作り直す可能性大
『ハイマン、挟み撃ちだ。タイミングを合わせて撃つぞ』
『おうよ。タイミングは任せる』
『あいよ』
ギラ・ズールの2機が、フェネクスの左右から挟もうとする。
『3、2、GO!』
『GO!』
ビームマシンガンを乱射しながら飛び出す2機。フェネクスの目前には、ビームマシンガンの弾丸によるカーテンが出来上がる。
しかし、動きが遅過ぎたのか、フェネクスは難なく避ける。
『クソッ!!もう一度だ!!』
ハイマン機とすれ違い、反転してフェネクスを探す。
しかし、レーダーに反応はあっても、確認できない。
『どこだ!?』
『上だ!!避けろハイゼル!!』
ハイマン機からの警告に、上を向くハイゼル機。
ハイゼル機の頭上から迫るフェネクスのビームサーベル。
それは、確実にコックピットを狙っている。
『こんな所で、死んでたまるかよぉぉぉぉ!!!!』
バーニアで急制動をかけている途中で、慣性が残ったまま、さらに急制動をかける。
バーニアが赤く光り、煙を噴き出す。
結果、頭部は損傷したものの、ハイゼル機は生き残った。
『クソッ……モニターが死にやがった……ハイマン、そっちは大丈夫か!?』
『こっちは腕をやられた。戦闘不能だ。戻るぞ』
『すまねぇ、こっちを引っ張ってくれないか?バーニアも逝ってらぁ』
『了解。そこを動くなよ』
ビームマシンガンを捨て、シールドだけを持ち、ハイゼル機を曳行しようと近づくハイマン機。
その間にフェネクスは2機の上方へと回り込み、静観していた。
ギラ・ズールが撤退していくのを見て、どこかへと移動しようとするフェネクスに対して、1発のビームが向かう。
フェネクスは背部のシールドのIフィールドで防ぎ、ビームが飛んできた方向を向く。
その先には、バイコーンがいた。
「見つけた……」
私はフェネクスを見つけるや否や、ビームマグナムIIを使う。
「防がれた……やっぱり」
不意打ちを狙ったものの、その不意打ちがよくなかった。
だって、不意を打つなら背後から。フェネクスはシールドが背部にある。どう考えても防がれる。
「もうちょっと考えたらよかった……」
その呟きの間に、フェネクスの頭上を通り抜ける。
フェネクスは微動だにせずに漂う。ある一点を向きながら。
「もう一発……」
狙いを定め、引き鉄を引こうとすると。
「………!熱源反応!!新たな敵!?」
フェネクスが向いていた先から、新たな熱源反応が多数現れた。
『直ちに戦闘を停止、武装を放棄しろ。さもないと、貴官を撃墜する』
大型艦、しかも、袖付きとは違う勢力、連邦の登場だ。