっ倒れるコースが見える見える。流石にそんな迷惑かけるような真似はできんが()

 

天「あ、始まる」

 

気がつけば準備が整ったようで、すぐにでも曲が流れそうだった。

 

咲姫「•••••••••」

 

ん?咲姫のやつ•••こっち見て笑った?流石に気の所為だと思いたいが•••なんかあいつならやりかねない気がする••••••。

 

焼野原「なんか出雲さんこっち見なかった?」

 

天「あ、お前も•••?なんか俺もそんな気がしたんだが••••••」

 

ライブそっちのけで焼野原くんと首を傾げ合うが、曲が始まった瞬間に意識は自然とステージへと向く。

•••確実にダンスの精度も、歌も進化している。夏のライブと比べても無駄がなくなっていた。

 

焼野原「おぉ•••すげぇ」

 

天「ん、そうだな」

 

焼野原「普段から見てるマネージャー様からすればいつものことかー?」

 

天「いいや、普段から見てるからこそ見えるものがある」

 

ただ一つ確実に言えることは、まだまだPhoton Maidenは進化する事ができるということだ。

そんな期待を込めながら、いつの間にか何処かへと消え失せていた眠気も忘れてライブに見入った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Photon Maidenの出番が終わった後も、俺はHappy Around!とPeaky P-keyのライブを観ていた。

Photon Maidenとは全く違ったパフォーマンスに驚きながらも、ダンスや曲をしっかりと脳に焼きつけたいた。

ライブが終わると、俺は控え室に戻る。四人•••ではなく十二人いた••••••。いやせっま。

 

天「••••••なんでこんな集まってんだ?」

 

りんく「天くんこっち戻ってくるでしょ?だから先に来てたんだー!」

 

天「暑苦しいから出るわ••••••」

 

みんな汗かいてて部屋の熱気はまぁまぁすごかった。こんな狭い部屋で集まるべきじゃねぇよ。

 

天「とりあえず着替えとか終わったら教えてくれ。校門あたりで待ってるから••••••」

 

居心地が最悪なので俺はさっさと部屋を出て行ってしまう。

手をパタパタと扇いで自分自身に風を送る。廊下は暖房とかがないので、すぐに身体が冷えた。

 

天「ライブ会場の関係者席と違って暑かったな••••••」

 

そりゃあんな人の溜まり場にいるんだ。人肉の熱をナメてはいけない。

十二月ともなると暗くなるのが早いものだ。真っ暗とまでは言わないが、視界が悪いのは確かだった。

 

天「ま、あの調子なら本番も大丈夫そうだな」

 

後は油断せずに着実に対策を整えていきたいところだ。新曲の練習もそうだが、既存の曲の振り付けの見直しもしなきゃならない。

 

天「•••やること多っ。仕事が増えるな••••••」

 

もうしばらくしたら帰る時間が相当遅くなりそうだな••••••。これもマネージャー宿命か••••••。

 

咲姫「天くん••••••」

 

天「ん?あぁ、終わった••••••か?」

 

咲姫からの声に反応して振り返ると、キッチリハピアラとピキピキのメンバーが勢揃いしていた。いやお前ら帰れよ。

 

乙和「これから打ち上げするんだってー!天くんも行こうよ!」

 

天「あー俺は遠慮しますねー妹が待ってますのでーあははー」

 

しのぶ「わかりやすいくらいの棒読み••••••」

 

俺ほぼ無関係なのに付き合わないといけないの?え、やなんだけど。

 

りんく「天くんも行こうよー!せっかくいるんだからー!」

 

天「えぇ••••••」

 

ノア「行こうよ天くん。ライブの準備とかしてくれてたんだから、ちゃんとした関係者だよ」

 

天「••••••わかりましたよ。妹に訊いてみます」

 

響子「ついでにその妹ちゃんも来られないかな?一緒の方が楽しいでしょ?」

 

しのぶ「どうせ今日も親いないんでしょ?流石に月一人にはできないって」

 

本当に•••月は人間関係に恵まれてるよなぁ。こんな優しい人たちが身近にいて良かったと、つくづく思い知らされる。

 

衣舞紀「なんというか•••天と月のセットが当たり前みたいになったわね••••••」

 

乙和「月ちゃんもいつも天くんと一緒にいるし、必然的にそうなるんじゃないかなー?」

 

しのぶ「•••なぁ天。月は相変わらずあんたにベッタリなの?」

 

天「あいつが小学生の時はかなりな。今はそこまでじゃないし、あいつもあいつで段々大人になってきてるからな。いずれ勝手に離れるだろ」

 

しのぶ「本当にそうかな••••••?アタシといる時の月、いつも天の話をしているよ」

 

天「あいつが?全く想像がつかんな••••••」

 

俺の話を楽しそうにする月••••••。なんか考えるだけであいつらしくなくて気持ち悪さすら感じるな。

 

とりあえず月に連絡したらすぐに行くとのこと。その時に場所も一緒に伝えたので、直接集合先に来るだろう。

ぞろぞろと大人数で移動しているが••••••男一人に対して女は十二人。犯罪臭がヤバい。

 

天「それで行き先はいつものファミレスか••••••。あんま腹減ってないしそこまで食わなくてもいいかな」

 

咲姫「安く済ませたかったから••••••」

 

天「いざとなったら俺が出すぞ。給料はちゃんと貰ってるしな」

 

絵空「では今日は天さんが全員分奢るということで〜」

 

天「ガチ目に財布殺しにくるのやめない?というかお前は金腐るほど持ってるだろ!」

 

絵空「それでも人からの奢りは貰いたいものですよ〜?」

 

天「おいおいおいマジかよ。とんだぶっ飛びお嬢様だな」

 

俺と絵空のおふざけが始まり、周りはクスクスと笑っている。というかここまで早く馴染んでしまった自分に驚きだ。

 

咲姫「天くん、楽しそう••••••」

 

天「ん?そうか?」

 

しのぶ「だからってなんでアタシの髪の毛触るの!?」

 

天「なんか近くにあったから」

 

髪をワシャワシャして髪型を崩してやる。明らかに嫌そうにしているが俺は気にしない派。

 

咲姫「•••••••••」

 

悪戯に笑う俺をジーッと咲姫が見つめてくる。え、何、何だよ。

 

天「••••••よしよし」

 

なんか頭がこちらに向いていたから撫でてやる。ついでにしのぶの髪を弄る手は止めない。

 

咲姫「••••••えへへ」

 

どうやら満足したらしい。

 

しのぶ「〜〜〜!いつまで触るんだ!!」

 

天「おっとっと。ついにキレたか」

 

真秀「怖いもの知らず過ぎるでしょ••••••一体何食べたらこんなに精神図太くなるんだ••••••」

 

天「まぁ人生経験の違いだろうな」

 

こちとら中学生の時から大の大人の相手をしてきてるんだ。たかだかチビガキがキレたくらいで動揺する俺ではない。

 

麗「あの•••そろそろ行きませんか?あまり遊んで時間を浪費するわけにも行きませんし••••••」

 

衣舞紀「それもそうね。天もちょっと遊びすぎよ」

 

天「しのぶの反応がいいのでつい遊んでしまうんですよ」

 

響子「しのぶをここまでオモチャにできるのも天くらいだと思うよ」

 

天「それは光栄な事だな」

 

響子に対して薄らと笑みを向けてから、俺はしっかりと前を向く。更に暗くなっていた空は星と月が輝いていて、俺たちを照らしていた。

ちなみにファミレスで(特に俺とりんくが)食べまくって店の在庫を潰したのはいい思い出となった。




それじゃあ執筆進めてきまーす•••あーシニソ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。