全てを見透かす(と思われてる)少女は平和に生きたい。(完結) 作:黒音195(kurone)
たまにはテンションのおかしい風夏さんでもどうですか?
ポテトヘッダーさんお気に入り登録ありがとうございます!
風夏「蘭!蘭!見て!この間、蘭達がパスパレに提供してくれた曲、Y.O.L.O!!大人気だよ!それに!これ見て!SNSの反応!「これ提供したAfterglowってバンドの方でも聞きたい!」だって!!やっと皆Afterglowの魅力に気付いちゃったかぁ!ってなったよ!」
蘭「分かったから少し落ち着きなよ風夏、ていうか今は校内清掃中なんだからさ・・・」
風夏「無理!学年混合で学校側が決めたのに知り合いばっかりだし!しかも私と蘭以外全員2年生だし!はぁ?!キレそう!」
リサ「あはは☆風夏っていつもこんなんだっけ?」
麻弥「確かパスパレの曲がCDで出た時はこんなですね。あ、場所決めのお2人が戻ってきましたよ!」
麻弥先輩がそう言うと、廊下の奥の方から日菜先輩と瀬田先輩が歩いてきた。
日菜「ごめーん!クジのとこ結構混んでてー!」
風夏「お疲れ様です日菜先輩!見てくださいこれ!これ!!」
日菜「あ!Y.O.L.O!!だ!大人気だよね!流石Afterglowの提供してくれた曲って感じ!るんって来る!」
風夏「ですよね!!やっぱりそうですよね!!!Afterglowは最高のバンドなんですよ!!」
蘭「ちょ、風夏!恥ずかしいからやめて!」
風夏「無理!」
皆さんオッハロー☆私です。今日は羽丘の校内清掃というちょっとしたイベントみたいなものをやってます。いつもならクラス毎の清掃場所なんですけど、この校内清掃は3ヶ月に1回行われるやつで、学年とかごちゃ混ぜで色んな人との交流を深めようという先生達の腹の下が見え隠れするイベントですね、要するに陰キャ探しみたいなもんです。
蘭「それで、私達は何処を掃除するんですか?」
日菜「あ、そうそう!午前中はグラウンドの横のスペースで〜午後からは屋上を担当するんだ!」
リサ「グラウンドの横・・・?」
風夏「グラウンドの横・・・蘭大丈夫かな・・・」
蘭「え?どういう事?」
風夏「確かそこは・・・茂みが伸び放題になってて、確か・・・ここから見えるかな?あ、あの辺だね、あの辺に井戸があって、そこの井戸出るらしいよ」
リサ「で、出るって・・・何が?」
蘭「風夏・・・あんまり巫山戯てると強めに殴るよ?」
風夏「圧を感じる!!けど巫山戯てないよ・・・見た人も居るらしいし」
蘭・リサ「ッ!!」
風夏「あれ?もしかしてリサさんもこれ系の話無理です?」
リサ「あ、あはは・・・うん、無理!」
麻弥「だ、大丈夫ですよ!幽霊は昼間には出ないんですから!」
風夏「どうでしょう・・・海外では昼間でも出てるらしいですよ?幽レッ!!っつ〜!!」
蘭「つ、強めに殴るって言ったよね?」
風夏「ほんとに殴らんくても・・・」
リサ「そ、そうだよ風夏ッ!掃除中に出たらどうするの!?」
風夏「幽霊と話すればいいんじゃないですかね?」
日菜「あはは!!そしたら幽霊と友達になれるかな?!」
風夏「なれると思いますよ?・・・あれ?瀬田さん?瀬田さーん?・・・ダメだ、気絶してる・・・これから掃除なのに・・・」
蘭「ふ、風夏が責任取んなよ。話始めたの風夏なんだから・・・」
風夏「ふむ・・・瀬田さ〜ん、千聖さんがこっちに来ますよ〜?」
薫「おや、千聖!どうしたのかな?」
風夏「すみません嘘です、清掃場所行きますよ」
薫「ふっ、君からたまに出る嘘もまた・・・儚い・・・」
風夏「はいはい・・・」
〜掃除中〜
風夏「そういえば井戸と言えば羽丘の七不思議でしたよね?夏の最終登校日の日にちょっと面白いことがあってですね〜」
日菜「お?なになに?」
風夏「最終登校日の日の日が落ちてきた辺りでひまりが宿題やる用の参考書教室に忘れたとか言ってAfterglowの皆と学校に取りに来たんですよ。」
麻弥「あぁ、急用で仕事休んだ日ですね?」
風夏「そうそう、それで参考書見つけて学校出ようとしたまでは良かったんですけど、昇降口鍵掛かってて出られなかったんですよね」
麻弥「あ〜・・・用務員の先生が閉めちゃったんですかね?」
風夏「多分そうですね〜、それで体育館の扉は開いてるからそこから出ようって話になって、そこに向かったのはいいんですけど、七不思議のピアノ、踊り廊下の鏡、階段の段数、後急にライトが点かなくなったりして大変だったんですよねぇ〜、まぁ他の学校の七不思議とあんまり相違ないからちょっとつまんなかったのもあるんですけど・・・後帰る時に屋上から誰かが手を振ってるのが見えたんですよね」
日菜「へぇ〜そんな事があったんだぁ〜いいなぁ!私も見てみたい!」
風夏「あれ?日菜先輩は見た事ないんですか?結構遅くまで残ってますよね?」
日菜「私は無いかなぁ、見てたら多分風夏ちゃんに言ってると思うよ?」
風夏「そりゃそうですね、失念してました・・・」
ん〜、日菜先輩なら絶対見た事あると思ってたのに・・・まぁ、この七不思議に関しては暴くつもりも無いけど・・・
麻弥「あ、風夏さんあそこみたいですよ?例の井戸」
風夏「あ、あれなんですね・・・うわ、確かに茂みが伸び放題・・・けど静かだし、ここなら日陰ぼっこが出来るなぁ・・・サボるのにもちょうどいい・・・体育の時外だったらここでサボろ。」
麻弥「授業には真面目に出てくださいよ!」
風夏「あ、ここ井戸埋められてるんだ・・・」
日菜「というか風夏ちゃんはお化けとか平気なの?」
風夏「ん〜、なんというか・・・実害が無ければどうでもいいなと」
日菜「けど驚かされたら実害なんじゃないの?」
風夏「キサマヲコロスッ!位の迫力が無ければ別に・・・あ、けど遠くからこちらを見つけて不気味な笑みでこっちを追い掛けて来るのはもうぶっ56案件ですね・・・幽霊だから既に死んでますけど・・・」
麻弥「それは誰でも怖いと思います・・・というかそれ確実になんかしてくるタイプの幽霊じゃないですか・・・」
風夏「そうなんですよねぇ・・・あ、こっちの草むしり終わりました〜」
麻弥「はい、こちらも終わりました。向こうはどうでしょうか?」
風夏「というか怖がり3人をグラウンドの方に回したけど・・・逆に大丈夫かな・・・」
麻弥「あはは・・・心配になってきたので戻りましょう」
風夏「んあ、井戸のところ苔生えてる・・・苔にマウント取ってから行きますね」
麻弥「苔をコケにしてないで早く行きますよ?」
風夏「シャレですか?最近暑いので丁度いいですね」
麻弥「そういう意図で言った訳では・・・」
風夏「ていうか、この井戸埋められてるんですね〜・・・落ちた生徒でも居たのかな?それで恨めしくなってグワーッといっだい!!」
蘭「早く戻るよ!!」
風夏「うぅっ・・・幽霊より蘭の方が100倍怖いよ・・・」
〜お昼休み〜
結局あの後、麻弥先輩からの提案であの井戸の事を調べることになった・・・けどとりあえず今はお昼ご飯ですよ・・・腹が減ってはなんとやらです。しっかり食べて、午後からの掃除もしっかりやらないと・・・
あ、情報収集してないや・・・
リサさんが持ってきた情報は、髪の長い女の幽霊と、服の胸元に赤い花のブローチを付けた不気味な姿・・・なんかそういう衣装をこの前なんかで見た気がする・・・
んで、蘭の方は呻くような声を出してた・・・低く地を這うような声・・・なんかその言葉をどっかで見たな・・・後その場に座り込んでその幽霊を見てる人影も見たって噂もあった・・・それに関しては知らない。
それで、麻弥先輩は自分のお墓を探している・・・という情報を持ってきた・・・それと、井戸に引き摺り込まれた生徒の話も持ってきた・・・
ある夜に、遅くまで残ってた生徒がふと井戸のところを見たらそこに佇む幽霊の姿を見た・・・
それで固まってる所にもう1つ人影が現れて、引き摺り込まれた・・・と・・・?
なんかこの話もどっかで聞いたな・・・
すると、麻弥先輩もどっかで聞いた事があるという事を言い出して・・・蘭とリサさんが少し怯えました。
その話をしてると、演劇部の私と同学年の子が演劇部の掃除担当になってどれを捨てていいのか分からないと言い出し、麻弥先輩が離脱。それから私達はとりあえず日菜先輩達と合流をする事にして昼休みを過ごした。
〜屋上〜
蘭「え!?全然調べてない!?」
なんと、瀬田先輩達は全然調べてなかった・・・なんというか・・・知ってたとしか言えない・・・
薫「すまない、蘭ちゃん・・・子猫ちゃん達と戯れ、井戸のことを調べるには・・・昼休みはあまりにも短く、儚いんだ・・・」
風夏「後で千聖さんに報告ですね・・・」
日菜「薫くん面白かったんだよー?ちりとりの使い方が・・・こうシャーン!って感じで!」
風夏「日本語でおk」
日菜「日本語だよ!」
風夏「・・・とりあえず昼休み終わってるんで屋上掃除しません?麻弥先輩戻ってきてないけど・・・」
リサ「そういえば遅いね・・・」
日菜「私知ってる!ホラー映画だと単独行動するとその人死んじゃうんだよね!」
蘭「え!?じゃあもしかして・・・麻弥さん引き摺り込まれちゃったんじゃ・・・」
風夏「まっさか〜・・・」
リサ「どうしよう・・・電話にも出ないし・・・」
日菜「あちゃ〜・・・もう井戸の餌食になっちゃったかぁ・・・」
風夏「いやいや、無いですって・・・」
日菜「そんなに気になるならもう1回井戸に行ってみようよ。そしたら何か分かるかも」
風夏「え、屋上の掃除は?」
日菜「後でも大丈夫だって!」
風夏「あ、はい・・・」
〜グラウンド、井戸の周辺〜
薫「井戸の周りには誰も居ないようだね・・・」
リサ「い、井戸の中は・・・?」
薫「遠目から見た感じでは何も無さそうだぁ・・・うん!きっと何も無いよ!」
風夏「いや、近付いてくださいよ・・・」井戸に近付く
薫「そ、その必要はないさ!井戸に何か居るなら身体がはみ出しているはずさ、リサもそう思うだろ?」
リサ「え?!ご、ごめん・・・あたし・・・ここから先には絶対行かないから!」
風夏「ほんとにこの人達歳上なのだろうか・・・何も無いですよ〜、考えすぎですって〜」
麻弥「みなさーん!」
風夏以外の4人「ひっ!うわぁぁぁぁぁぁ!!」井戸から離れていく
風夏「うおっ!麻弥先輩!?どうしたんですかその格好!?風邪引きますよ!?」
蘭「風夏!!早く逃げなきゃ!!・・・って麻弥さん?」
麻弥「ふへへ・・・実は部室の掃除の手伝いをしてる時にバケツにつまづいちゃいまして・・・タオル貸して貰ったんで大丈夫だと思います」
リサ「はぁ〜・・・脅かさないでよォ・・・あれ?どうしたの?風夏」
風夏「・・・なんか、さっきのやり取りにデジャブを感じて・・・なんだっけなぁ・・・出かかってるのに・・・」
麻弥「ふへへ、自分はもう井戸の謎が分かりましたよ!」
風夏「うえぇ・・・また麻弥先輩に先を行かれるぅ・・・」
麻弥「これを聞けば風夏さんも分かると思いますよ!」
風夏「??」
麻弥「まず、幽霊の正体ですけどこれはここで演劇の練習をしていた薫さんです!」
5人「!」
麻弥「部室でこの台本を見つけたんですよ、この台本に覚えはありませんか?薫さん」
薫「もちろんあるよ、私が演じた舞台の台本だ。私の幽霊役が評判でね、校内で話題になったほどさ、それにこの時の衣装を風夏に作ってもらったから印象深いよ」
風夏「っ!思い出した!赤い花のブローチ付けた衣装って私が演劇部の人に頼まれて作ったやつだ!」
麻弥「そうなんです!それで風夏さんの所属してる裁縫部にお邪魔してこれを借りてきたんです!」
風夏「そ、それ私のスケッチブック!?」
麻弥「そう!これの最後から2番目のページにあったんですよ、赤い花のブローチを付けた衣装の絵が!」
蘭「え、じゃあ井戸の近くに座り込んでその幽霊を見てる人影を見たって噂は・・・」
麻弥「多分演技を見てそれをスケッチしてる風夏さんですね!それで墓を探しているという噂は多分儚いを墓がないと聞き間違えたと言った所でしょうか?地を這うような声とかもこれに当てはまりますね、それと最後に引き摺り込まれたって噂なんですけど・・・これについては・・・」
風夏「引き摺り込まれたの、多分日菜先輩だと思う」
5人「えぇ!?」
風夏「さっきの話で思い出したんだけど、よく日菜先輩が家に泊まりに来るのは知ってるよね?その日手の平怪我しててその治療してるその時に聞いたんだ、新しい友達が出来たって。その日来るの遅かったし、その辺で転ぶ人でも無かったからその友達と何かあったのかな位にしか思って無かったんですけど・・・」
日菜「あぁ!あの日!」
薫「あぁ、私も思い出したよ」
日菜「あの日は確か井戸の所で薫くんなんかやってたよね?」
薫「あぁ、衣装が完成したからそれを着て演技の練習をしていたんだ、1日も早く馴れたかったからね」
風夏「その次の日に衣装見たら破れてるんですもん・・・全く同じやつ作るのに苦労させられましたよ・・・」
薫「はは、改めて、あの時はすまなかったね、子猫ちゃん達」
日菜「うぅん!とってもるんってしたから私は大丈夫!」
風夏「もう終わった事なんで怒る気無いでーす」
麻弥「これで一件落着ですかね?」
蘭「ですかね?」
リサ「いやぁそれにしても風夏が衣装作れるなんて知らなかったなぁ」
風夏「たまに自分の服自作しますよ?」
リサ「まじ?!凄いじゃん!今度作ってよ!」
風夏「えぇ〜・・・いいですよ」
リサ「やった☆」
風夏「さ、早く屋上の掃除やりましょ、早くしないと終わっちゃいます」
リサ「そうだねぇ、ちゃちゃっとやっちゃいますか!」
風夏「そこの生徒さんも早く戻らないと先生にどやされますよー?」
蘭「え?」
日菜「風夏ちゃん何言ってるの?私達以外誰も居ないよ?」
風夏「あれ?でも今そこに・・・」
日菜「え?どこどこ?」
風夏「ほら、あの井戸の近くに・・・」
薫「ふ、風夏?冗談はやめにしよう」
風夏「え?」
蘭「あたしには何も居ないように見えるんだけど・・・」
風夏「え?」
・・・・・・
風夏「よし、私は何も見なかった!そういう事にしよう!さぁ!掃除掃除!」
リサ「待って!今の意味深な発言は何!?」
To Be Continued