【WR】戦姫絶唱シンフォギア S.O.N.G. of Valkyries 全員生存RTA【22:04:21,87】 作:REALGOLD
AXZ Part1
俺っ娘や一番弟子とイチャイチャするRTA、はーじまーるよー!
前回は原作シンフォギアにおいて一番燃えたクライマックス(当社比)を終えましたので、今回からAXZ編へ突入します。
本来ならばそこまで時間のかかる区間ではないので、結社幹部3人の生存フラグだけ立てて突っ走る予定でした。
が、今回はクソ乱数を引いたおかげで結社全員に強化(全ステータス25%UP)が入っています。
ネタバレになりますが、次回戦うアダムは本作きっての強敵です。
高耐久と高火力は終盤ボスなのでまだ納得できなくはないですが、この全裸倒置法マンは常時スーパーアーマー状態なので全くひるまず、攻撃を殴ってキャンセルもできません。
それだけならまだしも、生存フラグのためにはアダム初戦を90秒で倒さなくてはいけません。
ただでさえ厄介極まる相手なのに強化までとか控えめに言って地獄ですが、ここを踏ん張ればゴールは目前なので頑張るしかないです。
でもなぁ……モチベがなぁ……。
俺っ娘が耳元で「がんばれ♡がんばれ♡」してくれたらなぁ~(チラチラ)
「おい起きろ、そろそろ作戦地域だぞ」
「……あぁ、寝てたのか。ごめん」
「全く。肩くらいなら貸してやるが、くれぐれも気を抜いてくれるなよ」
あぁ^〜キャロルちゃんの低音ボイスが心地ええんじゃ^〜(絶頂)
GX編でバッチェ救出したのでキャロルちゃんが参戦。戦闘にも連れていける上に親愛度を上げるとギアの強化イベを挟んでくれる有能キャラです。
この強化イベントの何がいいって、任意のタイミングで開始できるのでクッソ面倒な戦闘を上塗りしてくれるところなんですね。
何を隠そうこのAXZ編、クセの多い戦闘が多いのでチャート組むのもかなり苦戦しました。
序盤の全裸マンに始まり、中盤のクソデカノイズ、終盤の幹部戦や全裸マン2戦目、癒し区間はAXZ編ラスボスのみというクッソ激烈苦しい区間になります。
正直モチベーションを保つためのアイデアが、道中のキャロルちゃんとのイチャイチャ以外なかったので困り果てていたんですね。
んでもって彗星の如く現れたギア強化イベントの発見。これにはもう感涙しかなかったです。推しキャラが(RTA的にも)助けてくれるとか涙が出、でますよ……(感涙)
さて今後の展開は話した通りなのでまずは序盤ステージに入ります。
八紘さんからのお誘いで特殊部隊チャートへと変更されたので、響ちゃんたちはしばらく離脱。今サポキャラにできるキャラは、キャロルちゃん、オートスコアラーズ、オペレーターにセレナさんのみとなります。
AXZ編一発目はヨナルデパズトーリ。長ったらしいので蛇と呼称しますが、こやつのHPは実質無限なので付随する幹部三人を狩る必要があります。
早速強化された幹部との戦いですが、チャート通りに戦えば大丈夫だ、問題ない。
『作戦空域に到達。すでにS.O.N.G.の作戦行動が始まってますが、我々の目的はあくまでパヴァリア光明結社の幹部と接触と威力偵察になります』
「下手に目立つなってことでしょ、分かってるわよ」
「お前が戦うと結局目立つだろうが。もう少しスマートに戦えんのか」
致命入れると血みどろになるからね、しょうがないね(諦観)
余談は置いといて、状況を説明しましょう。
今は原作でいう1話のアバンが終わって藤尭さんがやらかしたあたり。
詞ちゃん率いる特殊部隊は、バルベルデのテロ組織鎮圧と難民救助のために派遣されたことになってます。
まぁ政治的なあれこれは置いといて、即刻戦闘に突入せよ!
「くれぐれも忘れるなよ、S.O.N.G.の装者とかち合ったら即時撤退だからな」
「ちゃんと仕事してくるから心配しないで、行ってきます」
『降下開始、グッドラックです』
輸送機から華麗に降下したところで準備画面に入ります。
ここでのパートナーキャラはファラさんを選択。詞ちゃんがタゲを取っている間、ファラさんに背中をアッー!してもらい「俺も仲間に入れてくれよ~」と言わんばかりに便乗モツヌキという作戦です。
オートスコアラーズとの共闘はなかなかに燃えるものがありますが、あくまで冷静に。相手が強化されていることを忘れずに戦いましょう。
では、サポ枠を確認……ヨシ!
では本日もご安全に!(作戦開始)
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
眼下では藤尭さんと友里さんの乗った車が、映画顔負けのカーチェイスを繰り広げている。
後ろを追いかける謎の蛇型の化け物が次々に車両を破壊していく中、私の意識はうすぼんやりとして集中できていない。
降下中だというのになんとも不甲斐ない話だが、この時私の頭の中を占めているのはたった一つだった。
(あぁ、お腹すいたな)
地面が近づく。体は自然と戦闘態勢に入り、頭の切り替えもスムーズに行われたので良しとしよう。
私の後から降下したファラもしっかりついてきているのを確認し、ギアを身にまとった。
瞬間、体の奥底から何かマグマのようなものが溢れてくるのをぐっとこらえて敵を見据える。
着地30秒前あたりでファラを抱き寄せ、ついにバルベルデの地へと降り立った。
落下のエネルギーをもろに受けた地面はクレーターのようにくぼむが、ギアのおかげでダメージはない。
うん、パラシュートなしでスカイダイビングも悪くないな。膝を悪くしそうだけど。
「本当にワイルドです事。無理はいけませんよツカサちゃん?」
「アンタにちゃん付けで呼ばれると違和感しかないわね。別にいいけど」
抱えたお姫様を降ろし、構える。
上空から突如現れた敵性体に警戒する蛇だが、そのわきに控える3つの影。
そいつらこそが、今回の標的。
「出てきたか、ミノタロス」
「ようやく会えたわね。で、目的は何?」
「革命よ。紡ぐべき人の歴史の奪還こそ積年の本懐。障害となるなら排除するまで」
大型モンスターに3人随伴、しかも敵組織の幹部でキャロル並みの異端技術者。素の能力でもこちら以上だろう。
控えめに言って最悪だが、この程度なら何度も覆してきた。
あの二人の車が遠くに離れたことを確認し、一呼吸おいて相方と拳を合わせる。いわゆるグータッチだ。
「手を貸して、ファラ」
「仰せのままに」
……戦うのって、存外楽しいわね。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
ヨナルデパズトーリ&パヴァリア光明結社戦です。
4対2と頭数で負けてる上に相手の戦力は実質∞の蛇と幹部級3人と、開幕から苦戦必至です。
が、制作側も「三人に勝てるわけないだろ!」と思ったのか幹部三人に致命を入れれば終了という温情がかけられています。
だから、バックスタブを優先してくれるファラさんを連れていく必要があったんですね(メガトン)
早速あちらから仕掛けてきました。結社側の布陣は先頭に
典型的ということは、対策も容易ということです。ようは初段の格闘攻撃をいなしてしまえば後続の射撃は軽々と避けられます。
というわけでまずはカリオストロの高速ジャブを横に回避。
のちの射撃はダッシュでやり過ごしまして、サンジェルマンのグミ撃ちを3発確認したら一気に接近してダッシュ強でサンジェルマンを吹っ飛ばします。
「ウッソ、あーしのジャブを避けた!?」
「伊達に修羅場は潜っていないワケダ」
当たり前だよなぁ?
こちとらAネフィリムから翡翠の獅子まで山ほど化け物を倒してきてるので経験値が違うんじゃい!
見ろよこの詞ちゃんの無残な過去をよぉなぁ!?(憐憫)
さてジェットストリームアタックが効かないことを悟った結社側は、各々の得意分野で波状攻撃を仕掛けてきます。
役職的に言うと、カリオストロは前衛タンク、サンジェルマンは中衛アタッカー、プレラーティは後衛エンチャンターとこれまたテンプレ感満載のバランスのいいパーティです。
よってエンチャンターのプレラーティを一番に狩りますが、彼女(?)は持参したカエルポーチから回復アイテムやらなにやらいろいろと投げてくれる上に、火力は一番低いので残しておくのもアリです。
まぁ、その手が取れるのもファウストローブを纏うまでですが……。
では標的が決まったところでまずは突貫してくるカリオストロの相手をしましょう。
彼女(?)の攻撃は響ちゃん同様のステゴロですが、強化が入った都合上ガード越しのダメージがバカになりません。一歩下がった位置から刃先を掠めるイメージで殴ります。
やりづらい場合は第一奥義連打か、避けに徹してパリィを狙いましょう。
「やらしい位置取りして!可愛い顔してるのに可愛くない!」
「殴り合ってもいいけど時間がないのよ、こっちには。あ、いつかのハンカチ返すわね」
一定距離をあけているとしびれを切らしてチャージ行動をとってきます。この後に繰り出されるハートパンチが唯一パリィをとれる攻撃なので、実質デレ行動です。
ではありがたくパリィ取らせてもらって、そぉい!(血まみれ)
「ゲフゥ!?いったァァアい!!」
「不味い、退けカリオストロ!」
「情報通りに野蛮人なワケダ……!」
この辺にィ、ヤベー攻撃してくる女の子いるらしいっすよ(厳戒態勢)
早速一人お帰りになられました。この調子でどんどん血に酔っていきましょうね~。
では二人目ですが当初の予定通りにプレラーティを優先します。
今回はデレ行動のおかげで手間が省けましたが、本来はサンジェルマンをファラさんに対応してもらってる間に残りを始末する手はずでした。
ところでさっきから動きのないスネークさんは
「Gaaaaaaaa!」
「ッつぅ……流石にあの巨体は受け止めきれないわね」
『ガードは意味がないと思ってください。こちらでもタイミングを指示します』
おっぶぇ!
まともに喰らってたらまーたオワタ式になるところでした。
このように蛇の攻撃は一定時間ごとに仕掛けてくるステージギミックだと思って対処しましょう。
一発喰らうとオペレーターがタイミングを教えてくれるので、総HPによってはあえて受けるのも手です。今回はセレナさんのサポートが入る形となりました。
別に忘れてたわけではありません。
では改めて、ファラさんには各個撃破を伝えて意気揚々とバッファーを狩りに行きましょう。
ちなみにカエル肉の味は鶏肉に近いらしいっすよ。
「チィ!近寄るな野蛮人!」
「動くと余計に痛いわよ。お腹に穴空いたくらいじゃ死なないから安心しなさいな」
(説得力が)ありますねぇ、ありますあります!
プレラーティは接近戦が特に苦手なので距離を詰めると必死に逃げます。しかしただ逃げるだけでなく、味方への援護は欠かしません。
バッファーの鑑がこの野郎(賞賛)
話してたらおもむろにカエルの中に手を突っ込んで何かをサンジェルマンへ投げつけました。
君もやってる事変わらない気がするんですがそれは(困惑)
ままええわ。せっかく出てきたバフアイテムを逃す手はありません。
ほな、いただきます(HND)
「あら、気が利くわね。味はいまいちだけど」
「面倒がすぎるワケダ!」
うん、おいしい!(POW20%UP)
じゃあ今までのちかえしをたっぷりさせてもらおうじゃないか(冤罪)
弱連打で体勢が崩れるのでそのままおててを突っ込んであげれば、そぉい!
「ングゥ!?」
「おのれ、プレラーティまでも!」
「刺激的でしょう?クセにはなりませんが」
残り一人です。
ここまでくればあとはファラさんと連携してバックスタブを狙っていけば任務完了です。
強化がかかっていたので被弾すると悲惨なことになりますが、意識していればなんてことなかったですね。ところで蛇の対処は
『3時方向!突っ込んできます!』
「同じ轍は踏まないって!」
何の問題もないね♂
一番弟子のサポートが頼もしすぎて難易度がダダ下がりな気もしますが、この後の地獄を考えれば±0です。
強化イベのためにキャロルちゃんとイチャイチャするのがせめての補給ポイントなので、まずはそこまで頑張りましょう。
ガバることなく進められればAXZ編事態はスムーズに進みますし、ここらでタァイムの巻き返しを図りたい所さんです。
ではそろそろ帰宅していただきましょう。
上司のパワハラで疲れてるでしょうから早上がりして、どう
何で戦闘を止める必要があるんですか?
「やはり侮れないな、腐っても『
「『
え、何これは……(困惑)
急にシナリオに入ったんですけど。(チャートに)不法侵入ですよ不法侵入!
「知らずに戦っていたのか。だとしたら君は……あぁ、そうか」
「ちょっと、勝手に納得しないでくれる?というかまだ戦いは終わってないでしょうが」
「いいや、今の我々では君には勝てない。だからここは情報提供の代わりに退かせてもらおう」
いやいや待て待て待ちなさい!
ここで帰られると経験値もらえないじゃないですか!?
経験値おいてけ、なぁ!経験値だ!経験値だろう!?
なあ経験値だろおまえ!
「バルベルデに蓄えられた異端技術の総まとめ、バルベルデレポートを解読するといい。そこに君の運命が書かれている。もっともそれを知って受け止められるかは君次第だがな」
ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!待って!助けて!待ってください!お願いします!
『敵戦闘員、撤退を確認。作戦目標クリア。帰還シーケンスに入ってください』
「……バルベルデレポート、『神稚児』。また妙な連中が出てきたもんね」
「モテる女はつらいですわね。さぁS.O.N.G.と鉢合わせる前に帰りましょう」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!(発狂)
簡単に得られる経験値をみすみす逃しました。最悪of最悪です。
慢性的な経験値不足は打開しましたが、ラスボスを安定させるためにはまだまだ膨大な経験値が必要です。いくらパパ部隊ルートに入ったとはいえホイホイ戦闘スキップしてたらステータス足りなくなっちゃ^〜う!
はい。終わったことを嘆いても仕方ないので今回はここで切り上げましょう。
次回、全裸マン登場。
ご視聴ありがとうございました。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
時は数週間前。響たちが絶賛夏休み突入間近に迫っていたころのこと。
魔法少女事変の主犯であるキャロル・マールス・ディーンハイムの身柄を巡った対立により、S.O.N.G.内の空気はかつてない緊張状態に陥っていた。
エルフナインや旧二課メンバーからなるキャロル擁護派、国連などの外部出向メンバーからなるキャロル弾劾派。双方はお互いに譲ることなく討論を続けており、事変終結から3日経った今も結論はついていない。
「怯える気持ちもわかるが、過剰反応な気もするんだがなぁ」
「おじさんや二課メンバーは肝が据わってるだけじゃない?ほら、あったかいものどうぞ」
「あったかいものどうも……懐かしいもんだな、お前が初めて来たときはよく淹れてくれたもんだ」
本部内のサロンでニ人、あったかいものを片手にぼやく映画好きの男が一人と、かつて組織を二つに割りかけた私。
義理の親子の関係を持つ二人が、こうして落ち着いて話すのは実に1年ぶりだ。
注がれたコーヒーをすすりながら、おじさんは遠い目で外窓をみやる。現在本部は潜航中なため外は一面のダークブルーなので、反射で表情がまるわかりだ。
あれは、寂しい時の顔。映画で好きな俳優がやられたシーンなんかでよく見かけた。そして、もう一つ。
「了子さんのこと考えてるでしょ」
「ッ!?お見通しとはな。俺も鈍ったもんだ」
かつて共に組織を切り盛りした同僚にして、おそらく組織内で最も仲の良かった友人。そして、裏切られて重傷を食らい、最期には納得して散っていった宿敵。
彼女のことを思い出しているときにも、同じように寂しそうな顔をするのだ。
「……了子くんがいてくれれば、こんな風に蟠ることもなかったのかと思ってな」
「変わんなかったと思うよ。結局原因は「敵対者への恐怖」だもの」
そう。これは生き物として至極当たり前の反応からくる問題。自分たちを攻撃し、世界滅亡を計画し、実際に世界中から何%かの人間を消し去って見せた相手に、同僚になるから怯えず接しろなどと到底言えるわけがない。
しかし、国連ではキャロルを裁判にかける話まで出ていると聞く。それでは中世ヨーロッパの魔女狩りと同じだ。
自分たちが理解できないから、危害が及ぶ前に排除する。尤もらしいが暴論にもほどがある。
守ッテモラウモノニ対スル態度デハナイ
貴様ラ揃イモ揃ッテ何様ノツモリダ
「何よりも恐ろしいのは、生きてる人間か」
「まぁ、ゴチャゴチャした話は面倒だから止めましょう。おじさんはいつも通りどっしり構えてればいいの」
飲みかけのコーヒーを持って、私は黄昏てるおじさんの隣に立つ。
しょぼんとした風鳴弦十郎なんて、ご飯食べなくなった響ちゃんくらいありえないんだから。
いい加減上向いてもらわないとね。
「ねぇおじさん。今まで言ってなかったことあるんだけどさ」
「なんだ藪から棒に、また何かやらかしたか?」
「……あの時、叱ってくれてありがとう。大人の人に叱られたのってアレが初めてだと思う」
おじさんは虚を突かれたように目を丸くする。
記憶が戻ったことはすでに伝えたが、過去の思い出をたどっても「親に叱られた」経験は一度としてなかった。大抵は邪魔に思われるか無関心の二択で、孤児院に入ったらひたすら優等生を演じていたので叱られることは全くなかったのだ。
それからも小言や喧嘩はあっても、面と向かってお説教を受けたのは了子さんとおじさんくらい。
私がギアとの同化のことを隠していたとき、おじさんが本気で私を叱ってくれた事は、私の中ではいい思い出になっている。
そのあとの懲罰メニューはゲドゲドにしんどかったけど。
「おじさんは何が良くて何が悪いかの判別がついてる人なんだから。もっと自信持って決断していいんじゃないの?少なくとも今こうしてくすぶってるよりも、スパッと決めちゃった方が「おじさんらしい」でしょ」
「……お前にそんなことを言われる日が来るとは思ってなかったよ」
「ま、キャロルのことは私で何とかするから。S.O.N.G.は賑やかなのが似合ってるでしょ」
私はおじさんに背を向けて歩き出す。
すっかり冷めたコーヒーを飲み干して、カップを放り捨てる。おじさんはその背中を見つめながら、いつもの表情に戻っていた。
「頑張ってね、おじさん」
「あぁ、せいぜい頑張るさ」
そして、その翌日。
私、セレナ、そしてキャロルの身柄がS.O.N.G.内から消滅した。
一切の痕跡を残すことなく、文字通りに消えたとしか表現できないほどに、きれいさっぱりなくなっていた。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「お疲れさまでした。これで少しは伸び伸びとできそうですね」
「あとはシャトー内部の躯体を回収して任務完了ね。キャロル、道案内頼むわよ」
「言われなくても。これからは頭数が足りなくなるからな」
「……にしても、随分とあっさり設立できたわね。私の弟子優秀過ぎない?」
「八紘さんとコネを作ってくれてたおかげですよ。あちらも快諾だったのであとはすんなりと行きました」
「フン、いい手駒がいるじゃないか。その調子で俺の命題も協力してくれると助かるんだが」
「言われなくても協力するったら。あの時世界を教えてあげるって約束したでしょ」
「あぁ、裏切ったらお前を人形にして一生こき使ってやるともな」
「はいはい……ッッッ!」
「……ツカサさん、深呼吸して落ち着けてください。その『衝動』に押されたら最後には――」
「化け物になり果てて、成って果てる。でしょ」
「……必ず、解決策を見出して見せますから。絶対にこの手は放しません」
「一つアドバイスしてやろう。その暴れ牛を
「キャロルさん、この聖遺物について何か知ってるんですか?!」
「詳細は知らん。だが神話上の怪物の名を持つ聖遺物なぞ、厄ネタ以外の何物でもないな」
「なんにせよ、稀代の錬金術師がいるんだから、そのうち分かることも増えてくるでしょ」
「……お前に死なれても俺が困るしな」
「ねぇ、セレナ。そういえばこの組織って名前はどうするの?」
「特に考えてませんでしたね。この部隊がそもそもあなたのために設立されたようなものですから。まぁ、仮名でよければ――」
「