【WR】戦姫絶唱シンフォギア S.O.N.G. of Valkyries 全員生存RTA【22:04:21,87】   作:REALGOLD

6 / 51
存在しない記憶が溢れるので初投稿です。


一期 Part2

この辺にィ、いたいけな女の子連れ込む女子がいるらしいんすよォ〜なRTA、もう始まってる!

 

前回はガバにガバを重ねて行動制限されたところまでやりました。

やらかしてるんだよなぁ……。

 

では画面上で、デュランダル移送作戦のモノローグが流れている間に次の山場を解説していこうと思います。

チャートが崩壊しかけてますが、おそらく原作の流れだとイチイバルクリス戦を挟んで逆さ鱗おばさん戦と言う流れになると思います(憶測)

 

まずはイチイバルクリス戦ですね。

ご存知の通り、遠距離主体の戦い方をされるので縁ちゃんとは相性最悪です。

ただし、クリスのキャラ性能的に言うと一部を除いて火力はそこまで高くないのでゴリ押しが可能です。よってイチイバルクリス戦は弾幕に真っ向から突進していく縁ちゃんが見られることと思います。

 

動くと当たらないだろぉ!?(高速移動)すればいいのでは?とお考えのホモもいるかと思いますが、避けながら削るより真正面から受け止めた上で叩き潰した方が手っ取り早いです。

そのための……POW型(脳筋ゴリラ)

 

しかし、原作通りにここでクリスを倒してしまうとしばらく(数日)放浪の旅に出てしまい、親愛度稼ぎに遅れが出ます。

逆さ鱗おばさん戦までには一期の装者全員と友人になっておかないと、今後クリスに絡む暇が無くなるので今のうちにあげておきたい所さんです。

 

そ・こ・で。

まず初めに弦十郎の屋敷から独り立ちして、自分の部屋を確保します。

自室の確保は、ある程度の資金が溜まっている&OTONA組からの信頼度がそれなりであればノータイムで獲得できます。

 

本走ではイチイバルクリス戦後にクリスを勧誘して……部屋に連れ込みます。

 

部屋に連れ込みます。

別に他意はないんです。本当です信じてください!

 

ここでクリスの帰る場所を提供することで、定期的にクリスと会話が可能。そのまま「親友」イベントまでこなせればG編の裏切りをしなくなります。部屋への連れ込みはこれがメインの目的です。

間違っても「ぐへへ」展開にはならないので全裸待機兄貴は死んで詫びて、どうぞ(苛烈)

 

 

ではイチイバルクリス戦の下準備に入ります。

 

まず初めに、部屋を購入しましょう。

弦十郎おじさんに相談すれば、その日中にまとまった物件を紹介してくれるので早速交渉しましょう。

 

もちろん部屋のグレード(優、良、並、低、底)によって値段が変わりますが、装者の給料的に見ても生活費やら家賃なんて屁の河童レベルです。

アニメのクリスの部屋レベルの物件をゴロゴロ紹介されますのでフィーリングで決めちゃいます。

 

今回選んだのはグレード良の高層マンションの一室です。ほぼほぼ原作のクリスの部屋と同じですね。

この広さで一人暮らしだと確実に部屋を持て余しそうですが、今後も居候が増えていく予定なので下手したら隣の部屋まで買い取って壁抜き、なんてことも考えられます。

チャート的にはクリスを含めてあと7人ほど増える予定です。

ビッグダディかな?

 

では部屋を手に入れたのでクリスのお持ち帰り準備を進めます。

 

本編でイチイバルクリスと最初に戦うのは響ちゃんです。よってしばらくは響ちゃんに行動を合わせて関連メニューを回し、いつでもクリス戦に挑めるようにしておきましょう。

 

ちなみに響ちゃんは縁ちゃんの妹弟子に当たるので、上手いこと会話すると「お姉ちゃん」呼びになったりするとかしないとか。

姉ビーム!(みょんみょんみょ〜ん)

 

ではクリス戦まで倍速ゥゥゥッ!

 

 

〜少女修業中〜

 

 

「よォ……待ってたぜ、野蛮人」

 

キレそう。

響ちゃんとのデート(修業)からの帰り道で出待ちしていたクリスちゃんに遭遇しました。ちなみに393はいらっしゃいません。

あとで頃されそうだなぁ……(ガタブル)

 

事前に逆さ鱗おばさんに煽られて、キレ気味のネフシュタンクリスちゃんが突っ込んできますが、軽くあしらいます。

では早速クリス戦、初めていきとうございます。

響ちゃん!Are You Ready!?(BRD)

 

「……同じ人間なのに、なんで」

 

ナズェミテルンディス⁉︎

ちょっと待って⁉︎覚悟完了してないやん⁉︎

ここで響ちゃんに戦闘をブッチされると、クリスちゃんに勧誘が行えなくなっちゃいます。

それは本末転倒なので、心火を燃やして戦闘に参加していただきましょう。

しょうがないにゃあ……。

 

「あなたの持ってる力は、紛れもなく戦うための力よ。使うべき時に使わなきゃ確実に後悔する」

 

「縁……さん……」

 

「大事な友達がいるんでしょう?その子が犠牲になった時、あなたは正気でいられる?」

 

発破をかけられた響ちゃんはハッと顔を上げます。

ヨシ!これで響ちゃんも覚悟完了したことでしょう。

戦闘前の画面でパートナーを響ちゃんに設定。スキル画面で第三奥義まで会得して準備完了です。

 

では戦闘画面に、イクゾー!

ちなみにネフシュタンクリス戦は前回と全く同じなので倍速じゃい!

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

なんだよコイツ。まるで攻撃が通じねェ。

ブン回しても突き刺してもまるで当たらねェ。どころか下手にコッチが攻撃したらカウンターで痛い目を見る。

 

どこまでも機械的で、効率的な戦い方。コイツ本当に人間かと疑いたくなるほどに、冷たい目と刃が迫る。

致命傷は避けてるつもりだが、いつぞやの腹に突っ込まれた手刀にちょっとブルっちまって体が思うように動かねェ。

 

「クソッタレ!なんなんだよお前は!」

 

「さぁ?私が知りたいくらいよッ!」

 

直撃。

鋼鉄がアタシの頭蓋を叩き、バイザーが粉々に砕け散った。

その衝撃で後方へと吹っ飛ばされながらアタシは、微妙に働く頭で考える。

 

「……ッテェ……単細胞かよ」

 

「言ったでしょう?自力で戦えない人に私は負けないって」

 

そうかよ……あぁそうかよ!?

そこまでリクエストされたら仕方ねェ、乗ってやるよ。

 

 

 

 

「後で吠え面掻くんじゃねぇぞ!この雪音クリスに歌わせるってのがどう言うことか教えてやらァ!」

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

クリスちゃん渾身の咆哮と共にアーマーパージです。スクショターイム!(なお、謎の光で見えない模様)

破片に当たらないように避けつつ、クリスの第二形態。

イチイバル戦に突入します。

 

では、ここからは特攻タイムです。

手始めにクリスの代名詞であるヘビーアームズモード、もとい奥義攻撃(BILLION MAIDEN)の弾幕を真正面から突っ切ります。

 

ただし、ライフで受ける!をするとHPがマッハで溶けるので大斧でガードしながら突貫します。

弾幕薄いよ!何やってんの!

 

薄かろうが厚かろうが正直変わりません。豆鉄砲です。

では、ある程度の距離に近づいたら強攻撃でかち上げます。そこにすかさず弱攻撃でラッシュを叩き込みましょう。

ホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラ、ホラァ!(ポルポル)

 

「ガフッ……んの野郎、やっぱり野蛮人かよ!オラァ!」

 

おっとここでクリスちゃんの代名詞パート2の奥義攻撃(MEGA DEATH PARTY)が来ましたね。ミサイル系の奥義は流石に痛いので避けます。

着弾地点にはマーカーが出現するので、そこを踏まなければOK!

 

ところで響ちゃんはちゃーんとついて来てるでしょうか?

全く画面に映らないので状況が分かりませんが……あ。

 

「うわわわわわわっ!」

 

ミサイルに追いかけられてますね。ま、必要な時にだけ活躍してくれれば無問題なので引き続き攻撃していきましょう。

ミサイルは避け、弾幕は突貫。たまにボウガンが飛んできますがこれも突貫でヨシ!

唯一気をつける奥義攻撃(MEGA DEATH FUGA)は広範囲に爆発を起こしますが滅多に撃ってきません。

勝ったな、ガハハハ!

 

「特大のをくれてやる……!持ってけェ!」

 

「しまっ……!?」

 

慢心、ダメ。ゼッタイ。

油断してるんじゃないよ!フラグ立てたからホントに撃って来たじゃないの!

ないよ!HPないよォ!

 

焦ってはいけません。まずは落ち着いて態勢を整えます。

クリスのHPもほとんど空。奥義攻撃で十分削り切れる程度なのでここで次の行動に移ります。

このままクリスを押し切っても良いのですが、響ちゃんの今後の成長度合いを考えて、あえて放置します。

 

ようはクリス戦の経験値を以て響ちゃんのレベルアップを図るわけですね。お膳立てはバッチリなのであとは美味しくいただいて貰えば完了です。

 

という訳で響ちゃん。やっておしまい!

 

「近づけないっ!?」

 

……。

 

「よ、避けなきゃ!うわぁ!?」

 

…………。

 

「くっ!お、落ち着いて……落ち着いて……深呼吸」

 

 

すいませーん走者ですけどー。

(クリス押し倒し)ま〜だ時間かかりそうですかねぇ?

 

 

「……今だ!縁さん!」

 

 

来ました。響ちゃんからの連携奥義の合図です。

 

このゲームの戦闘において、パートナーキャラが奥義攻撃を発動する際にプレイヤーが合わせて奥義を発動すると連携奥義という上位の奥義に派生します。

 

先程のように合図はパートナーがボイスで指示してくれるので、こちらはそれに合わせて奥義を打ち込むだけです。

連携奥義は通常の奥義攻撃に、パートナーキャラの攻撃力が上乗せされるのでかなり高火力ではあります。

が、スタミナをドカ食いするのでそのあとほぼ動けなくなります。外そうものなら大惨事必至です(2敗)

 

響ちゃんの合図に合わせてこちらも第二奥義「三八式飛翔刃(さんぱちしきひしょうじん)」を発動!鎖斧を地面に這わせてクリスちゃんを上空に回避させます。

あとは宙に浮いたクリスちゃんを響ちゃんがグーパンして工事完了です……。

 

 

 

 

MISSION COMPLETE

 

 

 

 

なかなかやるじゃなーい?ちょ〜っと時間かかったけどねぇ(主任)

 

リザルト画面で、響ちゃんが大幅レベルアップしたことを確認。スキルポイントの獲得はちょい少なめに5ポイントです。

今回致命入れてないからね。仕方ないね。

 

 

ではイベントパートに入ります。

ネフシュタンとイチイバルを使っても勝てなかったクリスちゃんを嘲笑いに来た謎の痴女が鎧をかっぱいで行きました。

それどころか散々使いまわしてきたクリスちゃんに用無しと告げてどこかへ飛んでいきます。

いたいけな美少女に辛辣にあたるとか人間の屑がこの野郎……。

 

捨てられたことに対し戸惑うクリスちゃんは、颯爽と後を追いかけます。

敵の首魁らしき人物を見かけた縁ちゃんは猛烈に怒り、響ちゃんを残してすっ飛んでいきます。

 

「……絶対逃さない。奏の仇ッ!」

 

「ゆ、縁さん⁈」

 

では縁ちゃんがクリスちゃんに追いつくまで倍速!

 

 

〜少女追跡中〜

 

 

市街地郊外の館までやってきました。

館とは名ばかりの実験場&拷問屋敷ですけどね。しかも将来的にはさっきまで命だったものがあたり一面に転がるので事故物件不可避です。本当にありがとうございました。

 

「妙な洋館……こんなとこあったんだ」

 

では館に近づいてまずは偵察しましょう。無策で突っ込むとか洒落になりません(調査不足と憶測で散々ガバった走者の発言)

 

二階の窓の付近、桟橋、入り口の順に観察するとイベント開始です。

謎の爆発音と共に入り口から出てくる孤独なsilhouetteが一つ、それは紛れもなくやつさ(KBR)

 

 

 

 

「クソッ!クソッ!なんで!?なんでだよフィーネ!?」

 

 

 

 

はい、要救助者の雪音クリスちゃんを発見しました。

後ろからゾロゾロとノイズの皆さんを引き連れてのご登場です。洒落になってないんだよなぁ……。

 

余計なことを喋っているとクリスちゃんが消し炭(文字通り)にされるのでさっさとノイズを殲滅しましょう。

ただし、大技の類は生身のクリスちゃんを巻き込みかねないので、弱攻撃で確実に潰していきます。

 

では戦闘継続。(玉遊び並感)

ぷちぷち作戦です!しかし見所さんはないので倍速。

 

 

〜少女殲滅中〜

 

 

 

MISSION COMPLETE

 

 

 

工事完了です……。

いたいけなクリスちゃんを救助しました。ポカンとした顔でこちらを見ているクリスちゃんに手を伸ばしましょう。

 

「お前……なんで助けたんだよ?!」

 

んなもん(一期のラスボス戦に)クリスちゃんが必要だからに決まってるじゃないですかヤダー。

選択肢が出ました。とりあえず好感度の上がりそうな「あなたをほっとけなかった」を選択。

 

「……ハァ?!お、お前何をいきなりッ?!」

 

赤くなってんぜ?(野獣の眼光)

とりあえず時間が惜しいのでさっさと連れ込みます。送り狼です。みんなはしないようにしようね!

 

では、捨てられた子猫をウチまでエスコートしましょう。

この際に二課のメンバーの誰かに一部始終を見られると、非常に話がこじれるので絶対にバレないように裏道などを使って移動します。

 

特に翼に見つかった日には大荒れが予想されます。具体的には流血沙汰の修羅場(昼ドラ展開)です。

怖いなーとづまりすとこ。

 

まずは市街地を目指します。

森の小道や木々の間を抜けつつ最短距離を歩きますが手持ち無沙汰なので、クリスちゃんと会話をしていきましょう。

 

「雪音さん……だっけ?親御さんは?」

 

「……ハッ!随分と直球で聞くんだな?答えなくても分かってんだろうによ」

 

「……それもそうね。なら私と同じだわ」

 

木々に阻まれて日の光が差さらず、暗い道を女の子二人で手を繋いで歩く。素直に眼福です。

やっば……百合の花を……最高やな!(百合豚)

 

「お前も……?」

 

「まぁ、私の場合は親どころか記憶ごと一切ないんだけどね」

 

「記憶だァ……!?じゃあお前、パパとママどころか家がどこかも分かんねェのかよ!?」

 

「まあそんなところ。今のとこ不自由はしてないけど……私と同じように、孤独で苦しんでる女の子は見過ごせなかった」

 

森林エリアを抜けて市街地に入りました。

夕暮れ時を過ぎてすっかり夜です。綺麗な月と建物の明かりがベストマッチ!しており格好のナイトデートスポットです。

が、デートはまた後日。今は一刻も早くお家に帰りましょう。

 

市街地エリアは人通りが多く、二課の監視カメラも多数動作しているため油断できません。

路地裏だろうと容赦なく文春砲するために激写してきますので、カメラのある道は人混みに紛れるか近場の女性服のブランド店で適当に見繕いましょう。

 

正直言って店に立ち寄るとクッソ長いデートイベントが起きかねないのであんまり利用はしたくないです。

ひたすらイチャイチャしてるところを垂れ流すだけなのでタァイム的にはただのLos!Los!Los!です。

 

まぁ、RTAなので店には立ち寄らないんですけどn

 

 

 

 

 

 

 

「縁はどこへ行ったんだ?戦闘から随分と経っていると言うのに」

 

「縁さん……大丈夫かな?」

 

 

 

 

 

 

アイエエエ!?サキモリ!?サキモリナンデ!?

しかもダディヤナザンも一緒とか最悪のパターンを引いたぞコレ!?

これはまずい!見つかったら大事です。端的にはリセです。

冗談ではないっ!

 

致し方なし!オリチャー発動!付近の店に入ってやり過ごします!

進行方向を左へ90度!とぉりかぁじいっぱい!(滝汗)

 

「え?お、おい!」

 

「黙ってついてきて、見つかるとまずい」

 

一先ず店の奥側へ入ります。追ってこないことをひたすら祈りましょう。追ってきたら……ナオキです……。

 

やり過ごしてくださいやり過ごしてくださいお願いします靴の裏も舐めますからなんでもしまむら

 

「翼さん?どうかしましたか?」

 

「……いや、なんでもない。まさか真面目な縁がこんな時間に遊び歩いてるわけもないからな」

 

へっ、甘ちゃんが。

やり過ごしました。まぁ歴戦の走者(本走一回目)からすればどうってことありませんでしたね。

 

ところでここ何の店なんでしょうか。看板も何も見ずに入って行ったので微妙に不安です。

店の内装からして如何わしい店ではなさそうですが……。

 

「なぁ……ここってなんの店なんだ?」

 

「あぁここ?カラオケ店よ。要は歌う場所」

 

Oh……。ちょっとまずいかもしれません。

このころのクリスちゃんは歌に対し完全な敵意を向けているため、カラオケ店に入ると言うことは嫌いなものに囲まれるという事です。ここまできて機嫌を損ねられるのはかなり面倒なこと(放浪の旅)になります。

 

でも入らなきゃ翼さんに見つかってたし、かといってクリスちゃんが癇癪を起こせばロスるし……あれ?詰んでる?

 

「……なぁ」

 

「なに?」

 

「…………アンタの、アンタの歌が……聞いてみたいんだけどよ」

 

あれれ〜?おかしいぞ〜?

癇癪起こすどころか赤面して上目でおねだりされてます。どゆこと?

 

ん?赤面……カラオケ……二人きり……。

 

 

 

 

 

あ、デートイベントかぁ!(鳥頭)

 

 

 

 

 

 

チャートがぶっ飛ぶ音がしたので今回はここまで(白目)

ご視聴ありがとうございました(吐血)

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

颯爽と現れたソイツは、まるでヒーローのようだった。

ただほっとけないという、大したことない理由で敵対していた相手を助け出す。とんでもないバカだ。ほっときゃいいのに。

 

なんだよコイツ。訳わかんねェ……。

 

ヒーロー野郎に連れられて森を歩く。人目に付くと色々面倒らしい。

お役所も面倒だなとか考えてたら、ヤツから声をかけてきた。

 

「雪音さん……だっけ?親御さんは?」

 

……知らねェとはいえいきなり人の地雷源でタップダンスとは度胸あるじゃねェか。ノイズを操ってた人間がまともな生まれ育ちなわけねェだろ。

そんなことくらいコイツなら想像ついてるはずなんだがなァ?

 

「……ハッ!随分と直球で聞くんだな?答えなくても分かってんだろうによ」

 

「……それもそうね。なら私と同じだわ」

 

鼻で笑いながら吐き捨てた言葉は奴には刺さらなかった。しかもコイツなんて言った?同じ?アタシとコイツがか?

……じゃあコイツのパパとママも。

 

「まぁ、私の場合は親どころか記憶ごと一切ないんだけどね」

 

記憶喪失?そのくせギア纏ってる時はあんな冷たくなれんのかよ……。やっぱコイツどっかおかしいんじゃねぇのか?

普通は家も居場所も分かんなかったら戸惑うもんじゃねぇのか。でもコイツは泣き顔も戸惑いも一切なかった。やり合ったアタシだからこそわかる。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「まあそんなところ。今のとこ不自由はしてないけど……私と同じように、孤独で苦しんでる女の子は見過ごせなかった」

 

おんなじ境遇?嘘をつくな。

お前の方がよっぽど最悪じゃねぇのか。なのになんで……なんで他の奴のこと考えられるんだよ。

 

 

 

やっぱ、分かんねぇ。

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

薄暗い森を抜けてようやく街に出た。

とっぷりと日も暮れてお月様が顔出してやがる。そうか、もうそんなに時間経ってたのか。

森を抜ける最中も何度か話してたけど、話せば話すほどコイツが分かんなくなる。アタシの知ってる人間ってのはどいつもこいつも自分のことが第一で、簡単に他人を踏んづける。そんなどうしようもない生き物だって、そう思ってたのに。

 

戦う力を持ってる奴を片っ端からぶっ潰せばいい。そうやってアタシは今まで色んな奴を叩きのめしてきたんだ。

なのになんでコイツは、他の奴らとは違うんだよ。

決して力に溺れない、弱い奴を踏みつけない、どころか自分を盾にして強い奴も弱い奴も助けようとしやがる。

 

頭の中がすったもんだになってた時だった。

あいつが急に顔色を変えて急ぎ足で建物の中に入っていく。アタシも手を引かれてついて行くが、初めて見るソイツの焦った顔に驚いて何も考えられなかった。

 

建物の中は白い壁と明かりに囲まれた騒がしい所だった。前にある集団が金のやり取りをしてるから、何かの店だってことくらいしか分かんねぇ。

 

ヒーロー野郎の話だと、ここは歌う場所……だそうだ。

 

アタシは一瞬表情を強ばらせたが、すぐに目を伏せた。

歌。パパとママの夢。歌で世界を救うという馬鹿げた夢を思い出したからだ。

いい大人が夢みてんじゃねェよ……。その夢のために死んじまったら意味ねェじゃんかよ。

アタシ一人を置いて、アタシ一人を地獄に置いて。

 

「……ッ」

 

握られた手にやけに力が入るので、ふと伏せた顔を上げる。

ヒーロー野郎は壁に貼られたポスターを眺めながら、少し泣きそうな顔で空いた手を握りしめていた。

ポスターに貼られているのは、赤髪と青髪の女二人。

ふりふりのドレスを着て、楽しそうに歌ってやがる様子を収めたものだろう。

 

「知り合いか?」

 

「うん。大事な……大事な親友よ」

 

ポツリとこぼれたソイツの言葉には、喜んでるのが半分と泣きそうなのが半分くらい入ってた。

ちゃんと人間らしいもんが備わっていたことに少し驚いて、ついつい声をかけちまった。

 

「……さ、行きましょうか」

 

「……なぁ」

 

泣きそうな顔で移動しようとする奴を呼び止めて、アタシは少し俯く。

しまった。この後なんて言えばいいのかわかんねぇや。

 

「なに?」

 

ど、どうする?

今更なんでもねぇはカッコつかねぇし、かといって気の利く言葉がすっと出てくるわけでもなし。

どうするよこれ……。あっそうだ。

 

 

 

 

「…………アンタの、アンタの歌が……聞いてみたいんだけどよ」

 

 

 

 

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

 

 

 

 

 

「……こんなに歌うのなんていつぶりかしらね」

 

「ギア纏ってる時は歌ってんだろ?」

 

「それとこれとは話が別でしょう、今はプライベートだもの」

 

つい口先から出ちまった言葉を実行して、アタシと奴は部屋に入った。

大体のシステムは奴から聞いたからとりあえずはいいとして……困ったことに曲が全然分かんねぇ。

奴が一通り流行りの曲を入れて歌ってみせてくれてるが、なんかピンとこねぇもんばっかりだ。

 

まぁ、ただ一曲を除いて。だけどな。

 

「どうだった?私の親友が歌ってた曲(逆光のフリューゲル)

 

「……アンタが親友思いのやつだってのは十分伝わったよ」

 

顔つきが全然違ってたからな。本気も本気、視線で相手が倒れてくくらいの眼光だった。

 

「……私が今こうしていられるのは、その親友のおかげだもの」

 

唐突に奴は語り出す。

己の過去と、それを救ったヒーローの話を。

 

曰く、居場所を作るために躍起になってたコイツと戦うことでお互いの理解を深めて親友になったとか。

曰く、塞ぎ込んで焦りに焦って偽っていた自分を唯一認めてくれた存在だとか。

そしてなによりも、ここにいてくれと頼んでくれた最初の人だとか。

 

「貴女と私は同じって言ったわよね?なら、私が救われたんだから、他の誰かも同じように救ってあげたかったのよ」

 

「……」

 

「救ってくれた分、同じ境遇の誰かがいるなら私は絶対に手を伸ばす。それが、救われた私の役割だもの」

 

「……アンタ、名前は?」

 

「縁。風鳴 縁よ。雪音クリスさん」

 

「クリスでいい……アタシを、助けてくれんのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん。いつでも助けるわ。

屈託のない笑顔で、ユカリはそう言ってのけた。

 

今度は、信用してもいいのかもな。

 

 




そろそろメンタルにヒビが入ってきたので失踪するかも知れません。

嘘だよ。
もうしばらく頑張るのでコメント、評価オナシャス!センセンシャル!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。