敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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今日の朝デカ盛りペヤング食べました。余裕すぎておにぎり一個追加で食べましたwクソ美味かったです。


転入生イベントは王道だから帰れ

女子生徒A「ねぇねぇ聞いた?今日から二年生に相当頭のいいイケメンが来るらしいよ!」

女子生徒B「えぇ?どこで聞いたの?それ」

女子生徒A「さっき職員室を覗いたら、先生たちがそんな話をしてたんだよー!」

 

今朝の教室内は、やけにざわついていた。なんでも転入生がやってくる事に、みんなが楽しげに騒いでいるらしい。

 

天「(まぁ、考えなくても•••あいつだよな)」

 

大方、というより確実に神無月の事だろう。確かにあいつ、顔はいいもんな。机の上で頬杖をつきながら、俺は外の景色を眺めていた。よく知ってる人物の噂話を聞かされても、面白くもなんともなかったからだ。

 

咲姫「転入生がくるって•••」

天「聞いてる。さっきからあそこでうるさいくらいに聞こえてるからな」

 

いつも通り咲姫が俺に話しかけてきたが、当の俺は特に会話をしたい気分でもなかった。昨日の問題がようやく解決の兆しが見えた事によって、安心していても疲れの方が大きかった。

 

咲姫「あまり興味ない•••?」

天「興味も何も、よく知ってる奴だからな」

咲姫「そうなの•••?」

天「あぁ。もう何年もの付き合いになる」

 

頬杖をつくのをやめて、俺は姿勢を正して咲姫の方へ身体を向けていた。

 

天「あいつがここに来る事は昨日から伝えられてたんだが••••••まさかその翌日に転入とは思わなんだ」

 

そこが一番のビックリポイントである。手続きとかそんな一日、というより一晩で終わるわけがないのに一体どんな細工をしたんだと単純な興味をそそられた。

 

咲姫「なんでも、すごい研究者だからって理由で全部飛ばしたらしい•••」

天「そういやあいつ、色々特許をもっていたな••••••」

 

高校にも行かず研究を続けられてるのも、特許によってお金を得ているからだ。というかその特許があるので、将来何もしなくても暮らしていけるだろう。

 

咲姫「後、昨日ノアさんが知らないうちに帰ってたんだけど、どうしてか知らない?」

天「あぁ、それ俺がノアさんを引きずり回したんだわ。悪かったな」

咲姫「もしかして•••デートっ?」

 

やや興奮気味な咲姫。俺は苦笑して首を横に振った。

 

天「その今日くる転入生の所に妹と一緒に行っただけだ。ちょっとした野暮用で」

 

詳しく言うつもりはないし、昨日あったことは全て秘匿事項だ。無闇に面に出すものでは決してない。

咲姫が何か言おうと口を開いたが、それを遮るように教室の扉が音を立てて開いた。

 

教師「席つけー。ホームルーム始めるぞー」

咲姫「じゃあ、また後で」

天「あぁ」

 

咲姫は小走りで自分の席へと戻っていった。俺はそれを眺めた後に、教師の方へと身体と顔を向けた。そして退屈な話を聞く気にもなれず、すぐに窓へと視線が泳いだ。

 

昼休みになれば、いつものように咲姫がこちらへと弁当を持ってやって来た。机をくっつけて弁当箱を開こうとしたが、とある声によってそれは遮られた。

 

ノア「天くんっ!」

 

焦った様子のノアさんの声が俺の耳をつんざく。うるせぇ。

 

天「•••どうかしましたか?」

陽太「よっ」

 

ノアさんの隣から、ひょこっと神無月が出てきた。あぁ、なるほど。大体わかった()。

 

天「二人一緒にどうぞ」

陽太「あぁ、悪いな」

ノア「天くんと咲姫ちゃんと私の三人で食べたかったのに••••••」

 

それはあんたの私欲だろうに。俺は心の中で呆れる。いや、表情に多少出ていたかもしれない。

 

陽太「にしても、お前ら兄妹は本当によくやってくれたよ。やる事バカ増えた」

天「そりゃどうも。でも今までみたいに先の見えない事するよりはマシだろ?」

陽太「そりゃなぁ。おかげで精神的にも余裕を持てるようになったのも大きいな。色々捗る」

咲姫「••••••何の話?」

ノア「咲姫ちゃんには関係ないお話」

 

事情を知っているノアさんは咲姫のカバーにまわっていた。そして、周りの視線に気がつく。そういやこいつ転入生で注目集まってんだった。

 

陽太「ところで、なんでこんなに見られてんの俺ら」

ノア「一番の要因がそれ言う•••?」

天「そもそもこのメンツ自体が多少珍しいですけどね」

 

この教室にわざわざ二年生が来てる事自体が珍しいまである。神無月は周りの目線を気にしながら飯を食べていたので、かなり居心地が悪そうだった。

 

天「•••場所変えるか?」

陽太「いや、いい。今更めんどくさいだろ?それに、福島の思考が面白くてな。退屈しない」

ノア「何勝手に見てるの!?」

 

そんなこと大々的に言うなよ。ノアさんドン引きしてんじゃねぇか。でも興味は大いにあったので、

 

天「何が見える?」

 

と、好奇心に負けて訊いてしまった。

 

ノア「ちょっ、天くんっ」

陽太「大体が可愛いものについてばっかりだな。あーでも、半分くらいはお前の事考えてるっぽい」

天「は?俺?何でや」

陽太「え?わかんないの••••••?こいつマジか(ボソッ)」

 

ボソりと神無月が何か言っていたが、全く聞き取れなかった。チラりとノアさんに目を向けると、彼女は見事に顔を真っ赤に染めて俯いていた。可愛いけど面白かった。

 

ノア「どうして訊いたの••••••」

天「普段何考えているのか純粋に気になったので」

咲姫「怖いもの知らず••••••」

 

咲姫も小声で何か言っていた。神無月は頭を抱えていて、ため息を吐いている。ただ一人俺だけが、状況についていけてない光景ができあがっていた。

 

学校が終わると、女子連中が一斉に教室を飛び出していった。何事かと思ってついていったら、神無月が囲まれていた。ぎゃん受ける。

 

陽太「そ、天、助けて•••」

天「しばらく遊ばれてろwww俺は仕事あるからwwwじゃあなwww」

陽太「ふざっけんなお前!明日ぶっ殺す!」

天「やれるもんならやってみいや。はっはー!」

 

とりあえずふざけにふざけまくって俺はその場から走って退散した。ちなみに明日は休日である。ざまぁみさらせぇ!

 

ノア「もう、遊び過ぎだよ天くん」

 

ノアさんに捕まって、俺の笑みは一瞬で消えた。先程のふざけた笑いこそ消えたが、すぐに微笑へと切り替わる。

 

天「まぁ、あいつとはそういう関係ですから。心配だったんですよ。学校にも行かずに研究に没頭していて、人生を壊してしまうんじゃないかって」

ノア「そう•••私は彼の事気に入らないけど」

天「でしょうね。神無月もあまり仲良くする気もないっぽいですし」

ノア「もし私が彼と同じ分野の研究者になるっていうなら、仕方なく教えてもらおうとは思ってます」

天「やめといた方がいいですよ。あいつ教えるのクソ下手ですから。大体教えるのは俺がやってましたよ」

 

俺は苦笑混じりに自慢気に話す。ノアさんは少し驚きながらも、笑っていた。

 

ノア「そうなんだ。今度教えて貰おうかな?」

天「そんな知識知っても将来必要ないですよ。もっと有意義な事に脳を使ってください」

ノア「お堅いなぁ」

天「あいつよりはマシですよ」

ノア「ね、天くん」

天「はい、何ですか?」

 

下駄箱から靴を取り出して、もう校門を抜けようとしていた所だった。そこでノアさんは立ち止まって、俺を呼び止めた。

 

ノア「好きだよ」

天「•••••••••••」

 

突然の告白に、俺の頭はフリーズした。唐突過ぎて、完全に固まってしまっている。

 

天「••••••あの」

ノア「は、はいっ!」

 

それはノアさんも同じようで、カチカチになっていた。俺はノアさんの前まで歩み寄る。それに合わせて、彼女は目を閉じた。手を伸ばして彼女の頬に触れてーー、

 

ノア「いたっ!?」

 

引っ張った。俺の顔は笑顔だったが、内側はキレていた。

 

天「こんな人がたくさんいる中でしますか?普通?ねぇ?」

ノア「痛い、痛いよ•••」

天「全く•••」

 

手を離すと、ノアさんは痛そうに自身の頬を押さえていた。

 

ノア「急に暴力だなんて•••」

天「•••俺も好きですよ」

ノア「えっ•••」

 

彼女が勇気を出して言ってくれたんだ。俺もちゃんも返さないといけない。

 

ノア「本当•••?」

天「はい。ノアさんの事、好きですよ」

ノア「〜〜〜•••!」

 

ノアさんは嬉しそうに、というかほとんど泣いてるような気がするが、俺に抱きついた。いやだから周りに人いるぢゃん•••。

 

天「•••とりあえず、事務所にいきましょうか」

ノア「•••うん」

 

離れたノアさんは、俺に手を差し出す。それですぐに察しがついた俺は、その手を握って二人で歩き出した。

 

陽太「••••••ありゃ、意外と早かったな。ま、いいか。愛は人を強くするって言うし、今後の天に期待するかね」

女子生徒A「連絡先教えてくださーい!」

陽太「しつけえぇぇぇ!!」

 

二年生の一つの教室内は、過去一番の大騒ぎとなっていた。その光景を直に見たかったが、今はノアさんの事で頭がいっぱいだった。




筋トレしないとなーめんどくっさ。後ノア√もまた書かないと
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