敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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お久しぶりです。エロゲーマーです。投稿遅れたのは単純にエロゲやりまくってたからです申し訳ありません。今日はちゃんと執筆するつもりなので許してください何でもしますんで(何でもするとは言ってない)。


ホテルのベッドと温泉は一つの財産である

宿泊先のホテルに到着して、俺は焼野原くんと一緒に部屋に向かった。人数配分は一部屋五人で、人数分の割には部屋は広く感じた。

 

天「思ったより広いな」

 

焼野原「おぉ〜、いいなこれ。気持ちよく寝られそうだ」

 

男子生徒A「ベッドベッドー!!」

 

クラスメイトの一人がすぐさまベッドにダイブした。ボフン、という音と共にアイツの身体が跳ねた。

 

天「あまり騒ぐなよ、ガキじゃないんだから」

 

男子生徒B「黙れよ。お前どうせ出雲さんの所に行くんだろ?」

 

天「いや俺仕事するけど」

 

男子生徒C「え、もしかしてバカーーいたいいたいすんませんすんません!」

 

何やら失言が聞こえてきたので、容赦なく蹴りを数発入れてやる。ドカドカと鈍い音が鳴った。

 

焼野原「ここにきてまで仕事って修学旅行じゃないだろ•••」

 

焼野原くんの言う通り、正直修学旅行に来ている気分ではない。どちらかと言うと咲姫のお守りの側面の方が大きいかもしれない。

 

天「まぁいいだろ。仕事するのはあくまでホテルでだけなんだし」

 

男子生徒C「どうせ出雲さんに会いにいくよ•••」

 

焼野原「それは間違いない。こいつは絶対に行く」

 

天「うっさいわ。風呂入るぞ」

 

焼野原「へいへーい」

 

無理矢理話をぶった切って、俺は風呂用具を持ってすぐさま部屋を出た。少しだけ恥ずかしくて、顔が赤くなっていたのは内緒だ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ここの風呂は大浴場と言うのもあって、とても五人で使うには広すぎるくらいの大きさだった。

ちなみに時間別にそれぞれの部屋が大浴場を使うという手筈なので、あまり長居はできない。

 

焼野原「うおーー!!?でっか!!」

 

天「うるさい、声響いてる」

 

浴場内なのもお構いなしに、焼野原くんはこれでもかと言うくらい大声をぶち撒ける。

 

男子生徒A「•••••••••」

 

天「••••••?な、何見てんだよ」

 

何やらジロジロと見られるもので、少し軽蔑した目を向ける。

 

男子生徒B「いや•••顔と身体の差がすげぇなって」

 

天「どういうことだよ」

 

焼野原「顔は中性的なのに身体は細マッチョでバランスおかしいって意味だろ」

 

天「うるせーよ」

 

好きでこんな顔に産まれたわけじゃねぇんだよふざけんな。もっと男らしい顔に産まれたかったわ。できるなら父さんくらいの顔がいい。

 

男子生徒C「でも普通に顔がいいのがムカつく•••」

 

焼野原「それは言うな•••遺伝子が優秀なんだよ••••••」

 

なんなの?今日は俺イジめられる日なの?流石の俺も泣くぞ。

 

焼野原「そういえばお前ん家って普段親いねぇよな?妹一人で大丈夫なのか?」

 

湯船に浸かりながら、焼野原くんが質問を投げかける。俺は少し苦い顔をしながら、頭を掻いた。

 

天「分からん•••後で電話するつもりだけど、修学旅行の間だけでも衣舞紀さんの所に預けた方が良かったかもな」

 

焼野原「え、じゃあ今家に一人なのか?危なくね?」

 

天「•••••••••やべぇ、心配になってきた」

 

今頃あいつどうしてんだろ••••••。マジで心配で気が気じゃない。

結局この後は風呂に上がるまでずっと顔が死んでいたのは言うまでもない。妹•••頼むから生きててくれ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

飯を食った後に俺は部屋に戻ってすぐさま月に電話を掛けた。いつもならワンコールで出るのにスリーコールもかかっていて、本気で焦る。

しばらく掛け続けると、ようやく月に通話が繋がった。

 

月「もしもしお兄ちゃん?急にどうしたの?もしかして私に会えなくて寂しくなっちゃった?」

 

天「お前、家で一人で大丈夫か?知らない人が来たら絶対にでるんじゃないぞ?とりあえず衣舞紀さんの所に預けさせてもらえないか訊くから明日からそっちに行く準備をーー」

 

月「待って待って落ち着いてよ。大丈夫だよ、私今家にいないし」

 

天「•••?どういうことだ?」

 

今家にいない?何処かで遊んでるのか?俺はそんな子に育てた覚えはないぞ!!

 

月「お兄ちゃんが修学旅行に行ってる間は美夢さんの家でお世話になる予定だったの。それで今そっちにいる」

 

天「••••••そういう事なら予め言ってくれよ。心配したじゃないか」

 

とにかく問題はないようで、ホッと息を吐く。電話越しの妹はゲラゲラと笑っていてムカつくが。

 

月「ごめんね〜。それよりも問題はお兄ちゃんだよ!」

 

天「あ?なんだよ」

 

月「修学旅行だからしばらく咲姫さんとセックスできないけど大丈夫?」

 

天「お前死ねよ本当に」

 

急にデカい声出したと思ったらこれだよ。本当にこの妹ヤダ。

 

月「旅行中ずーっとおち◯ちん慰められないけど大丈夫?フ◯ラくらい頼んだら?」

 

天「うるせぇうるせぇうるせぇ。というかお前今美夢の家だろ。発言には気をつけろよマジで」

 

月「はいはーい、しょうがないなぁ。全くこれだから童貞卒業しただけでイキってる兄は」

 

天「イキってるのはどっちだアホ」

 

月「あー!アホって言ったなぁ!!今度私の目の前で咲姫さんとセックスすること!!」

 

天「誰がお前の目の前でセックスするかよボケ!!」

 

周りに人がいることなどお構いなしに怒号をブチまける。男しかいなかったから良かったが、もし女子の誰かしらがいたら俺の人生は終わっていた。

 

天「まぁ、大丈夫そうで安心したわ。んじゃ切る」

 

月「んー。修学旅行楽しんでねー」

 

その言葉を最後に通話が途切れたところで、俺は一気に身体の力が抜ける。

座っていた椅子の背もたれに体重を預けて、大きく大きく息を吐く。

 

天「マジで焦った•••というかあいつ美夢の家泊まるなら最初から言えよ•••」

 

どうして事前に言ってくれなかったんだよ。お陰で余計な心配してしまった。

とりあえず妹は問題ないという事なので、仕事を始めよう。そう思ってパソコンを開いたところでーー、

 

りんく「天くーん!迎えに来たよ!!」

 

天「•••••••••」

 

本当に来るのか•••てっきりそのままお流れになって一日目が終了すると思っていたのだが、こいつの行動力をナメていたかもしれない。

 

天「••••••ガチで遊ぶの?」

 

りんく「うん!だってもう決めた事だし!」

 

天「俺に拒否権はないんですか」

 

りんく「しのぶちゃんが好きにしていいって!」

 

天「あのデコ助ぇ••••••!」

 

りんくに告げ口したのはあいつか。いるのか知らんけど仮にいたら絶対に潰してやる許さん。

 

天「行くわ。花札ある?」

 

りんく「トランプとかしかないよ!?」

 

なんで花札ないんだ!!一対一の遊びの定番だろ!?

 

天「持ってきとけば良かったな••••••」

 

焼野原「修学旅行に来て花札ってお前賭け事でもする気かよ•••」

 

天「花札楽しいだろ」

 

焼野原「お前なんか月見と花見のコンボ好きそう」

 

天「偏見じゃねぇか。実際好きだけど、鉄砲」

 

ちなみに札の中では桜が一番好きだ。だって美しいし綺麗だからね。

作者は花札大好きだから誰か一緒にやってくださいお願いしますなんでもしますんで(何でもするとは言ってない)(作者)。

 

天「••••••いいか?行ってきて」

 

焼野原「どーぞ。あいつらは俺が抑えとくから、早く行きな」

 

天「死亡フラグにしか聞こえないのやめろよ」

 

帰ってきたら男どもにシメられてそうだが、強く生きている事を願っておこう。

パソコンを音を立てないようにそっと閉じて、りんくに連れられて部屋を出た。

 

廊下を歩く中、りんくは俺の隣の至近距離の位置を保っている。近くない?

 

天「なんかあったか?」

 

りんく「何もないよ!ただ天くんと2人きりになる時ってほとんどなかったなぁって」

 

天「••••••まぁ、ちゃんと覚えているのがコンビニで2人でメシを食った時だな」

 

あの時ってなんで行ったんだっけ••••••よく覚えてねぇや(無能)。

 

りんく「また2人でご飯食べたいね!」

 

天「ん、そうだな。たまには友達とメシ食ってみたいし。修学旅行が終わった時にでも何処か行くか?」

 

りんく「え!?いいの!?」

 

天「あぁ。りんくには世話になってるしな」

 

りんく「そんな恩返しみたいな感じじゃなくて、お友達として食べに行こうよ〜」

 

ぐりぐりとりんくの頭が俺の肩にぶつかる。頬を膨らませながら恨めしそうな目を俺に向けた。

 

天「悪い悪い。友達として、な」

 

ケラケラと軽く笑いながら、りんくの肩を掴んで離れさせる。

 

天「つっても、この旅行が終わるまでまだかなりの日数があるけどな」

 

りんく「そうだね。あ!お泊まりもしたい!」

 

天「どんどん要求がエスカレートしていくな•••いいよ。月と遊んでやってくれ。あいつもいい気分転換になるだろうし」

 

りんく「そっか、月ちゃん受験だもんね。そういえば私たちも来年受験生だったね•••」

 

天「••••••頑張ろうな」

 

りんく「えへへ•••また真秀ちゃんに頼り切りになっちゃうなぁ」

 

俺も俺で咲姫やノアさんを頼りそうな未来が見える見える。でもその時はその時だ。受験の時はもっと近づいた時に考えよう。

目的の部屋に到着し、俺とりんくは立ち止まる。

 

天「先生にバレたらマズいな」

 

りんく「大丈夫だよ!仕事の話って言えば!」

 

天「変に悪知恵が回るようになったな••••••」

 

りんくらしからぬ発言に、俺は苦笑を漏らしてしまう。

俺は意を決して、その扉を開けた。




ではまた次回まで。次は投稿するのいつになるのだろうか••••••。
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