敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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テスト終わったんでね、今日から心置きなくD4できるってわけですよ!ただ、今日の最後のテスト、範囲外から問題出すのは反則やろ。担当教員は切腹して、どうぞ(半ギレ)。


夏の曲入れいいゾ〜これ

天「•••••••••あ?」

 

自然と、目が覚める。まだ視界が安定しておらずグルグルと回っているが、後頭部に感じる柔らかい感覚だけは確かに感じ取れた。•••なんだ?この柔らかいのは••••••。

 

乙和「あっ•••起きた?」

天「乙和•••さん••••••?」

 

視界が定まると同時に、目の前にある顔が誰のものか理解する。乙和さんが俺に膝枕をしながら見下ろしていた。

 

乙和「どうしたの?玄関で寝ちゃってたみたいだけど」

天「••••••父さんと殺し合ってました」

乙和「殺し合ってた!?どういうことなの••••••!?」

 

言葉選びとして正しいのかどうかよくわからないが、事実俺たちは殺す気でやり合っていた。だからこういう言い回しでもいいのだろう。

 

天「••••••ぐうぅ•••••••••」

 

頭痛がまだ残っている。だがそれと同時に肩にも痛みがあった。さっきまでは頭痛の方が強くて気になってなかったが、それが軽減したおかげで、別の箇所の痛みも目立ち始めていた。

 

乙和「大丈夫•••?すごく痛そうだよ•••?」

天「キツいのを結構いれられましたから••••••」

 

ナイフで怪我を負わなかっただけ何倍もマシだ。切り傷は後が残るから困る。

 

乙和「でも、どうしてお父さんと?」

天「それは•••あー•••」

 

言ってしまっていいのか迷う。いや、もう過ぎた事だ。今更どうでもいいだろう。

 

天「実は•••強制で軍に連れて行かれかけてて•••まぁ、俺は反対しましたけど、軍とか国はそうはいきません。なので、父さんを潰して軍に行かない連れて行かせないというのを証明しました。結果的にそういう風になったので、いいかと」

乙和「むぅ•••どうしてそれを話してくれなかったの?」

 

乙和さんは頬を膨らませて、少し怒っている様子だった。俺は嘆息して、言葉を紡ぐ。

 

天「そりゃ、俺と父さんの問題なんですから乙和さんに言えませんよ。それで変に心配させるわけにもいきませんので」

乙和「それでも、相談して欲しかったな•••私、天くんの恋人なんだから•••」

天「••••••こんな危険な事、巻き込めませんよ」

 

俺はそっと乙和さんの頭に手を伸ばして撫でる。うっすらと乙和さんが微笑んだのがわかった。

 

乙和「しょうがないなぁ〜、恋人に免じて許します!ほら、いつまでも寝てないで朝ごはん食べよ?月ちゃん待ってるよ!」

天「•••わかりました」

 

変に詮索しない辺り、この人はちゃんと俺の事をわかっている。なんだか救われたような気がして安心した。

 

朝飯を食べた後はそそくさと準備を終えて家を出た。もう慣れた動作で手を繋ぎ、学校までの道を歩く。

 

乙和「だんだんあったかくなってきたね〜」

天「そうですね。それに後少ししたら夏休みですよ」

乙和「そういえばそうだったね!二人でどこか遠くに行きたいな〜」

天「•••••••••そうですね」

 

正直な話、八月はライブの予定が詰まっていて遊んでる暇は全くない。仕事を入れていく上では仕方のない事だ。

 

天「どこか休みを設けないとな••••••」

 

顎に手を当てて、思考を巡らせる。••••••うまく考えが纏まらない。魂に接続した影響もあってか、俺の脳は既に疲労困憊の状態になっていた。今日は全ての授業で寝て脳を休ませないと、仕事は絶対にできないだろうな。

 

乙和「どこかボーッとしてるね?大丈夫?」

天「•••正直大丈夫じゃないですね。少しでも気を抜いたら寝てしまいそうです」

乙和「学校で寝たらダメだよ〜?」

天「普段から寝てるので今更ですね」

乙和「天くんって結構不真面目なんだね••••••」

 

乙和さんは苦笑いを向ける。俺は元からこういう人間なのだから仕方ないだろう。だって授業退屈だし面倒だし()

 

天「乙和さんはいつになったら赤点回避できるんですか???」

乙和「人の心を抉るのは良くないぞー!」

 

頬を膨らませて俺に体当たりをかます乙和さん。全く痛くないし衝撃も僅かなものだった。

 

乙和「本当、顔に似合わない身体してるよねー」

天「喧嘩売ってます?」

乙和「売ってないよ!?そんなに顔のこと言われるの嫌なの?」

天「嫌ですよ。男なのに可愛いとか•••屈辱です••••••!」

乙和「•••これは相当抱え込んでるな〜••••••」

 

乙和さんは明後日の方向を遠い目で見つめる。俺は小中学の頃を思い出して無性にむしゃくしゃとした。なのでとりあえず乙和さんの頭を乱暴に撫でておいた。

 

学校に着いて、俺はすぐに教室に入った。自分の席に直行し、寝る体勢に入る。

 

咲姫「天くん」

天「••••••••••••」

 

咲姫の声はしっかり聞こえているが、今は寝たいのでガン無視をキメこむ。

 

咲姫「天くん」

 

ゆさゆさと、俺の身体を揺らす咲姫。寝たいんだからやめてくれよ。というかさっき話しかけられても反応しなかったんだから察してくれ頼む。

 

咲姫「天くん」

天「だーーっ!しつっこい!」

 

あまりにも身体を揺らしに揺らしまくるおかげで、眠気よりも苛立ちが勝った。キレた様子で顔を勢いよく上げて咲姫を睨みつける。彼女はいたって正常な風だった。

 

咲姫「ライブの事で相談がある••••••」

天「あ?ライブ•••?何」

 

眠たいウザい面倒くさいの三拍子が揃っていて、今の俺の対応は雑なものになっていた。それでもお構いなく咲姫は話を続ける。

 

咲姫「次のライブはカバー曲を何か入れたい」

天「カバー曲?••••••どういった曲がいい」

咲姫「天くんのセンスに任せる」

天「やけに投げやりだなお前••••••。まぁいいけど」

 

今日の仕事が一つ増えちったぜ。ただでさえ脳が疲れてるのに勘弁してほしいわ。

 

天「ところで、何曲入れるつもりだ?」

咲姫「二曲•••くらい••••••?」

天「OK。何か適当に探しておく」

 

俺に要望するんだから、俺の趣味全開の曲でも文句は言えねぇだろ。お気に入りの曲を彼女たちに歌わせてやる。やっべ、なんか楽しくなってきやがった。あ、でも眠いわ(前言撤回)。

 

結局授業はほとんどを寝て過ごして、ある程度脳は回復した。それでも疲れは残っているので、無理をしない程度にするつもりだ。

仕事をしながら、パソコンの中の楽曲を探していく。さーて、何の曲にしようか。夏だし夏らしい曲にするか。そうすると選ぶ二曲はおのずと決まった。俺は薄ら笑いを浮かべて、小さな紙にその二つの楽曲名を書いた。

 

天「さて、後は普通に仕事するかね」

 

万年筆を持って、メモ帳に筆先を走らせる。スラスラと書き心地よく滑らかに字が描かれていく様は、なんだか芸術的だった。

 

天「••••••ねむ」

 

脳どころか魂も疲労を感じているようだ。今すぐ眠らないと多分死ぬんじゃないかな、俺。

 

天「後少し、後少し••••••」

 

眠気と戦いながら、残り少なくなった仕事を片付ける。首がカクンカクンするが、何とか耐えて全て終わらせることができた。それと同時に、俺は机に突っ伏した。

 

天「あー••••••ダメだ。眠い••••••」

 

どうせ遅くなっても家に帰るのは変わりないんだ。俺はそのまま気を失うように眠りについた。

 

ゆさゆさ、ゆさゆさ。

 

天「••••••んぅ?」

 

誰かに身体を揺さぶられている。それに身体が反応して、俺の意識は覚醒した。そっと、ゆっくりと身体を起こす。隣を見れば、笑顔の乙和さんが立っていた。

 

乙和「あはよ、天くん」

天「あぁ•••どうも。今、何時くらいですか?」

乙和「夜の8時だよ」

天「じゃあ大体三時間くらい寝たか•••ふあああぁぁぁ••••••」

 

俺は大きな欠伸をして、椅子の背に体重を預ける。

 

乙和「ほら、天くん帰•••ろ••••••」

 

乙和さんの視線が俺の顔から下に移っていく。あ、寝て起きたからものの見事にアレが勃ってたわ。

 

天「生理現象なので気にしないでください」

乙和「わ、わかってるよ!あうぅ••••••」

 

乙和さんは顔を赤くしながらも、チラチラと見ていた。俺は微笑み、乙和さんを抱き寄せる。

 

天「ヤりますか?」

乙和「う、うん••••••天くんの見てたら、ドキドキしちゃってた••••••」

 

俺は小さく頷いて、乙和さんの制服のボタンに指を掛けた。




R18も投稿したので、見たい人だけどうぞー。内容は期待するな(戒め)。
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