敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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アインシュタインより愛を込めて、発売おめでとうございまーす!自分ができるの明後日からなんですけどね(発送と住んでる場所の関係)。


家出したいです(切実)

猛「ほらほらほらほらぁ!どうしたどうした!そんなもんかぁ!?オルアァ!!」

天「ちょ、くっそ、あっぶねぇなぁ!死ねオラァ!」

 

早朝4時。突然帰ってきた父さんに叩き起こされて、近場の公園で急遽近接格闘の指導をされることになった。どうしてこうなったし。

指導といいながら父さんは普通に殴りまくってくるし最早ただの喧嘩と化していた。それに乗っかってる俺も俺だが。

 

猛「オラオラオラオラ!!」

天「ふっ、ほっ、せいっ!」

 

連打を繰り出す父さんの拳を受け流しながら、僅かに生まれた隙を狙って腹に一発蹴りをかます。が、父さんの腹筋厚すぎて全く効いてねぇし。なんだこの筋肉ダルマは。

 

猛「ふんっ!」

 

しかも力任せに拳を向わせてくるからマジで怖い。多分一発でも当たったらダウンしてしまうだろう。何とか受け流して耐えるが、続けていれば父さんが慣れを起こしてパターンを急に変えてくることもある。そうすれば確実に詰む、死ぬ(確信)。

 

天「オラッ!」

猛「ぬぅっ!?」

 

距離を一気に詰めて父さんの身体を掴んで転ばせる。馬乗りになって片手で首を思いっきり握り、もう片手で顔をガードして備える。

 

猛「ぐっ、がぁっ•••!」

 

息ができなくて苦しそうだが、そんなのお構いなしに締め続ける。抵抗して殴ってくるが、顔以外殴られようが耐えられるのでなんてことはない。

 

猛「ま゛ま゛い゛っ゛だ••••••」

天「はぁ、はぁ、はぁ••••••クソッ、なんでこんな朝早くから疲れることしないといけないんだ•••」

 

俺は悪態を吐きながら父さんから離れる。父さんは咳き込みながら立ち上がり、息を整えている。

 

猛「クソッ、次は絶対ぶっ殺すからな!」

天「マジで野蛮だなこの親父•••頼むから黙っててくれ。俺は静かに生きたいんだ」

猛「何ぃ?父さんの息子のお前がそんななまっちょろい事を言うとは思わなかったぞ!またもう一回やるか!?」

天「もういいよ面倒だから」

猛「••••••そこまで冷たくあしらわなくてもいいだろ」

 

なんでしょげてんだこいつ気持ち悪(辛辣)。身体でかい癖に縮こまるような真似してて吐き気がするわ。

 

猛「しばらく見ない間に天がどんどん乱暴になっていくし童貞卒業してるし•••」

天「おいちょっと待て。しれっと嘘ついてんじゃねぇよ」

 

俺は彼女出来たことないしセックスもしたことないバキバキ童貞だぞ悪いか。

 

猛「早く彼女作って欲しいんだけどなぁ〜。なぁ〜?」

天「うっざ•••恋愛するしないは俺の自由だろ。変に口出しすんのはやめてくれ」

猛「ほぅ•••ところで、月や母さんが言ってた出雲咲姫ちゃん•••だったか。二人ともやけにお前とあの子をくっつけようとしてるが、そんなにいい子なのか?」

天「咲姫のことか?普通に可愛くていい子だけど。それが?」

猛「いやーあの母さんがお前に薦めるくらいだから気になってなー」

 

父さんはヘラヘラと笑いながら後頭部を掻く。俺は携帯を取り出して、咲姫の写真を見せる。ちなみに写真は、この前の俺の歓迎会でパフェを美味しそうに食べてる様子だ。それを見た父さんはギョッと目を見開いた。キメェ。

 

猛「は!?くっそ可愛いじゃねぇか!?さっさと付き合えよ!そしてすぐに孫の顔を見せろ!!」

天「気が早ぇわ!そもそも咲姫が俺の事そういう目で見てるかすらわからねぇのに!」

猛「何ビビってんだ!男は度胸!当たって砕けろ!」

天「滅茶苦茶だなこの野郎••••••!」

 

相変わらず意味がわからない父親に嫌気が差す。さっさと家出て自立してぇよマジでよぉ••••••。あまりにもウザかったので殴りました。少しスッキリした。

 

朝っぱらからあんなことしたから授業の内容が全く頭に入らねぇ•••今すぐ寝たい、というか半分意識は死にかけてる。コクリ、コクリと首がガックンガックン動き、視界が定まらなくなる。

 

数学教師「神山ー?起きろー?」

天「•••すぅー••••••」

数学教師「起きろ•••よ!」

 

教師は胸に差しているペンを俺にぶん投げる。意識は閉じかけているが、感覚が危険だと教えてくれたので、首を傾けて躱す。

 

男子生徒B「いっだあぁ!!?」

数学教師「あ、焼野原すまん!」

 

その代償に後ろの席の焼野原くんにペンが直撃した。可哀想だけど俺は悪くないからな?(責任転嫁)クラス中から笑い声が起こって俺はようやく目を覚ました。が、授業が終わりに近づくにつれて、また寝てしまった。

 

授業が終わり、昼休みに入ったがまだ俺は寝ていた。

 

咲姫「天くん、起きて」

 

咲姫が俺の肩に手を置いてゆさゆさと揺らす。寝ぼけた声を漏らしながら目を開けた。

 

天「••••••あれ、授業は?」

咲姫「もう終わったよ。お昼ご飯、食べよ?」

天「あぁ、そうだな••••••」

 

俺は弁当箱を持って立ち上がる。そしていつもの屋上へと二人で向かった。

屋上に到着し、またいつものベンチに腰掛ける。

 

咲姫「明後日だね。お出掛け」

天「あぁ、そうだな。とりあえず日帰りで遊びたいから県外とは言っても多少は近くにするけどな」

咲姫「候補はもう決まってる?」

天「京都に行こうかなーとは思ってる」

咲姫「十分遠い•••」

 

咲姫からすれば東京から京都は普通に遠い扱いらしい。いやまぁ俺が普段九州や北海道に行く所為で感覚が狂ってるのだろう。

 

天「キツイようなら俺が出すけど」

咲姫「大丈夫、私もそれなりにお金はあるから」

 

じゃあ大丈夫そうだな。とりあえず後で通帳の中身確認しておかないと。今月かなり金使った癖にまだ金使おうとしてんだから来月は抑えに抑えないといけない。ぴえん。

 

咲姫「京都なら、美味しいものいっぱい食べたい」

天「そうだなー。俺もあそこの飯食いたい」

 

お出掛けというかただ食いもん食いに行くだけになりそうな予感()それでも俺は一向に構わないが。

 

天「でも観光名所とかも行きたいな。ほとんど寺シリーズになりそうだけど」

咲姫「おみくじとか、引きたい」

 

お、いいなおみくじ。引くのは新年以来か。あの時は小吉だったしせめて中吉以上は欲しいところ。

 

天「なんかやけに楽しみにしてるな?」

咲姫「うん。天くんとお出掛けできるのは、とっても楽しみ」

 

ふと、父さんの付き合え発言が頭をよぎって少し照れてしまう。いけないいけない、こんな顔咲姫に見せられん。すぐにいつも通りの表情に戻す。幸い、咲姫は俺の表情が変化したことなど露知らず、ニコニコしている。

 

咲姫「帰ったら、出かける準備をしないと」

天「早いな、明日でいいだろ。どんだけ楽しみなんだ」

 

つい苦笑を漏らす。咲姫もえへへ、と微妙そうに笑うのが妙に可愛い。なんかノアさんのミームに少し感染したかもしれん。ちょっとやだな。

 

咲姫「明後日は、よろしくね」

天「あぁ、こちらこそ」

 

俺たちは笑う。そこから一緒に弁当を食べ始めて、いつもの他愛のない談笑を楽しむのだった。




19時からハミダシクリエイティブのネタバレ感想会あるし21時半からD4の生放送あるしでクソ大変だな!?
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