敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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一週間ぶりですね。最近モチベがあるのか、結構スッと書くことができました。続く限りは週一投稿を目指そうかなーとは考えていますので何卒ご贔屓に。


福岡遠征行くぞオラァ!

迎えたライブの日。福岡に新幹線で移動した俺たちは、来たる本番の時間ギリギリまで確認を取っていた。

 

天「とりあえず流れはこの通りになっていますので、後は咲姫が判断してセトリを狂わせても構わないが•••衣舞紀さんたちがついていける範囲で頼むぞ?」

 

咲姫「うん、わかった」

 

咲姫からの返事が聞こえたところで、俺は再度三人に目を向ける。

 

天「普段は中々参加できない九州の方々が大勢います。自分たちの存在を知らしめるつもりで、勢いよく頑張ってきてください」

 

咲姫•衣舞紀•乙和•ノア「はい!!」

 

スタッフ「Photon Maidenさーん!出番でーす!」

 

天「ん、丁度いいな。では、また後で」

 

俺は一礼して、スタッフの方に会釈しながら控室を後にした。そのまま軽い足取りで、会場の外へと向かった。

ジリジリと照らす太陽の熱に、汗がツーッと垂れる。

 

天「あっつ••••••まだ東京よりはマシだが••••••」

 

手を団扇代わりにしてパタパタと仰ぐが、大した風が来るわけもなく、来たとしても生温いものだ。つまり意味がない。

 

天「しーっかし野外ライブとかもやってみてぇなぁ。今のPhoton Maidenなら余裕で開催可能だろうし」

 

流石にこの時期にやらせると熱中症で最悪死んでしまいそうだから冬あたりにでも開催を検討してみるか。それまでに作者が覚えていればいいけど。

まずそこまで続くかわからんぞ。ワシの実生活もあるんだし(作者)。

 

天「••••••戻るか」

 

踵を返して、手に持っていたペットボトルに入っているお茶を飲みながら、俺は会場の関係者席に歩いて行く。

 

中に入れば、既に彼女たちは歌って踊っている最中だった。途中からで申し訳ない。

それを遠目からジーッと眺めながら、俺は小さく頷いた。

 

天「(うん、ちゃんと各々の課題をクリアしているな。これならまた更に歌やダンスの成長も見込めそうだ)」

 

子供の成長を見守る親のような気持ちで、Photon Maidenのパフォーマンスを見つめる。関係者席の場所は伝えてないので、多分俺が何処にいるかは知る由もないだろう。

 

天「(••••••ん?)」

 

なんか、今咲姫がこっちをチラッと見たか?いやそれはないだろ••••••場所とか一切伝えてないんだし。

 

天「(••••••色見やがったなあいつ。全く余裕な事で)」

 

俺を探すくらいには精神的にも余裕があるのはいい事だが、緊張感くらいは持ってて欲しいものだ。

ため息を吐きながら、俺は彼女の姿を微笑ましく眺めていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ライブは無事終了。ここからスタッフさんに車を回してもらい、宿泊先の旅館へとやってきていた。

ちなみに彼女たちと部屋を分けようとしたが金がかかるから却下された。寝られる気がしねぇわ。

 

天「夕食等は十九時半頃に来るらしいので、今のうちにお風呂に入っておきましょうか」

 

乙和「はーい!温泉温泉〜!」

 

ノア「もう乙和!はしゃがないの!」

 

ライブ後だってのに元気な事だ。相変わらずの二人に、咲姫と衣舞紀さんは笑みを零していた。

 

天「ふわあああぁぁぁ••••••さっさと風呂入ろ」

 

大きなあくびを漏らしながら、俺は気怠そうな足取りで温泉の方へと向かった。

この旅館はかなりの人数が使用しているのもあって、風呂場は大量の男で溢れ返っていた。年齢幅もとてつもなく広い。小さなお子様からお年寄りまで千差万別だ。

 

天「(ライブ後というのもあるし、女性ファンに目をつけられないといいが••••••)」

 

一抹の不安を覚えながら、俺は目立たないように静かに風呂に入る。

お、露天風呂あんじゃん。これは行くしかないですねぇ。

ささーっと髪や身体を洗って、俺は外へと飛び出す。もう暗くなった空には星がいくつも浮かんでおり、湯気と一緒に漂っていた。

 

天「さっむ」

 

いくら夏といえども夜はやはり冷えるものだ。身体がブルッ、と震えた。

いそいそと湯船に浸かると、先程の寒さもあってか、身体の芯から温まる感覚に陥る。それがとても心地よくてついーー、

 

天「はああああぁぁぁぁ•••••••••気持ちいい••••••」

 

朝早くからの移動も相まって疲労が溜まっていた身体によく効く。

••••••思いの外静かだな。子供も騒がずに大人しくこの風呂を堪能している。

女風呂の方からも騒ぎになってないしなんとかバレずにやり過ごせている事だろう。プロ意識があって何よりだ。

 

「「「キャアアアアァァァァ!!!」」」

 

天「•••••••••うん、まぁ知ってたわ」

 

突如として女風呂の方から悲鳴にも似た歓声が上がる。周りにいた男性たちはビクッ!と身体が飛び上がっていた。

 

天「全く••••••。有名人ってのも大変だな」

 

俺の方からは一切手出しはできないので、対応は彼女たちに任せるつもりだ。ただ、嬉しい反面少し手の届かないところにいる彼女たちが、羨ましく思えた。

 

天「••••••上がるか」

 

逆上せる前に立ち上がって、俺は風呂場を後にした。あ、室内の風呂入るの忘れてた。ま、ええわ(適当)。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いち早く部屋に戻っていた俺は、畳に寝転んだままテレビを見ていた。福岡でもバチコリバラエティーはやっているので、退屈には感じなかった。

 

乙和「疲れた〜••••••!」

 

襖が開いたかと思えば、ヘロヘロになった四人が部屋に戻ってきた。

俺は身体を起こして、薄らと笑う。

 

天「大変そうでしたね」

 

ノア「すっごく大変だったんだよ!?メチャクチャ話しかけられるしお婆さんにジロジロ見られるしで!」

 

天「有名人の宿命ですよ、甘んじて受け入れてください」

 

衣舞紀「でも、ちゃんと私たちの存在が知られてるって改めて感じることができたわ」

 

衣舞紀さんが感慨深い表情で、そんな事を呟く。それに俺は同意するように頷いた。

 

天「こうやって結果がしっかりついてきてるんです。それに今後の事を考えたら一々人に認知された程度で慌ててる訳にもいかないでしょう」

 

乙和「楽観的だなー。どうせその内天くんも私たちと同じ経験をする事になるんだもん!」

 

天「ただのマネージャーの俺は何も関係ないと思うんですけどねぇ••••••」

 

別に俺はそんな表立った行動をしているわけではない。母さんなら話は別になってくるが、少なくとも俺は大衆に存在を知られる程の傑物でもなんでもない事は確かだ。

 

天「••••••飯までまだ時間がありますね。とりあえずは好きに過ごしてください。明日は海に行くのでしょう?」

 

乙和「海!行きたい!」

 

天「とりあえず近場の海水浴場を押さえてますので、寝坊だけはしないようにお願いします」

 

乙和「はーい!」

 

途端に元気になったなこの人。本当に扱いやすくて助かる事だ。

話が片付いたので、俺は再度寝転がってテレビに目を向けた。

しっかし旅館特有の浴衣は着慣れない。少しむず痒さを感じてしまう。

 

咲姫「何を見てるの?」

 

天「んー?適当に面白そうなの見てる」

 

後ろから咲姫の問いかけが飛んできたので、俺はテレビを見ながらゆるーく返す。

というか脳死でテレビ眺めてるから普通に眠たいんだよな。少しウトウトとして、視界も狭くなり始めていた。

 

咲姫「•••••••••」

 

寝そうになっていた所為で、咲姫が目の前に来ていたことに気がつかなかった。そしてそのまま俺と同じように寝転がって、くっついてくる。

 

天「ん?どうした?」

 

咲姫「天くんにぎゅってされたい」

 

天「いいぞ。今日は頑張ったからな」

 

そのまま優しく抱き寄せると、咲姫の頭が俺の胸の中に収まった。風呂上がりなのもあってか、彼女の身体はいつもより温かい。

 

天「あー•••ヤバい、寝そう」

 

こいつの身体暖かいし柔らかいしで眠気ものすごく誘ってくるんだけど。マジで。

 

咲姫「寝てもいいよ?」

 

天「出来る事ならそうしたいけど、今寝たら朝起きられる自信がない」

 

目の前の彼女からの誘惑に抗うが、出来る事なら今すぐ寝たい。流石に実際にステージに立っていた四人よりは疲れてないだろうが、普通に寝たい休みたい帰りたい(三大欲求)。

 

咲姫「ご飯の時間になったら起こすから」

 

天「••••••そうか、じゃ、お言葉に甘えて」

 

咲姫を抱きしめたまま、俺は目を閉じる。テレビの音が煩わしく感じたが、咲姫が俺の感情を汲み取ってくれたのか消してくれた。




なんか書いてて間の悪い終わり方になった気がしますけど所詮は文章力皆無のクソゴミのものなので許してくださいなんでもしますんで。
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