敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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本当の本当に乙和√最終回っすよ!次回からノア√だから対戦よろしくお願いします!


スリープ休日

ライブも終わって、いつも通りの日常が戻ってきたと実感する。今日は完全なオフで、俺はライブの疲れを取るように、ずっと眠っていた。

 

乙和「天くーん?もう朝だぞー?」

天「もうちょっと寝させてください••••••眠気が•••かなりヤバイです」

 

昨日の夜もかなり早く寝たはずなのに、朝になっても眠たいままだった。今なら夜まで寝られそうでもある。

 

乙和「寝過ぎるのもダメだよ?ほーら、起きて起きて」

天「ん•••わかりました••••••」

 

俺は身体を起こす。油断しているとそのまま寝てしまいそうだが、なんとか耐える。というか既に寝そうになっている。

 

乙和「そんなに寝たいのー?昨日あんなに早く寝たのに」

天「何故かわからないんですけど、異様に眠たいんです••••••」

 

眠過ぎて首がガクンガクン傾きそうだ。乙和さんはそんな俺の頭をガッチリホールドした。

 

乙和「朝ご飯食べるよ!」

天「•••はい」

 

目の前に近づいた乙和さんの顔に今更ドキドキしてしまって、変に眠気がふっとんでしまった。そのまま一階に降りて適当に作り始める。

 

乙和「そういえば月ちゃんは?」

天「あいつなら多分友達の家に行ってると思いますよ」

乙和「その友達大丈夫かな••••••」

 

乙和さんは遠い目をする。それに対して俺は苦笑を返した。

 

天「まぁ、いつも通りセクハラはすると思いますよ。月はそういう奴なので」

乙和「それでもなんだかんだ仲良くしそうなのが月ちゃんだよね〜」

 

セクハラは日常茶飯事。胸は揉むわケツは触るわで嫌われてもおかしくないほどだが、持ち前の明るさや優しさで結局は仲良くなっている。月は本当にそういう奴だ。

 

天「そういやあいつ•••高校と大学どうするんだろうか••••••」

乙和「高校はわからないけど、このままの成績でいけば東大まで行きそうじゃない?」

天「東大か•••ないかもしれませんね。あいつやりたい事があるって言ってましたし」

乙和「え〜どんな事だろう〜気になるなぁ〜」

 

乙和さんは興味津々、と言った様子でくいついた。俺は微笑を返して、少し得意げに話し始める。

 

天「研究者になる、って言ってました。多分、多分ですけど•••魂についての研究なんでしょうね。俺が実現できなかった魂の存在の証明を、月が継いでくれるみたいです」

乙和「えっ?その魂っていうの、実際にはあるのにどうして証明ができていないの?」

天「前にも話したはずなんですけどねぇ••••••。まぁ要するに、魂があるというのは研究者内では完全に明らかになっています。ですがその魂を全ての人間に証明する決定打になるものがないんです。俺みたいに脳を魂に接続できるようになれば、楽なんですが••••••」

乙和「脳?接続?どういうこと?」

天「今のは気にしないでください」

 

完全に今のは失言だった。そもそも魂の接続ができるのは、俺ともう一人の知り合いの研究者くらいだろう。そういやあいつ今どうしてるんだろ、死んでないといいけど。

 

天「でも、俺の代わりに月が全て解明してくれれば、それで満足ですよ」

乙和「天くんは、もういいんだね••••••?」

天「俺の頭じゃ、魂の存在を理解するまでが限界でしたね」

 

本当は魂の使い方まで理解しているが、そんな事を言えるわけがない。もしこの事が世に知れ渡れば、俺は研究材料として追われる身になるだろう。それだけは避けなければならない。

 

乙和「でも休日なのに何もしないのはな〜」

天「じゃあ俺はもう一眠りします」

 

席を立って、自室へ向かおうと歩を進めるが、乙和さんが俺の服の裾を握った。

 

乙和「ね、寝ちゃう前にさ•••運動しない?」

 

顔を赤くしながら、色気を漂わせる顔で乙和さんはそんな提案をする。俺はなんだか呆れてため息が出てしまった。

 

天「もうただの変態ですね、乙和さん」

乙和「そ、そんな事ないよ!好きな人とこういう事をしたいのは突然の事だと思います!天くんはどうなの?私とえっちするのは嫌なの!?」

天「嫌じゃないですしむしろ好きですよ。でも寝る前に誘ってくるのはちょっと•••それに今朝ですし」

乙和「朝でもいいの!私は天くんとえっちしたいのー!」

 

ギュウッと乙和さんが俺にしがみついた。とうとうものも言えなくなり、俺は乙和さんを抱き上げて部屋まで連れて行った。

 

二人で裸でベッドに寝転がる。行為を終えた後の疲れからか、もう眠気はMAXに突入していた。

 

乙和「あは、すっごく眠そうな顔してるね」

天「あんな体勢でヤるの初めてなので変に疲れました」

 

既に首がカクンカクンしてもおかしくない、というより瞼が重すぎて、もう目を閉じかけてすらいる。

 

乙和「このままだと寝落ちしちゃいそうだし、もう寝ちゃおっか!」

天「そうですね••••••眠たくて眠たくて••••••」

 

俺は乙和さんを抱き枕にして、目を閉じる。乙和さんも俺の背中に腕を回して、安心したように寝息を立て始めた。また目を覚ませば、目の前に最愛の恋人の顔がある。そう思えるだけで、俺は安心して眠る事ができた。




R18も投稿したので見たい人だけどうぞ。
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