敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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実習のレポート明日提出だけど昨日のうちに終わったったw今日は遊びまくるぜぇ!()あ、テスト••••••(絶望)


妹はいつも平常運転

朝を告げる鳥の鳴き声が聞こえて、俺は目を覚ました。むくり、と身体を起こして、隣を見る。乙和さんが裸のまま眠っていた。そして自分自身も裸になっていた事に気づく。

一瞬の困惑を覚えたが、すぐに思い出すことができた。そういや昨日ヤッたんだわ()

そして朝→月が呼びにくる→見つかる→END。完璧過ぎる最悪な構図が出来上がってしまった。俺は嫌な汗が流れたのを感じて、すぐに乙和さんの身体を揺さぶった。

 

天「ちょ、ちょっ!乙和さん起きてください!」

乙和「んっ、んぅ〜•••どうしたの?朝から•••」

天「いいから早く服着てください!月がこっち来ますよ!」

乙和「えぇ•••?•••••••••そうだった!」

 

訳がわからないといった表情を見せたが、しばしの沈黙の後に彼女は焦った顔になる。すぐに散らばったパジャマを手に取って着始めた。

なんとか月が部屋に入って来る前には完全に着装を完了した。少し安心。

 

乙和「こんなに急がなくてもよかった気がするのだけど••••••」

天「大事を考えた結果ですよ。見つかった時の事考えてください」

乙和「堅苦しいなぁ〜•••あ、でも•••」

 

乙和さんは俺に抱きついた。温かい身体はかなり気持ち良くて、安心できた。

 

乙和「えへへ〜!やっぱりここが一番落ち着くなー!」

天「どんだけ甘えん坊なんですかあなたは」

乙和「天くんの前だけだもーん!」

 

ぐりぐりと胸に顔を押し付けてきた。いきなりの事で少しびっくりしてしまう。

 

乙和「ほら、どうだどうだ!」

天「はいはい落ち着いて落ち着いて」

 

抱きしめると、案外すぐに乙和さんは大人しくなった。そのまま更に俺の胸に顔を埋めたが。

 

月「二人とも起きてるー?朝ご飯できたよー?」

天「ん、今から行く」

乙和「わーい!朝ご飯だー!」

 

乙和さんは元気の良い子供のように月の元へ走って行った。俺はため息を吐きながら、ベッドから降りてリビングへと向かった。

 

乙和「いっただっきまーす!」

 

朝からやけにテンションの高い乙和さんは、朝食をかき込んでいた。その光景が可笑しいのか、はたまた嬉しいのか、月は笑みを零していた。

 

月「昨日はお盛んだったねー」

天「んっ!!?ゲホッゴホッ!」

乙和「ぶふぅ!!?」

 

俺は飲んでいたお茶を喉に詰まらせて咳き込み、乙和さんは口内に含んでいた食べ物を噴き出した。ば、バレてたのか••••••!そういや昨日声とか抑えるの忘れて普通にヤッてたわ••••••!

 

月「部屋隣だから結構聞こえたよー。まぁ二人とも幸せそうだから、全然いいけどねー。乙和さんがご機嫌なのもそのおかげでしょ?」

乙和「そ、そうです••••••」

 

乙和さんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。かくいう俺もかなり恥ずかしい。

 

月「いやー良かった良かった!お兄ちゃんがEDじゃなくて!」

天「どこの心配してんのお前••••••」

月「だってねぇ?ずーっと恋人作らないし好きな人聞いてもいないっていうから、てっきりEDかホモなのかと思ってたよ」

天「好きな女いない=男好きのホモって発想やめない?」

 

中々に面倒でクソみたいな思考をしていやがる。マジでぶん殴ろうかと少し思ってしまった。

 

月「それでそれで、乙和さん!昨日はどうでしたか!?」

乙和「えぇ!?ど、どうって訊かれても••••••」

天「答えてくれるわけねぇだろ」

 

味噌汁を啜りながら、俺は呆れたように言葉を漏らした。月からはいやらしい笑みが向けられていたが、その心情はわからない。

 

天「そういや明日レッスン休みだったな••••••何もやる事ねぇ」

乙和「じゃあさ!私と何処か出かけようよ!」

天「いいですよ。どこ行きますか?」

乙和「うーん••••••これから決める!」

 

わかりきっていた回答だったので、俺はただ頷いた。

 

月「何気に初じゃない?デート」

天「あー確かにそうだな」

 

言われてみれば乙和さんとデートをするのは初めてだ。やべ、なんか変に緊張してきたぞ。

 

月「恋人同士のデートといえば•••最後にホテルに行って•••きゃ!」

天「お前本当に遠慮しなくなったよな••••••」

 

最早何も言えない。月はダブルピースをキメていたが、ここまでダブルピースがウザいと感じたのは、人生で初めてだろう。

 

乙和「楽しみだね!」

天「そうですね」

 

が、乙和さんはそんな事はお構い無しだった。月は無視して、俺の方へ意識が回っていたようだ。

 

月「お土産よろしくねー」

天「そこら辺の草と石持って帰るわ」

月「ガチのゴミ持って帰らないで!?」

 

俺の適当な返答が月を傷つけた。ちょっとスッキリしたが、後でフライパンで頭を叩かれた。痛ぇ。

 

乙和さんと家を出て、通学路を歩く。昨日の事もあり、乙和さんは以前よりもスキンシップが激しくなった気がする。俺の腕を抱きながら胸に押し付けてくるのだ。その所為で少しドキドキしてしまう。

 

乙和「朝話してたお出掛けについてなんだけど」

天「はい、決まりましたか?」

乙和「一緒に甘いものを食べに行きたいなー、なんて」

天「••••••あまりたくさん食べたらダメですからね?」

乙和「わかってるよー!天くんは過保護過ぎるよ!」

天「衣舞紀さんよりはマシと思いますがね」

 

ここで衣舞紀さんを引き合いに出すあたり、俺もかなり性格が悪いなと感じる。乙和さんは苦い表情になり、更に腕を抱き寄せた。

 

乙和「いじわる••••••」

天「すみません」

 

頭を撫でてやると、彼女は少し照れたような顔になった。

 

乙和「えへへ•••好きだよ」

天「俺も好きですよ」

乙和「じゃあキスして?」

天「こんな人が沢山いる中では恥ずかしくて無理です」

乙和「え〜。照れなくてもいいのにー」

 

ぶーぶーと唇を突き出しながらブーイングを送ってくるので、人差し指で唇を押さえた。

 

乙和「んっ!?」

天「これで我慢してください」

乙和「•••しょうがないなー。じゃあもっとぎゅーってしちゃうもんね!」

 

間髪入れずに乙和さんが俺に抱きつく。俺は少し困惑したが、何とか受け止める。うっわぁ•••すげぇ恥ずかしい。この人なんでこんなに堂々とできるんだよ。

 

乙和「このまま学校行こ?」

天「歩きにくいので嫌です」

乙和「ワガママだなぁ〜」

 

離れてくれたが、また腕を抱かれる。俺は諦めて乙和さんのされるがままとなった。

 

学校に到着して、俺たちは別れた。教室へ入って真っ先に自分の席に座る。

 

天「あー•••疲れたー••••••」

 

朝っぱらから月にあんな事を言われて心底参っていた。頼むから問題発言を控えてほしい。でも父さんの血が流れてる以上、それは難しいだろう。

 

咲姫「かなりお疲れみたい••••••」

天「今朝の月がヤバ過ぎた••••••」

咲姫「そうなんだ•••大変だね••••••」

天「全くだよ••••••マジでどうにかならないかなぁ」

 

まぁ無理なんだろうけどさ。父さんも母さんも月に甘いし、それに加えて二人は俺に厳しい。一度月に異を唱えれば、両親からも責め立てられるという地獄絵図が出来上がる。ハッキリ言ってクソだ。

 

咲姫「ちょっと怒ってる••••••?」

天「いや、ちょっと嫌な事を思いだしただけだ」

 

過去にあったあの光景がフラッシュバックしてきて、何とも言えない感情に包まれる。あの時は本気で家出しようと思ったなぁ••••••。出来る事なら今からでも出たいけども。

 

咲姫「乙和さんとはどんな感じ?」

天「まぁ仲良くしてるよ。特に問題もなく」

咲姫「そうなんだ、よかった」

天「ただ、月がうるさい••••••」

咲姫「それは仕方ない••••••かな?」

 

咲姫は苦笑いをしながら俺の目を見た。多分疲れ切った力のない瞳をしているだろうと、自分でもなんだかわかっていた。

 

咲姫「辛いなら早退した方がいい••••••」

天「そんなんじゃないから大丈夫だ」

 

俺は笑う。完全に作り笑いだが、誤魔化せるだろうと簡単に考えていた。

 

咲姫「••••••無理はしないでね」

天「あぁ」

 

俺は頷く。それを最後に咲姫は自分の席へと戻っていった。俺は小さく息を吐いて、椅子の背に体重を預ける。

 

天「(まぁ••••••昨日ヤッた後だから疲れてるんだよな)」

 

理由がかなりしょうもないので、目を合わせて言うなど無理な話だった。




執筆意欲の上がり下がりが激しいなぁ•••つーかリアルの方が普通に忙しいから書く時間確保するのも辛いッピ!
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