全てを見透かす(と思われてる)少女は平和に生きたい。(完結) 作:黒音195(kurone)
でもそれももう 過ぎた幻想になって
私の目の前から 消え去っていく
みたいな感じで歌詞が続く気がするCalling Galaxyでした。
魔星アルゴールさんお気に入り登録ありがとうございます!
皆さんどうも!私です!私は今、学校で明日、家の都合で休むという報告をしています。一応事前に言っとかないと先生達とかはうるさいからね・・・
風夏「って事で明日から日曜まで岐阜行ってくるから。家来ても誰も居ないってことを皆にも伝えといて欲しいんだ。一応私からも言うけど、信じてくれるか怪しいから。」
ひまり「分かった!伝えとくよ!任せといて!」
巴「ふっふっふ、風夏が私を頼ってくれたぞ・・・」
もか「ともちんだけじゃないけどねぇ〜ふーちゃんそれってご両親帰ってきた事と関係あったり〜?」
風夏「あ、うん。実は土曜日に岐阜でフェスやるんだけど父さん達が私も強制連行で連れてくって言うから・・・んで、出発するのが金曜の夜なんだ。」
もか「なるほどぉ〜今回は着いていけないなぁ〜。もかちゃんはバイトなのだぁ〜。」
風夏「はいはい、お土産用意しときますよ〜全員分ね。」
もか「流石ふーちゃん、私の事はなんでも分かっちゃう感じかな〜?」
風夏「私はエスパーじゃないから分かんないよ。」
ひまり「へぇ〜、風夏のご両親ってバンドマンなんだぁ。知らなかったなぁ・・・」
風夏「あれ?言ってなかったっけ?」
ひまり「ぜんっぜん聞いてないよ!!ねぇねぇ!なんてバンド名なの!?教えて教えて!」
風夏「バンド名はHANNIBALだよ。」
3人「「「HANNIBAL!?」」」
風夏「あれ?もしかして知ってる?」
ひまり「知ってるよ!!HANNIBALってめちゃくちゃ有名なバンドだよ!?ツインベースの雷と雨!キーボードの凪!ギターボーカルの天!ドラムは今はサポートだけど近々新しいドラマーを入れるって話もあったし!私、雨に憧れてベースにしたし!」
巴「けど元々雷ってドラマーだったよな?なんでベースになったんだ?」
つぐみ「噂では確か、足を痛めてペダル踏めなくなったから〜って言われてたよね?」
風夏「あ〜・・・えっと・・・た、確か腰悪くしたって言ってた気がする!うん!あの人も歳だから!」
巴「え?雷って確か36歳だろ?そんな内から腰悪くしたのか?」
風夏「ぎっくり腰は何歳でもなるから!」
巴「なぁ風夏、何か私達に隠してないか?」
風夏「え?なんで?」
巴「いや、なんかさ、風夏って動揺してたり、隠してたりすると目を合わせなくなったり、髪弄る回数が多くなるんだよ。気付かなかったのか?」
ひまり「それに、指が異様に震えるよね。」
風夏「き、気のせいでは?あ、もうそろそろ授業始まるね!席つかなきゃ!」
つぐみ「話逸らすのも悪い癖だよね、風夏ちゃんって。」
風夏「ぐぬぬ・・・」
ひまり「話したくなったら話してよ。私達は待ってるから。」
風夏「・・・話さなくてもすぐ分かると思うけどね。土曜の配信待ってれば。」
巴「・・・分かった、その配信を待っとく。でも、もし私達が納得出来なければ風夏、お前を叩く。」
ひまり「巴!!」
風夏「いいよ、納得させればいいんだし。」
〜放課後、私は速攻で帰ってドラムを叩き始める。父さん達に置いていかれないため、巴を納得させるため。そして何より・・・自分に嘘をつかない為に・・・
風夏「父さん、セトリは決めてるの?」
父親「あぁ、Calling Galaxyは2番目に持ってきて、最初はshooting NOVA、3番目には今度発表しようと思ってる新曲を持ってくる・・・いいか?風夏、お前にとって初めての大舞台だ。緊張するなとは言わない。だが、決して臆するな。今回の経験は必ず、今後のお前の糧になる。って16年ドラムを叩いてたら分かるよな?」
風夏「・・・うん、無駄にはしないよ。それに、せっかくの父さん達とのセッションだもん。サポートの人に負けないくらいの演奏するよ。」
父親「せめてそこはサポートの連中を驚かす演奏をするって言えよなぁ・・・ほら、そこはこう叩けばアレンジの時に腕が疲れないだろ。」
風夏「ほんとだ・・・こんな叩き方があったんだ・・・」
父親「お前には叩く時に変な癖付けるからな、そこから直さないと腕痛めて音楽を続けられなくなるぞ。」
風夏「・・・うん。がんばる。」
やらなきゃ・・・嘘をホントにする努力を・・・誰にも負けないドラマーに・・・