敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

38 / 146
これを最後に完全に咲姫√は終了となります。ありがとうございました。いやまぁ後他の三人もするんですけどね()とりあえず言いたいのは、これを見てくださっている皆様は、咲姫√のこの先を見たいですか?感想欄等でそういった要望があれば、他の三人が終了した際にまた新しくストーリーを立てて投稿します。じゃ、お願いしますね。


打ち上げとそして•••

ライブの翌日は完全にオフの日となった。本来なら家でゴロゴロして過ごしているだろうが、今日はライブの打ち上げをする予定が入っている。昨日の横浜アリーナでのライブは大成功を納めて、俺はものすごく気分が良かった。なので、朝飯は軽く済ませてから運動をする。

そして限界まで腹を空かせる。何せ打ち上げで行く店は焼肉だからだ。これは腹一杯食べるしかないだろう。代金は事務所持ちだから遠慮は一切するつもりはない()

 

月「お兄ちゃーん?って部屋暑っ!」

天「ん?どうかしたか」

 

身体を動かしていたので、熱を放出していたようだ。部屋に入った月は暑そうにパタパタと手団扇で自分に風を送る。

 

月「今日打ち上げでしょ?そろそろ家出ないと遅刻するんじゃない?」

天「え、今何時•••11時40分••••••寝るか!(諦め)」

月「早く行きなよ!」

 

月に背中をぶっ叩かれて、俺はすぐに着替えて家を飛び出した。身体があったまったままなので、遠慮なく俺は猛ダッシュする。

運が悪い事に、目的地の焼肉店はかなりの距離があると言うこと。多分15分くらい全力で走ってるがまだ半分くらいしか行ってないだろう。なんでこんな遠い所にしたんだよ。誰だ選んだやつ。俺だったわちくしょう()

 

乙和「あっ、おーい!天くーん!」

 

向こうで俺の姿に気づいた乙和さんが手を振っていた。俺は手を振り返す余裕など一切なく、荒く息を吐きながら彼女たちの元へ走った。

 

天「はぁー、はぁー、はぁー•••今、何時ですか••••••?」

咲姫「12時13分•••13分遅刻」

 

無慈悲にも咲姫から宣告を受けた。俺はもう諦めモードで、ぜーはー息を吐いている。

 

衣舞紀「天•••大丈夫••••••?もしかしてずっと走って来たの?」

天「家出たの•••40分過ぎくらいですので••••••」

咲姫「大丈夫•••?ッ、熱い•••」

 

咲姫が俺の身体に触れると、反射反応で手を引っ込めた。俺自身がわかるくらい、今身体が熱い。多分日陰とかに行ったら湯気出てるんじゃないか•••?試そうとは思わないが。

 

ノア「とりあえず、早くお店の中に入ろう。中は冷房効いてると思うから」

天「はい••••••」

 

最近は走ったりとかはあまりしてなかったので、多少体力が落ちたかもしれない。我ながら情けなかった。

 

咲姫「天くん、楽しみにしてたんだね」

天「•••バレるか」

 

店員から席に通してもらってる間に、咲姫が俺に向かってそんなことを言う。頬をポリポリと掻いて誤魔化すが、少し頬が赤くなった気がした。

 

ノア「照れてる天くんカワイイなぁ••••••!」

 

そして相も変わらずノアさんは平常運転だった。いや、叫んでないからこれは安全運転だろう(謎理論)。

 

天「そういうノアさんこそ、可愛いですよ」

ノア「えっ!?そ、そうかな••••••?」

 

いつもいつも可愛い可愛い言われてムカついていたので、お返しにノアさんを褒めてみた。すると彼女は、普段の俺がするとは思えない発言に驚き、照れたように目線を逸らした。意外とイイ反応だった。

 

天「ーーッ!?」

 

だが、隣から冷たい視線が飛んでくる。咲姫が俺をジトーッとジト目で見つめていた•••ちょっと怖い。

 

咲姫「••••••浮気?」

天「断じて違う!」

 

店内などお構いなしに俺は悲痛の叫びを上げた。これからは咲姫がいる前で女の子を褒めるのはやめよう。いずれ血を見そうだ。

 

ノア「でも、天くんがどうしてもって言うなら咲姫ちゃんから乗り換えても•••というか咲姫ちゃんも一緒に私と付き合おう!」

天「色々飛躍し過ぎでしょこの人••••••」

 

ここまでの猛ダッシュに加えてノアさんに対する呆れも加わった。疲れが一気に来たような気がする。

 

衣舞紀「焚き付けた天が悪いからね?」

天「後半はノアさんが勝手に暴走しただけじゃないですか」

 

衣舞紀さんに嗜められるが、俺はいつも通りの自分を貫いた。解散した後に咲姫に何されるか分からないのが怖いけど。

席に通されて、俺たちは座る。焼肉なんて久々だな•••何食べよ。

 

天「種類多過ぎてわからん•••」

 

カルビホルモンタン••••••何が何だかさっぱりだ。ブロック肉しかわかんねぇんだよこっちはよぉこの野郎(逆ギレ)。

 

乙和「焼肉とか普段食べないの?」

天「外食で来たのは小学生以来ですかね•••いつもは月が焼いてますので、肉の種類なんて知らずに育ちました」

 

父さんも母さんも忙しいから、家族で外食なんてものは少なかった。月と二人でするのもなぁ、という思いもあり、月が飯を作れない日にだけ外食をしていた気がする。

 

ノア「お肉は私たちだけで頼もうか、知らないうちに天くんが変なのを頼んじゃったら怖いし」

咲姫「そうしましょう•••」

 

なんかやべー奴みたいな感じになってるな俺•••。やべーのは咲姫の中の人だけでいいんだけど(禁句)。

 

衣舞紀「だったら無難にセットでいいんじゃない?後から自分たちで単品で頼めばいいと思うのだけど」

乙和「それ採用〜!」

 

衣舞紀さんの提案に、ノーコンマで乙和さんが反応した。俺もその方が変に考えなくていいので頷いた。

 

セットということで、様々な種類の肉が乗った皿が運ばれて来た。それをテーブルの中央のアツゥイ!金網に放り込む。肉の焼ける音がなんとも心地いい。

 

天「いい店なだけあるな•••すごく美味そうだ」

乙和「このお店選んだの天くんだよね?何も考えずに決めたの?」

天「いえ、事務所がお金出してくれるって言ってたので、調子に乗って高い店選んだ結果がこれです」

ノア「事務所•••大丈夫かな••••••」

 

ノアさんが心配そうに苦笑していたが、俺は知らん。まぁ金はあるだろうし大丈夫だろうと、俺は自分に言い聞かせた。

 

その後、どんどん肉が焼けていき、俺は以前自分の歓迎会で見せたバカ食いを行っていた。

 

天「肉うめぇ」

 

肉汁があふれんくらいにドバドバ出てくるものだからヤバい。これは美味い優勝。

 

咲姫「天くん、お野菜も」

天「あぁ、ありがとう」

 

咲姫から野菜をいただいて、肉と一緒に口の中に放り込む。

 

天「ここの店美味いな。選んで正解だった」

咲姫「でも、お値段••••••」

天「事務所持ちだし大丈夫だろ」

 

大丈夫だろうが、恐らく小言の一つや二つは確実に言われるだろう。まぁこの店選んだの俺の独断だから怒られても被害は俺だけだ。

 

咲姫「はい、お野菜•••」

天「やたら野菜進めてくるなお前•••」

 

まぁ食べるんだけども。何故か咲姫はニコニコと俺が食う姿を見ているが、何が楽しいんだか。

結局、一時間くらいこの店に居座ったが、相当の量の肉を食べたおかげで、店員は引いていた。なんか申し訳ない。でも金払うから許してちょんまげ。

 

店を出てから、俺と咲姫はみんなと別れて歩き出す。どちらからともなく手を繋いで、家までの道を歩いていた。

 

天「いやー楽しかった」

咲姫「うん。でも、浮気はダメ•••」

天「咲姫の中ではあれが浮気判定なのか••••••まぁでも、咲姫が言うなら今後は気をつける」

咲姫「本当?•••えへへ」

 

咲姫は俺の手ごと、少しだがブンブン振った。その仕草が可愛らしくて、頬が緩んでしまう。

 

咲姫「これからも、ずっと一緒•••」

天「あぁ、一緒にいよう•••まだ夏休みはたっぷりある。色んな所に行こうか」

咲姫「うん。今度はまた違う所に行ってみたい」

天「じゃあすぐにでも計画立てるか!」

咲姫「うん!私、天くんについて行く•••」

天「•••ありがとう」

 

俺は静かに感謝を述べた。そして、俺たちは唇を重ねて、お互いに好きと言い合った。

また二人でどこかに旅行に行くのは、また別のお話••••••。




感想評価オナシャス!そして腹が減った!夕飯何食べよう•••カップ麺やな!()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。