敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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雪すごいっすねwお陰で明日は学校お昼で終わりますよ。最高っすねwwwあーでも明日学年集会でかなりどやされそうやな•••おー怖。


仕事終わりのノリはダル過ぎるッピ!

少しずつ暑さを増していく中、冷房も何もない俺の仕事部屋は酷く居心地が悪かった。激しい運動をしているわけでもないのに、勝手に汗が流れてくるのが鬱陶しくてたまらない。

少しでも熱を逃そうと窓を開けているが、少しの涼しさの代償に、蝉の大合唱が室内に響き渡って耳を殺しに来ていた。

 

天「••••••あっつ••••••」

 

せっかくの休日も、この暑さでは見事に台無しだった。休日とは言っても俺は普通に仕事だしPhoton Maidenの面々もレッスンに励んでいる。芸能界、まぁそっち系の世界にいるから仕方のないことだ。

そもそもスケジュール管理は俺がしているので、今すぐ休暇を与える事は可能だが、基本的に決まった日にしている。それに無闇に休みが多くなるとダラけ癖すらできてしまう。適度が一番だ。

 

天「(もうすぐ昼か•••そろそろみんなが終わる頃だろう)」

 

俺の仕事はほとんど片付いていて、暇つぶしに明日の分をやってるまである。いや、終わったのなら帰ればいい話なのだが、衣舞紀さんからーー、

 

衣舞紀『練習が終わったらみんなでご飯を食べに行きましょう!』

 

などとぬかしたからだ。それで帰ろうにも帰れないので、こうやって仕事を進めているのだ。

 

天「はーめんどくせぇマジで」

 

昼飯くらい家で食べさせてくれないものなのか。その方が落ち着くが、今考えたら絶対月がいるしヤバい発言が飛び込んでくる未来が見えた。やっぱ家で飯食うのやめておくか(手のひら返し)。

 

乙和「天くん終わったよー!ご飯食べ行こー!」

 

ノックも無しにバンッ!と扉を勢いよく開けてきたのは、ものすごい笑顔を浮かべた乙和さんだった。まだレッスンが終わったばかりで、少し汗を流している。

 

天「終わりましたか」

 

俺はパソコンを鞄にしまって立ち上がる。腕で額の汗を拭うと、かなりの水分が腕についた。

 

咲姫「暑そう•••」

天「仕事だから、ちゃんと着ておかないといけないんだ」

 

半袖のワイシャツ一枚に、夏用とはいえ多少の厚みを感じるズボン。これが暑くないわけがない。

 

ノア「なんだか•••仕事終わりのサラリーマンみたいに見える•••」

天「自分でも軽くそう思ってたので、あまり言わないで欲しかったです」

ノア「あぁ•••ごめんね」

 

少し申し訳なさそうにノアさんが謝ったが、すぐに気にしなくていい、と言葉をかける。

というか昼飯何処で食うんだ?まさかとは思うが••••••『あそこ』じゃねぇよな?

 

衣舞紀「それじゃ、みんな揃った事だし行きましょうか!」

乙和「おー!」

 

やたらとテンションの高い二人について行きながら、俺は少し引きつった顔を浮かべていた。何となく、行き先が予想できてしまったからだ。

 

歩く事数十分。日差しを浴びながらいつもの変わらない足取りで歩を進めていると、目的地に到着する。

•••••••••恒例のファミレスだった。

 

天「まーたここか•••」

衣舞紀「あれ?もしかして嫌だった?」

天「大丈夫です。それに今更探すのも面倒ですよ」

 

嫌、というよりは飽きたの感情の方が強い。ここのメニュー全部制覇してしまったし、デザートも平らげてしまった。要は新しい食い物が無くて退屈なのだ。

 

衣舞紀「そういえば、最近新しいメニューが入ったらしいわよ」

天「マジですか?じゃあそれ食べます」

乙和「じゃあ私もそれにしよ〜」

衣舞紀「乙和はデザート禁止ね」

乙和「なんでぇ!?」

 

衣舞紀さんからの突然の制限に、乙和さんは驚きの声を上げた。まぁ普段から甘いもの食ってる人だし、言われても仕方ないわな。

 

乙和「じゃあ天くんに分けてもらうもん!」

天「いいですけど、その代わりに食べたら俺の分の代金全部払ってくださいね」

乙和「鬼ぃ!悪魔ぁ!人でなしぃ!!」

 

もちろん冗談なのは彼女もわかっているだろうが、流石に人でなしはやめてくれ、傷つく。

 

ノア「今日は大食いは•••ないよね?」

天「流石にないですよ。そんな酷く腹が減ってるわけではありませんので」

 

俺の歓迎会の時に大量に食いまくってノアさんを引かせた過去があるが、あの時は本当に腹が減っていて仕方がなかったのだ。

ベラベラ話しながら店内に入り、店員から席に通してもらう。

他のみんなが決まるまで、俺はただ座ってボーッとしていた。何か考える事もないので、目の前を眺めている。ちょうど向かいの席に座っているのが衣舞紀さんだったので、こちらに視線が向いた。

 

衣舞紀「どうしたの?私の顔に何かついてる?」

天「••••••いえ」

 

そっと目を閉じて衣舞紀さんを見ないようにする。

 

衣舞紀「んー?天、どうしたんだろう」

乙和「天くんもしかして機嫌悪い?」

天「機嫌は普通ですよ。明日の分の仕事も進めて少し疲れただけです」

 

特に目が疲れている。視界が多少ぼんやりしていて、気を抜くとそのまま眠ってしまいそうだ。ずっとパソコンの画面を見るのはまだ慣れていないらしい。

 

衣舞紀「みんなもう決まった?じゃあ店員さん呼ぶわね」

 

店員を呼び出す為のボタンを押すと、すぐに近くにいたファミレスの制服姿の若い男がこちらまでやってくる。

 

店員「ご注文はお決まりですか?」

 

なんかチャラついているから少し警戒しながら、各々の食べたい物を言っていく。店員の視線が、Photon Maidenの面々に流れていた。まさかナンパじゃあるまいな。

 

店員「ねぇキミ可愛いじゃーん。ラ◯ン交換しね?」

天「•••••••••俺?」

 

まさかの相手は俺だった。お前ホモかよ(ドン引き)。

 

衣舞紀「ぷふっ!あっははははは!!天、女の子と間違えられてるっ!」

天「うるさいですよ!」

店員「えっ•••男?その顔で!?でも声は男だ••••••」

 

本気で気付いてなかったのかこの人。服装である程度わかると思うんだけどな•••顔しか見てなかったのか?」

 

乙和「天くん女装してみない?」

天「死んでもしません」

咲姫「絶対似合うのに••••••」

 

こういう時に限って便乗するのやめてくれません咲姫さん?普通に敵増えちゃってるんですけど。

 

店員「コ◯ケとか行ってる!?女キャラのコスプレして欲しいんだけど!」

天「絶対嫌なんですけど!?」

 

店員さん、あなたもあなたで釣られないでくれませんか?

 

衣舞紀「試しにやってみる?案外イケるかもよ?」

天「あの、いい加減からかうのやめてもらっていいですか•••?正直疲れました••••••」

 

あまりにもイジられ過ぎてかなりダルくなっていた。

 

店員「あはは•••ごめん、ちょっと遊び過ぎたな。んじゃ、すぐに持ってきますんで!」

 

店員はヘラヘラ笑いながら奥へと引っ込んでいった。俺は大きなため息を吐いて、肩を落とす。

 

天「何でこんなことになるんだ••••••というか」

 

さっきからノアさんが一言も言葉を発しない事に気がついて、俺は彼女の方を向いた。

 

天「ーーひっ」

 

俺は本能的に恐怖を抱いた。何故なら、彼女の今の顔は、いつもの暴走とは比較にならないものだったからだ。

 

ノア「天くんの女装•••!い、いくら払えば見られるの!写真に納めないと!こここコ◯ケっていつやってるんだっけ!?日程とか確認して天くんのコスプレの内容も知っておかないと!とりあえず十万払えばいいかな?」

衣舞紀「ノア、天が怯えてるわ」

天「••••••こっわ」

 

改めて、俺はノアさんの恐ろしさを垣間見た気がする。今後の彼女への対応をどうしようか本気で悩まされるとは思わなかった。

というか俺、金輪際ノアさんと関わるのやめようかすら考えている。カワイイムーブうっさいし、何よりうるさい(二回目)。

 

衣舞紀「まぁまぁ天。ノアも悪い子じゃないんだから、ね?」

天「•••わかってますよ」

 

衣舞紀さんに嗜められて、俺はなんとか踏みとどまる。頼れるリーダーのような立ち位置に最初からいた彼女の事が、少し羨ましく感じた。




九日に咲姫のタワレコのグッズ取りに行くけど雪その日更にすごいらしいんだよね。でも行きますw
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