【WR】戦姫絶唱シンフォギア S.O.N.G. of Valkyries 全員生存RTA【22:04:21,87】   作:REALGOLD

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久しぶりの連投なので初投稿です(その2)。


AXZ Part8(AXZ編最終回)

最高のパートナーに出会うとき、奇跡が起こるRTA、はーじまーるよー。

 

前回、人でなし局長をオラオラしたところから再か

 

『緊急事態です!沖縄近海から超高速の飛翔体を確認!米国の反応兵器です!!』

 

あ、()()()()来ちゃった……。

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

私と奏、そしてサンジェルマン達と共に怪物と化したアダムを倒したのもつかの間。

端末からけたたましく鳴り続けるアラート音が異常事態を知らせる。

 

Jアラートだ。

 

「おい待てよ、今ミサイルって言ったか!?」

 

『先ほどの戦闘で米国政府所有の軍事衛星が落とされました。それを危険視した政府が、アダム・ヴァイスハウプトを標的に発射を強行したと』

 

「最悪の援護射撃ね……」

 

発射からおよそ5分でミサイルはここへ来るだろう。

そして何もかもを焼き尽くし、汚染し、このあたり一帯は完全に死の大地となる。

 

ミサイルが落ちれば、の話だが。

 

「早速チャンスが来た、ということか」

 

サンジェルマンはミサイルの飛翔する方角を確認すると、風を操って宙を舞い始める。

カリオストロとプレラーティもそれに続き、三人は唄う。

自らの命を灯として、莫大なエネルギーを生み出す。まるでシンフォギアの絶唱のようだ。

 

ラピスの輝きは不浄を清める効果を持つ、とプレラーティからは聞いたがそれにも対価が必要になる。

つまりこの場合、反応兵器の絶対的な汚染力を清めるために私の友人が命を懸けなければならないということだ。

 

笑わせるなよ。マムの時のように、また知り合いが目の前で死ぬなんてのはゴメンだ。

そんなことするくらいなら、私が犠牲になればいい。

 

「行くつもりか」

 

「当り前じゃない」

 

「……ちゃんと洗いざらい吐いてもらうからな」

 

「……信じて待ってなさい。こんなとこでくたばる私じゃないのはよく知ってるでしょ」

 

親友に約束を取り付け、私も三人に続く。

サンジェルマンのエネルギーガンから放たれたマゼンタの輝きは、飛来したミサイルを正確に打ち抜き起爆させる。

その爆発を外側からコーティングすることで抑え込み、汚染物質をラピスで浄化させているのだろう。

ただしその燃料はあの3人の命だ。

 

五八式走狗刃を大量展開させ足場にしつつ上空へ。

爆発を抑え込んでいるフィールドの直上50mまで到達と同時に落下。

 

そして、私も唄う。

 

《Gatrandis babel ziggurat edenal》

《Emustolronzen fine el baral zizzl》

《Gatrandis babel ziggurat edenal》

《Emustolronzen fine el zizzl》

 

またも意識を持っていかれそうになるが、今回はこらえた。

脳みそが内側から弾け飛びそうなくらいに痛いが、逆にそれが意識を保ってくれている。

 

ミノタロスの絶唱は、万物を捕食し糧とする。

その理論が正しければ、この誰も得しないバカげた兵器だって食い尽くせるはずだ。メインディッシュにはちょうどいいだろう。

 

「モガミ!お前何をやっている!?」

 

 

「決まってんでしょ、人助けよッ!」

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

はい、反応兵器戦です。

AXZ編ラスボスはまさかの米国のミサイルでした。

 

この戦闘は絶唱攻撃で反応兵器のエネルギーを削り切れば勝利となります。

結局は奥義攻撃で殴り続ければいいのですが、このボスの仕様をいかにまとめましたのでご参照ください。

 

・総HP500

・どれだけPOWを盛ってもダメージは1

・自動回復持ち、10秒で1回復する。HP半損で解除

・制限時間は3分

 

はいクソー!

この仕様考えたやつバカじゃねぇ?ちょっと~レベルデザイン狂ってんよ~(激昂)

 

スパロボにもこんなような敵いたなぁ、防御が固すぎて3桁しかダメージが入らないやつ。あれの自動回復がついたバージョンだと思えば概ね合ってます。

AXZ編において一番めんどくさいボスです。

やっぱシンフォギア界の米国ってクソなんやなって(クソデカため息)

 

泣き言言っても仕方ないので行動開始です。

ようは相手の回復するペース以上にこちらが手数で押せばいいということなので、まずは五八式走狗刃を可能な限り展開し手数を稼ぎます。

 

このボスの唯一の良心は、どんな攻撃だろうと1ダメージで換算するという点です。

つまりはどれだけ弱い攻撃でもダメージとして換算してくれるので、普段足止めに使うファンネルたちが大括約してくれます。

 

現状のステータスで展開できる走狗刃は20基が限度です。

このすべてが消滅するのが1分後なので、それまでに自動回復の分含めた509回の攻撃を当てなければなりません。

 

しかしここで焦ってスタミナが回復するたびに奥義を撃っていてはジリ貧で間に合わなくなります。

ミノタロスの奥義攻撃は基本一撃のもとに両断するタイプが多いので、手数を求めるのはあまりにも非効率です。

 

よってここでの最適解は連撃で削りつつ、スタミナがある程度回復し次第ファンネルを飛ばして手数をさらに稼ぐことです。

スタミナ管理、コマンド入力、時間管理と3つのタスクを並行してクリアする必要があるのでものっそい忙しいです。

ぬわあああん疲れるもおおおおおん(半泣)

 

このタスクを8時間を超えた頭でやらなければならないのも拍車をかけてます。

集中力とかもう皆無です。

 

「私は償わなくてはならない!これまで摘み取ってきた命たちに!死を灯すことでしか明日を描けなかった私には、もはやこの手しかないんだ!」

 

今集中してるから後にしてもろて……。

では先述通り走狗刃を最大タメで展開し、手数を稼ぎます。ここから3分でに500回殴りに行きます。

出来なかったらGAMEOVERでタイムが消し飛びます(絶望)

 

「私はプレラーティと友達になった、カリオストロともね。その友達が目の前で死のうって言ってるのに止めない奴はいないでしょ」

 

「しかし、お前の体がもたない!遥か未来まで汚染し尽くす兵器だ、人間一人の体にはあまりにも余るぞ!」

 

 

「だとしても、生きるの捨てるのは違うでしょ」

 

 

展開完了しました。

さっきのラッシュをここで持ってきてほしかったと思ったプレイヤーは数知れずでしょう。

四の五の言っても始まらないので……やりますか(覚悟完了)

 

重装型の弱攻撃は振りもモーションも遅いですが、その分派生パターンが豊富です。

よって一番手数が多くなるコンボを正確に入力できるかにかかってきます。

 

ジャンプ→弱4回→踏みつけジャンプ→強→弱3回→前ステップ→強→四四式引裂刃と打ち込んでいきますが、途中の強攻撃を焦って連打入力するとそこでコンボが切れるのでよく練習しておきましょう。引裂刃のスタミナは最小値で抑えましょう。

あとは集中力を切らさなければ、たぶん勝てます。

 

ほらいくど~。

 

「なんだ、攻撃が始まったとたんに爆炎が軽くなっていくぞ?」

 

「ミノタロスの権能なワケダ。あのオタンチンめ、一人であの爆発を平らげる腹積もりなワケダね」

 

「生命体だけじゃなくて現象にまで関与する攻撃……哲学兵装の域に足突っ込んでるわよアレ」

 

もっとだ……もっと……もっとよこせ、ミノタロス!

今のところ順調にコンボを刻んでいけてますが、一切集中を切れないのはツライのうヤス……。

 

一回のミスでかなりの致命傷になるのが余計にツライ所さんで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へくちっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

なんで詞ちゃんは二段ジャンプしたんだろうか。

 

 

何してんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

 

 

ヒューマンエラーです。

今すぐ立て直さないとGAMEOVERですべてがご破算になります。

 

とりあえず強攻撃からの派生コンボでお茶を濁しつつ軌道を修正します。

 

どうしても生身の人間だからエラーは起きてしまいます。重要なのはそこからどうカバーするかで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっくしぶっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

なんで詞ちゃんはジャンプしたんだろうか。

 

あ、これはダメかもわからんね(白目)

 

 

「私はもう誰も失わない!諦めが悪いのだけが、私の取り柄だァ!」

 

 

…………お、そっかぁ。行きてぇなぁ(完走への憧憬)

 

さて、切り替えていきましょう。

スタミナの消費を抑えるために引裂刃を最低値で入力しましたが、これを延長して回数をカバーします。

スタミナ管理がハチャメチャにシビアになりますが、

 

だとしてもぉ!

 

「臨界が近い、離脱しろモガミ!巻き込まれる!」

 

「うっさい!償いたいなら刈り取った分きっちり生きて償え!死んで罪が消えれば刑務所はいらないんだよ!生きるのを諦めるな!」

 

残り30秒。HPは何とか半分を切りました。

その合図としてBGMが死灯から永輝に変更されます。

 

死を受け入れたサンジェルマン達が、それを否定して生きることを選んだ証左ですね。

これでパヴァリア三人組の生存フラグは完了、あとはこのボスを倒せば万々歳です。

 

「世界をよくするんでしょう!暴力に抗うんでしょう!?だったら生きて戦い続けろ!後詰は私がやってやる!」

 

「……手厳しいな、だが、そうか。ここで死んだらあの人でなしと同じ無責任と思われかねない」

 

残り15秒。

 

「信じよう、この大馬鹿者め」

 

「絶対に早死にするワケダ、断言できるワケダね」

 

「キャロルが懐くはずね、あんな強烈な子そうそう出会えないわよ」

 

残り10秒!

 

「『神稚児』の運命、お前なら容易くひっくり返すか」

 

残り5!

 

「まだ!もっと、もっと、もっと喰らえミノタロス!」

 

残りコンマ1!致命マーカー確認!

 

 

 

ORDER COMPLETED

 

 

 

 

……しんだかとおもった(小並感)

ともかくこれにてAXZ編、工事完了です……。

 

トドメの致命攻撃で詞ちゃんの頭から角が伸びて、鋭利な右手となって爆炎を貫きすべて吸収していきました。

 

後のシナリオは全て流すとして、いよいよ最終章に突入します。

思えば長い道のりを歩いてきたものですねぇ。

 

感傷に浸っていると、画面上では詞ちゃんがセーフハウスに帰還しました。

……ん?なんか一人多くない?

 

「まんま旦那の家じゃねぇか」

 

「こっちのが落ち着くのよ。実家もそうだったし」

 

「ちゃんと思い出したんだな、昔のことも全部」

 

アイエエエ!奏!奏ナンデ!?

なんか勝手についてきたようですが、まぁシナリオの都合でしょう。

あとはXV編開始までシナリオを流すのみなので今回はここまでにします。

 

はたしてラスボスは誰なのか、すっかり鳴りを潜めているあのクソジジイは何をしてるのか、そして詞ちゃんの体は元に戻るのか。謎がすべて解き明かされることでしょう。

 

では今回はここまで。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

S.O.N.G.の部隊が来る前に撤収できてよかった。

こんな状態の私をあまり見せたくないし、おじさんに見つかったら何言われるか分かったもんじゃない。

 

まぁ、約一名ばれたくなかった相手にばっちり見られちゃったんだけど。

 

サンジェルマンたちをセレナに預けて、私は奏と向かい合う。

今までの奏とは違う、戦う人間の顔を、まじまじと見つめる。温和で元気な天羽奏はどこへ消えたのか。目つきなんか人を殺せそうな鋭さ、まるで研がれたナイフだ。

 

「変わったろ、アタシ」

 

「そうね。そんな顔してほしくはなかったんだけど」

 

「抜かせ、アタシをこうした原因はお前だ」

 

奏の声に怒気が混じる。

 

「お前が勝手に自爆してくもんだから、それを止められる実力が必要になった。お前に並ぶくらいの実力が必要になった。皮肉なもんだよ、お前を止めるために()()()()()()()()()()()()()()をやらなきゃならねえんだから」

 

今の奏はS.O.N.G.のシンフォギア装者の中でもトップクラスの実力を持つだろう。

突貫し続ける私の動きについてこれるポテンシャルに加えて、悪魔アダムに対し一歩も引かずに冷静に仕事をこなしたメンタリティ。

そして、以前の奏にはなかった戦ってる最中の分析力。

 

思考を冷徹、それでいて攻めは豪胆。戦うのを本職とする人間が目指す極地を、端的に言えば軍人の様な思考回路を持つことを彼女もやった。やってしまった。

 

 

歌で一般の人々を熱狂させたツヴァイウィングの天羽 奏を、あろうことか私がいたせいで穢してしまったのだ。

 

 

私は元から人間ではない。戦いのための実験体だ。

だからこそそうあれと望まれた「戦うこと」でしか自身をアピールできない。

それはいい、私が戦って、守って、矢面に立てば存在意義も守られる上に誰も痛い思いをしなくていいのだから。

 

だが彼女は違う。

彼女は戦う人間ではなかった。ただ家族の仇をとれさえすれば、彼女の戦いはそれで終わるはずだった。これまで通り、彼女の相棒とともに光あふれるステージでみんなのために歌を届ければいい。私はそんなアンタたちを陰から守れればそれでよかったのに。

 

なんでついてきた。なんでわざわざ暗部に飛び込む。

私のことは忘れて、元居た場所へ戻ればそれで全部解決だったのに。

 

「こんな化け物に、追いつく必要なんてないでしょう」

 

「誰が化け物だって?アタシにはただの超不器用でクソ真面目な人間にしか見えないな」

 

「……ッ! この角が見えないの!?聖遺物に体を乗っ取られて、人間に食欲がわいて、人造人間な私のどこが人間だって言えるのよ!?」

 

そう、今私の右目上あたりには大きな角が生えている。

脳神経と融合したミノタロスの一部が、頭蓋を突き破って外に出てきたのだ。

 

もはやかつての最上 詞は見る影もなく。聖遺物と人間の融合体となった。

私は、聖遺物の化け物だ。

 

だからもうほっといてくれ。

化け物は化け物らしく、闇の中に溶け込んで消えていけばいい。もうアンタたちみたいな普通の人間と一緒には暮らせない。人間社会に化け物の住まう地はないのだから。

 

「もういいでしょ、情報は全部渡す。私はそっち側には戻れない。わかったらもうほっといて」

 

言うべきことはすべて言った。

私はその場から逃げるように屋敷へと向かい

 

 

「ほっとかねぇ」

 

 

足を止めた。

奏に腕をつかまれたからか、奏の言葉に反応したからなのか分からないが。私の足は奏からの逃走をやめた。

 

「アタシはもう逃げねぇ」

 

振り払おうともがくが、奏の手は微動だにしない。

普段の私の膂力なら、人間一人の手くらいわけないのに。たった一人の少女の手を振りほどくことが、どうしてもできない。

 

歯が砕けそうなほどにかみしめながら、奏をにらむ。

でも彼女は、微動だにせず私の眼を見通す。

 

手傷を負った獣にそうするように、怯える子供にゆっくりと手を差し伸べるように。

真っ直ぐに、一直線に、私を。最上 詞を見ている。

 

……帰りなさいよ。

 

「帰らねぇ」

 

帰ってよ。

 

「帰らねぇ」

 

帰れよ!

 

「一人じゃ帰らねぇ」

 

もう、限界だった。

 

「アンタは!翼と一緒にステージに上る人間でしょう!?私じゃなくて翼と一緒にいるべきでしょ!なんで私のとこなのよ?!戦いは全部化け物(わたし)がやればいい!アンタは、ステージに!あのあったかい日常に帰ればいいじゃない……私は、私はただ!」

 

 

ただ普通に、ツヴァイウィングのステージが見たいだけなのに!

 

 

隠し通そうとした思いが、口からすべて漏れ出ていった。

 

彼女たちがシンフォギアを、ひいては異端技術にかかわり続ける限り、彼女たちは悪意ある第三者に利用される。それはこれまでの事件がつぶさに語っていることだ。

 

あの時(無印)も、あの時(G)も、あの時(GX)も。

どいつもこいつも親友の晴れ舞台に泥を塗るクズどもばかり。ただ彼女たちの歌を聞きに来たすべての人間の思いを砕き、彼女たちの歌を凌辱しつくす。

 

それが何よりも我慢ならなかった。

 

だから私がやる、世界中に知らしめる。どんな暗闇の中から襲ってこようが、ツヴァイウィングの歌を汚すなら私は光の速さでやってくると。

 

そのためのミノタロス、そのための弟子(セレナ)、そのための協力者(錬金術師)たち。

私の築いた財産は、あの日すべてを失った私に手を伸ばしてくれた、初めての親友二人のために。

 

「……」

 

奏は何も言わなかった。

私も洗いざらい吐きだしてしまったので、ただ気まずかった。

 

それを見かねてか、奏は深いため息をつきながら私に歩み寄る。

うつむいて目を合わせようとしない私だが、胸倉をつかまれて強制的に視線を合わせられる。

 

「もうわかったでしょ、アンタがここにいたら私の目的がパーなの、分かったらさっさと」

 

「それ聞いたら余計に帰れねぇな。世界を陰から守るとか仮面ライダーにでもなるつもりかよ」

 

よし決めた、と奏はキスの距離まで顔を近づける。

そして彼女は声高に宣言して見せた。

 

 

「全部終わるまでにお前を超える。大人の都合で作られた最強がお前なら、アタシは天羽奏のままその上を行ってやる。お前がアタシらを日常に返したいっていうんなら、その未来には何もかも捨てたお前も一緒だ」

 

 

諦めの悪い奴。

だから、それができれば何も苦労しないんだって。

 

私に追いつくってことは、人間やめるってこと。

人間のまま私に追いつくのは無理だ。聖遺物との適合だけじゃなく、異端技術や神に連なるアレコレとの親和性ばっかりは後天的には鍛えようがない。

 

シンフォギアは結局聖遺物との適合係数と本人のセンスが全てだ。

いくらフィジカルを鍛えても適合係数を薬物で賄った奏では、私との間に絶対的な壁がある。その壁を破るには尋常じゃない訓練が必要になるだろう。

今の奏からさらにステップアップするにはいくら何でも時間がかかりすぎる。

 

それをわかってないアンタじゃないでしょ。

 

「アホかお前、今アタシの目の前には短期間のバカげた努力でのし上がった生き証人がいるだろうが。お前にできたんだからアタシにだってできる」

 

……なんだその理論は。

反論しようとしたがものすごい脱力感、というかあきれ果てて言葉が出てこない。

アホはどっちだ脳筋女め。

 

掴んだ私の胸元を正しながら奏は自信満々に笑いながら、目元をもとの天羽奏に戻しながら。

 

「こんな飛び切りのファンに思われてんのに、頑張らねぇアイドルはいないさ。期待して待ってろよ、親衛隊長」

 

あぁ、もう。

私の推しは、カッコいいなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ『衝動』が発生してねぇ……仮説は正しかったらしいな、セレナ」








・XV編に関してですが、プロットの練り直しを行っているので投稿まで時間がかかります。シンフォギアライブ2020→2022までにはこのRTAを乾燥させる予定ですので最後までお付き合いください。

まるで間に合わなんだ……すまぬ……すまぬ……。
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