まぁ名前はショウマです
俺はいつの頃から昔の、といっても物心つく前のことはほとんど覚えてない。
いや、親が事故とかで亡くなったとかじゃなくて初めから孤児院にいたから分からないだけなんだけど。物心ついた頃には本物の両親など覚えてないし実際、園の大人を親のように慕っていたよ。5歳の誕生日を迎え小学校に入学しようとした時、顔から金持ちっておっさ、シンさんが俺を引き取ってくれた。
『君は今日から
私の、息子として、黒服として、育てるからな。』
最初はポカーンとしたよ。黒服?ゆみつる?ゆづる?
何言ってんだこいつって目で見てた。
俺が引き取られた弦巻家はそれはまぁご立派なお屋敷を構えており、噂じゃ全ての事業の頂点に立っていて国の象徴である天皇とはまた別の日本の王様的な家系らしい。普通公表されそうなものだが首相と天皇と一部のお偉いさんしか認知していないらしい。怖いね。
弦巻家にはシンさんもデッレデレの一人娘の弦巻こころがいた。
『あなたが弓弦ショウマ?はじめまして!私は弦巻心よ!
ねぇあなたは世界が笑顔になるには何が必要だと思うかしら!』
『世界、?笑顔、?え?愛と勇気と金?』
ファーストコンタクトはぶっ壊れてた孤児院ではおにぃちゃんだった俺も慣れるのには時間がかかった。
小学校に入学する頃には友達も何人かできた
『なぁショウマお前最近家帰ったら何してんだ?』
『モカちゃんも思ってた〜ショーくん付き合い悪いよね〜』
『え、ま、まさか彼女とか!?』
『ひ、ひまりちゃん流石にまだ早いと思うよ』
『つぐみの言う通り』
『女の子の世話』
『『『『『!??』』』』』
この5人は特に仲よかったなぁ
それと同時に公園でもなんか芸能人の子と小動物みたいな子とも仲良くなった
『しょうまくん今日は何して遊ぶ、?この前ちーちゃんの家にお呼ばれして台本見せてもらったんだぁ』
『あの時のかおちゃんすごいキラキラして私の演技見てくれてたね。』
『え、演技してるちーちゃんとキラキラのかおちゃん見たい』
演技ごっこもといおままごとをして遊んだ女の子たちもいた
中学に上がる時は俺は本格的な黒服になるために中高一貫校黒服育成学園に入学するためにしばらく東京を離れた。
『うぇぇぇぇぇん!!ジョ、ジョーマ君が行っちゃうよぉ!
一緒に羽丘に行こうよぉーー!!!』
『ひーちゃんだめだよ〜泣かないって決めたじゃん』
『そういうモカだってめ、珍しく、な、泣いてるじゃん』
『蘭は昨日あんだけ泣いたのに今日も泣いちゃってるな、
まぁでもほんとにお前は、言うのがおせーよ!』
『あはは、みんな結局泣いちゃったね、でもショウマくんいつか戻ってくるよね、?』
『まぁたぶん遅くて六年後とか?』
『『『『『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』』』』』
『こ、こら!ショウマ!なんて非道な!少しは早く帰る姿勢くらい見せなさい!』
心の母親のいのちさんに叱られてしまった
だって中高一貫って仕方なくね?
私立中高一貫黒服育成学園、通称黒育は、六年間、料理科、政治科、メイド科、秘書科、護衛科、黒服科、総合科と様々な学科に分かれて卒業時にすぐ弦巻家に仕えるように育成する学校である。俺は総合科に属しており今は別にお嬢様科に配属されている。生徒数は少なく入学受験すら厳しいらしい
学力はもちろん、生活力、最近はちゃめちゃになってきたこころの無茶振りにどれほど対応できるか、が問題になる。
俺は学力はまぁ普通なんだがなんやかんやあって中学生のうちで卒業が確定した。
『こころがそろそろやばいから戻ってきなさい。今の黒服だと対応に限界が見えてきたから。お前の成績ならもういいから帰ってきなさい。これは命令です。』
『こころが最近珍しく外に出ないと思ったらあの子高校は一緒に通えると思ってたみたいなの。あんなこころ見てられないから帰ってきなさい。これは宣告です。』
シンさんは悲壮にいのちさんは脅してきた。
どうなってんのこころのやつ
ってなわけで三年ぶりに東京に帰ります。
一カ月に一回は帰ってるけどね