全てを見透かす(と思われてる)少女は平和に生きたい。(完結)   作:黒音195(kurone)

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前回のあらすじ・・・突如始まった風夏VSガールズバンドパーティの命(風夏の初めて)を賭けた一方的な鬼ごっこ。


実はこれ最初に捕まえた人が風夏の初めてを奪えるというものであったりする・・・


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突然性癖暴露したら引かれるよね(後編)

ショッピングモールから抜け出した私は、とりあえず一旦自分の家に帰ってきた。いつも通り退路の確保をしつつ、家の中に入っていく・・・この時期は寒いからね。

 

 

そう思いつつ、私は自分の部屋に行き自分のセーターと上に着るコートをバッグに入れて再び外に出る。ちゃんとこの時に財布とかも忘れずに持っていく・・・財布の中の盗聴器を外して。

 

 

 

風夏「寒っ・・・そろそろ皆家に帰ってて欲しいんだけどな・・・」

 

 

私はそう呟いてコンビニに向かう。流石にご飯炊いてないし、そもそも冷蔵庫の中に何も無いから今日はコンビニのおにぎりでいいや・・・いや、コンビニのおにぎり程低コストでコンパクトで美味しい物他に無いけどね!

 

 

そんな事を考えてると電話が掛かってくる・・・相手は・・・?美咲?現在午後6時半、秋のこの時間はほんと冷え込むのでお気をつけて・・・

 

 

風夏「はい、こちら葛飾区亀有公園前派出所。御用の方はピーっという音の後にメッセージをお願いします。」

 

 

 

美咲「ふざけてるのかどうか知らないけど失踪するとかいい度胸じゃん、今から風夏の居る場所に皆で向かうから逃げないでよね。」

 

 

風夏「失踪した覚えないのですが・・・そっちが追いかけてくるのが悪いと思うんです・・・」

 

 

ツーツー・・・

 

 

あんにゃろぉ・・・いい切る前に電話切りやがった・・・

 

くそ、ここに居たらやばい!逃げよ!

 

 

そう思った瞬間、後ろから誰かに口を塞がれ多分クロロホルムだと思われるものを嗅がされて私は意識を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

ー謎の場所ー

 

 

 

 

風夏「ん・・・うぅ・・・」

 

 

ここは何処だ?・・・暗いなぁ、足下すら見えないや・・・もしや今夜?・・・スマホもバッグも無い・・・けどなんとなく、誰かの部屋っていうのは分かる・・・右に200歩、下に256歩、左に63歩で流星堂に出られたりしないかな・・・手が縛られてるから立つの難しいし、叫ぼうにも猿轡?されてて叫べないけど。ていうかそこまで広くないし・・・てかなんで足縛らないんだ・・・逃げられるぞこれ・・・

 

 

くっそ、誰だクロロホルム嗅がせたやつ・・・3人くらい話し声聞こえてたぞぉ・・・

 

 

 

彩「あ、起きた?おはよ、風夏ちゃん。気分はどう?」

 

 

あぁん?ホイホイチャーハン?(日本語不自由)

 

彩「ふふっ、なんでこんな所に居るのかって顔だね。実は風夏ちゃんをここに連れてきたのはあたし達なんだ、風夏ちゃんを最初に捕まえた人が風夏の初めてを貰えるっていう勝負を皆でしてたんだよ!」

 

 

はぁ・・・そうですか、私の人権無視ですか・・・いつもの事過ぎて驚きがないですよ・・・

 

 

彩「ということであたし達が捕まえて来たんだし、貰っちゃっていいよね?」

 

 

風夏「んー!んー!」

 

 

彩「あ、これしてるから貰えないね。外しちゃお!」

 

 

この人おバカで助かった・・・

 

 

風夏「彩先輩、聞いてください。」

 

 

彩「なに?」

 

 

風夏「私は無理やりされるの嫌いだし、そもそもこういう事されている時点で皆の事が嫌いになりそうです。知ってます?こういう事するの犯罪なんですよ?誘拐、強姦、脅迫、今ならまだ戻れます。はよ解放してください。」

 

 

彩「・・・そんな事、風夏ちゃんは言わないよ?おかしいな・・・風夏ちゃんの偽物かな?」

 

 

この人バグってる?なに?この人ヤンデレじゃあ無かったよね?公式彩さんはよ!あやちさはよ!

 

 

 

風夏「偽物だとしたらどうするんですか?殺したら貴女は犯罪者、そんな人を本物さんは受け入れてくれますかね?」

 

 

 

彩「うるさいうるさいうるさい!風夏ちゃんの偽物め!」

 

 

彩先輩が手に持ったハサミを私に向けて振り下ろそうとした時、部屋の扉が開いて彩先輩を制止した。

 

 

千聖「ダメよ彩ちゃん、それは風夏ちゃんの巧妙なやり口。多分反撃を喰らうわ」

 

 

彩「・・・そうだったね、危うく逃げられるところだったよ」

 

 

ちっ、千聖さんもそっち側か・・・彩先輩もクールダウンが速すぎてどうもやりずらいなぁ・・・

 

 

風夏「クレイジーサイコレズってリアルにもほんとに居たんですね・・・ていうかここ何処ですか?」

 

 

あ、私別に人種差別する気は無いですよ?むしろバチコイ。

 

 

彩「何処だと思う?当ててみてよ!」

 

 

風夏「・・・」

 

 

・・・彩先輩が来る前に部屋の様子はざっくりと見てたが、今は電気が付けられて周りも見える状況。冷静に分析出来る時間もある・・・

 

 

ここは多分彩先輩の部屋。彩先輩の使ってるシャンプーの匂いしたし、何よりそこにパスパレ全員の写真が飾ってある。

 

 

 

風夏「・・・彩先輩の部屋」

 

 

彩「凄い!当たりだよ!」

 

 

良かった当たってた・・・

 

 

彩「えへへ・・・ご褒美にキスしてあげるね」

 

 

風夏「やめてくださいファンにぶっ56される!」

 

 

ちょっと声が大きくなってしまった。けど間違った事は言っていない、この人達はアイドルなのだから。そろそろ本気で泣きそう・・・あ、泣き真似しよ。

 

 

風夏「ウッ・・・グスッ・・・ウゥ・・・」

 

 

彩「え!?風夏ちゃん!?なんで泣いてるの!?」

 

 

風夏「だっでぇ・・・だっでぇ!!」

 

 

すると、その声を聞きつけてか、パスパレの残りの3人が部屋に入ってきた。なんかプラカード持って。

 

 

日菜「テッテレー、ドッキリ大成功!」

 

 

風夏「・・・」

 

 

千聖「ごめんなさいね、風夏ちゃん。今までの全部テレビの企画なの」

 

風夏「・・・あの・・・何処から・・・」

 

 

千聖「今日1日よ、つまり巴ちゃんが風夏ちゃんを襲った所からね。」

 

 

風夏「何故にそんなことを・・・」

 

 

千聖「企画者が言うにはヤンデレに追いかけ回される一般人の反応を撮ってみたかったらしいの」

 

 

風夏「とりあえずその企画者ロコス」

 

 

そう私が呟くと同時に安心したのか私はその場で寝てしまった。この後3日くらい起きなかったらしいっすよ!





はい、ということでドッキリ企画でした。


実はこれ撮影1週間くらい前から準備されていて、風夏は何も知らされていないんですけど、他の皆には企画を話しています。



ボールペン型カメラや、ネクタイピン型カメラ、実を言うと1度風夏が家に帰って来る前にも家中にカメラが仕掛けてありました。ちゃんと両親には通達済み。



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