敏腕(感)男、マネージャーするってよ   作:如水くん

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モンハンコラボ明日からじゃーい!咲姫当てるぞこの野郎!つーわけで貯めてた石を溶かすぜ!wあれ、これ言うの二回目か(鳥頭)。


じゃあ、ジム行く?

衣舞紀「ジムに行きましょう」

天「•••••••••は?」

 

朝早くから神山家に入り込んできたかと思えば、そんな台詞を衣舞紀さんは抜かした。

 

衣舞紀「天、最近筋トレあまりしてないんじゃないかしら」

天「一応今の身体を維持できるレベルにはしてますが、そこまで激しくはやってないですね」

 

リビングのソファに座ってテレビを眺めながら、俺は無感情に答える。別にこれ以上筋肉を増やそうとも考えていないので、ぶっちゃけ行く気は全く起こらん。

 

月「行ってきなよー。お兄ちゃんどうせ家でゴロゴロしてるだけなんだしさ」

衣舞紀「それは感心しないわね。ほら、早く行くわよ!」

天「うっはーめんどくせぇ」

 

衣舞紀さんに手を引かれて、俺は家から強制的に出される。手は握ったままで、俺たちはジムに向かって歩き始める。

 

衣舞紀「今日も暑いわねー」

天「そうですね。勝手に汗が出てくる•••」

 

服の胸元をパタパタと動かして風を送るが、こんなクソ暑い気温で入ってくるのは、生温いなんとも言えない風ばかりだった。余計に気持ち悪さが増した気がするので、動かすのをやめる。

 

衣舞紀「ジムで飲み物買おっか。熱中症になったらいけないから」

天「アク◯リアス安定で」

衣舞紀「あら、ポ◯リじゃないの?」

天「ポ◯リは味があまり好きじゃありません」

 

アク◯の方が甘くて飲みやすい。なんというか、ポ◯リは味がびみょい。後味も好ましくない。

 

衣舞紀「そういえば、天は最後にジム行ったのいつなの?」

天「•••あー•••中学の終わり頃が最後ですね。そもそもマネージャーの仕事が忙しくてあまり行けてませんでしたが」

 

あの頃は過去一忙しい時期だったし、Photon Maidenへの移行の手続きもあった時だ。あそこら辺辺りはほとんど行けてなかった記憶がある。

 

衣舞紀「筋力落ちてないといいわね〜?」

天「ナメないでください。こちとら今まで鍛えてきたんですから」

 

前以上のものを持ち上げたりするのは多分無理だろう。それでも150kgくらいは持ち上げられるはずだ。

 

ジムに到着。ささっと金を払って器具が置いてある広々とした部屋に入った。冷房が効いてて気持ちいいが、すぐにそんな感覚も消え失せた。

 

マッチョA「ふんぬうううぅぅぅ!!!」

マッチョB「ぬおおおぉぉぉ!!!」

 

筋肉モリモリマッチョのナイスガイたちが雄叫びを上げながら、ベンチプレスを上げたり、足で押すよくわからんヤツをやっていた。うるさいし暑苦しい。冷房の意味ねぇだろ。

 

衣舞紀「何からしよっか?」

 

衣舞紀さんはいつの間にかトレーニングウェアに着替えていた。そういう俺はただのTシャツ一枚とうっすいズボンだけ。あまり運動に適しているとは言えなかった。

 

衣舞紀「•••レンタルする?」

天「いえ、脱ぎます」

 

俺はTシャツを脱いだ。あまり日焼けのしていない白い身体から、細くても確かな形のある筋肉が出てくる。

 

衣舞紀「綺麗な筋肉してるわね•••触ってもいい?」

天「いいですよ」

 

許可を出すと、衣舞紀さんは俺のお腹に視線を合わせる様に姿勢を落とした。そして手を伸ばして腹筋に触れる。冷たっ。

 

衣舞紀「すごく硬いわ•••!」

マッチョA「お、いい筋肉してる姉ちゃ•••いや兄ちゃんがいるじゃねぇか」

マッチョB「綺麗なつきかたしてるねぇキミ!」

 

ワラワラと俺の周りにマッチョ共が集まって、俺の身体をベタベタと触り始めた。気持ち悪りぃ•••。

 

?「ん?お前、天か?」

天「えっ•••?佐々木さん!?」

 

マッチョたちの隙間に知った顔がいて驚いた。

佐々木総悟。軍の階級までは覚えていないが、父さんの上司に当たる人で、父に戦闘技術を教えた張本人である。年齢はちょうど50くらいだ。それでも老いを一切感じさせない若々しさと筋肉の張りをいつものように見せてくれた。

 

総悟「やっぱり天か!相変わらずほせぇなぁー。ちゃんと飯食ってるのか?えぇ?また肉送ろうか?」

天「いやいいです•••佐々木さん送る量多すぎるんですよ••••••」

衣舞紀「天、この方は?」

 

置いてけぼりだった衣舞紀さんが会話に加わったおかげでなんとか流れを崩すことができた。このままドロドロ行ったら肉持って帰らされる。

 

天「俺の父さんの上司の佐々木さん」

総悟「えらく説明簡潔だな」

天「あまり長々と言われるの好きじゃないですよね?」

総悟「まっ、そうだな。そんで、お嬢さんは?」

衣舞紀「新島衣舞紀です、よろしくお願いします」

 

礼儀正しく、衣舞紀さんは丁寧に頭を下げた。俺の心境は彼女が変な事を口恥じらないか怖くて堪らなかった。

 

総悟「今日は二人か?」

衣舞紀「はい、そうです。彼が最近ジムに来てないのでたまにはと」

総悟「おいおい天、ちゃんとジム通いは続けろよ。お前働いててちゃんと金あるんだからよぉ」

天「今の身体維持するだけでいいですよ、俺は」

総悟「言ったなお前?じゃあ早速どれくらいできるか見せてもらおうか?えぇ!?」

 

佐々木さんに肩を組まれて、俺はベンチプレスのあるところへ連れて行かれる。

ため息をつきながら寝転がり、棒を握る。

 

天「そういえば、これ何kgですか?」

総悟「100」

天「よいしょ」

 

ひょいっ、と軽々と100kgを持ち上げてみせる。慣れた動きで上下に上げ下げしてから元の位置に戻す。

 

総悟「結構イケるな」

天「そこまで酷く鈍りはしませんよ」

総悟「200はイケそうか?」

天「そもそも通ってた当時ですら170が限界だったんで無理ですよ」

総悟「それもそうだな!ガハハハ!」

 

とても若い見た目とは思えない豪快な笑い方に、俺もつい笑みを零してしまう。全く変わりないようで少し安心したのだ。

 

天「佐々木さん、今度肉くださいよ」

総悟「おう!じゃあ今日送りつけるな!」

天「早!?」

 

行動の早さも昔から変わりないらしい。俺の笑みは引きつったものへと変貌を遂げた。

 

適当にトレーニングを続けて、今は衣舞紀さんと隣り合わせでランニングマシーンの上を走っている。

 

衣舞紀「佐々木さん、すごかったわね」

天「あの人はただのバケモノですよ•••」

 

あの後、佐々木さんがベンチプレスをやったのだが、見事に250kgを持ち上げやがった。体重と筋力が成せる力というものを、直に見せつけられた。とても65kgとかいう貧弱な体重では、それは無理難題の域に達する。

 

天「ふっ、ふっ•••」

衣舞紀「今日は疲れるのが早いわね?」

天「佐々木さんに付き合ってた所為で体力ほとんど持っていかれましたよ」

 

やたら自分のトレーニングに付き合わせようとするから、それに合わせていたら変に疲れてしまった。

 

総悟「へぇー、あの姫神プロデュースのユニットか、そりゃ期待値高いわなぁ」

天「なんでしれっといるんですか」

 

気がつけば隣に湧いて走っていた。いつの間に。

 

衣舞紀「プロデューサーの事を知ってるんですか?」

総悟「まぁちょっとした付き合いさ。いっつもクールで取っつき辛かったわ」

天「まぁ、それは言えてますね」

総悟「もうあれ女版鬼◯辻無惨だよな」

天「勝手に発言しただけで殺されそうですね」

衣舞紀「二人とも失礼過ぎない••••••?」

 

姫神プロデューサーも陰でこんな事言われてるとは思ってもみないだろう。別に俺は彼女の事を悪くは一切思っていないが。

 

総悟「まぁでも、しっかりしたヤツだった。デキる女はカッコよくていいねぇ」

天「相手作るなら頼りになる人がいいですよね」

総悟「そういやお前、彼女できーー」

 

 

天「え何ですか???」

 

 

総悟「•••やっぱ何もねぇ」

 

めんどくさそうな話題が出かけたので、俺は圧を掛けてストップさせる。

 

衣舞紀「••••••ふふっ」

 

隣で衣舞紀さんがくすりと笑ったので、俺はあまりよろしくない目線を彼女に送る。衣舞紀さんは顔で謝っていたが、恐らく佐々木さんには確実に勘づかれた。

 

総悟「•••••••••頑張れよ!」

天「••••••はいはい」

 

恥ずかしくなって、俺は呟くような小さな声しか出せなかった。




正月のお陰で書き貯めが全くできていない今日この頃。いやーヤバいっす。
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