自殺したと思ったらオルフェノクになっていた。   作:地支 辰巳

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今回も話のちょうど良い所で切りました。
短くなってしまいすみません。

それとUA3000突破しました。
ここまで作品を読んでいただき感謝です。



夢の観覧者555 中編

私は璃々さんに言われた通り不自然にならない程度に接触しようと思って、

とりあえずは普通に店に入ることにしたのである。

店の中に入るといかにもといったクリーニング店で、奥からは先ほど見た

気の弱そうな男が出てきて、こちらに屈託のない笑顔を向けてきた。

 

「いらっしゃい、あれ?初めてのお客さんだね。初めまして。僕はこの店の

一応店長の菊池啓太郎だよ。よろしく」

 

店員としては少し距離が近いと感じることは無いことはないことはないのだが、この啓太郎という人物の笑顔と言葉の節々から分かる人の良さを感じると

私は当初の目的を忘れてはないがほとんど警戒を解いていた。

 

「えーと…、私貴方達が持っていたベルトに関して調査するということを依頼されていてそれで貴方達に質問などをしようと思った次第です」

 

嘘であるのだがあながち間違っていない事でしかも納得してくれそうなことを

言えたことに私は心の中でやってやったぜとガッツポーズをしていた。

 

「ああ、そういう事なら中で話しましょうか、どうぞどうぞ」

 

少し残念そうだがそれでも拒否することもなく啓太郎は中にを案内していったくれた。

 

「たっくん、真理ちゃん。ベルトのことで調査している人が来たよ」

 

啓太郎が呼んで二人は椅子に座ると少しこちらを警戒するような様子を見て

私は『あれーもうちょっと嘘ついてもよかったかな?』なんて思っていると啓太郎が「遠慮しないで大丈夫だよ」と言ったので私は座ったのだが、

なにせこういった情報収集はやってこなかった人生で、緊張をしているので

私は仮面を被ることで緊張を誤魔化すことにした。

 

「えー私は極秘の依頼でベルトのことを調査することになった探偵の右杏子と言います。今回はベルトを所有しているということでベルトのことを見に来ました」

 

適当に考えた偽名を使うことになったけど問題ないでしょう。多分この人達もベルトを持ってるってことはあの沙耶と同じように父さん?という人からベルトを託されてスマートブレイン社員のオルフェノクから追われただろうしスマートブレインの名前は使いにくい。

 

だからといって極秘の依頼とか言っちゃけど聞かれた時はどうしようか?

しかもついつい高校生のくせに探偵と言っちゃったけど大丈夫かな?

 

「この真里と変わらないガキが探偵?依頼者が誰かは知らないがこんな奴に依頼するなんて俺達がどんな目に合ってるか分かってないな」

 

「こら巧、せっかくこのベルトについて知ってそうな人が来てくれたんだから、もっと礼儀正しくして情報共有しようとしよ」

 

巧と呼ばれた男の至極真っ当なツッコミに対して真里と言う少女のそれなりに

筋の通ったツッコミが入り、私はとりあえずは第一印象は悪くなくて安堵の息を漏らしていた。

 

「それで、とりあえずはそのベルトを見せてもらって、一通り見た後にこのベルトを手に入れた経緯について聞かせてもらい、気になった点について質問するといった感じよろしいでしょうか?」

 

「はい、それで大丈夫です」

 

「寛大な対応。ありがとうございます」

 

その答えに満足がいったのか真里は笑顔になり、巧はすこし訝しむ感じでこちらにベルトの入ったアタッシュケースを渡してきた。

私はアタッシュケースはデルタのと変わらないなと思いつつ中身を開けると、

装備の方はデルタと違い多いことに少し驚きつつもそこにあった説明書と思わらるものを読み始めた。

 

 

読み終わって色々分かったことがあった。

まずこのファイズはフォトンブラッドを利用してオルフェノクを撃破している

次にファイズは最もベルトの中で安定性があり拡張性があること。

最後にファイズには変身するのに資格が必要であり、

なければエラーと変身出来ないように出来ている点。

他にも分かったことは色々あるが主に私は注目するべきはこのあたりだと思った。

なにせこの間のデルタもこのファイズと同じ系列だと思うので、デルタとは多くの部分が共通していると思われる。

違う点と言えばこのあたりだと思ったから注目することにした。

 

「ありがとうございます。ファイズについての見解を深めることが出来ました。では次にファイズの入手経路について伺わせてもらいます」

 

私の言葉に二人共頷いてくれるとファイズの入手経路とここに至るまでのことを話してくれた。

 

二人からの話をまとめると九州で父さんからベルトを受け取った真里は多分スマートブレインからの刺客のオルフェノク達に奪われそうになり、変身しようとした真里はエラーで弾かれたのだが、たまたま居た巧が変身して刺客のさまざまなオルフェノクを倒して父さんが社長をしているスマートブレインにベルトを返そうとここまで来たという。

しかもスマートブレインには社長はおらず門前払いをくらったようだ。

 

私はこの話を聞いてスマートブレインの中は一枚岩ではないのだなというのを

感じた。ベルトを狙ったスマートブレインの社長、ベルトを狙うスマートブレイン社員。あきらかにお互いの行動が分かれている。

う〜ん、とりあえず話は聞いたからこのぐらいで帰っても良いのだが少し気になることがあるのでそれを質問してから帰ろうかと私はまた仮面を深く被り直して二人に質問をした。

 

「えーと、質問ですが、このベルトで変身しようとした人を一人残らず教えていただけはしませんでしょうか?」

 

「えーと、私と啓太郎は変身しようとしてエラーって出て。巧と襲ってきたオルフェノクの一人が変身したぐらいです」

 

う〜ん、ベルトの変身にも資格があるって書いてあったけど、変身した人を聞いても特に共通点は見当たらないないなぁー。

もしかして、人間とオルフェノクかな。でもそれだと沙耶さんはオルフェノクじゃないから説明つかないからな。

ファイズとデルタではやっぱりその辺が違うのかな?

 

「答えていただきありがとうございます。私は帰りますがまた来ることになるかも知れませんので、その時にまたよろしくお願いします。それとこれ私の連絡先です。何か用があれば呼んで下さい助けになれると思いますから」

 

そんな別れの言葉を言って、真里の「また来てくださいね」なんていう言葉を聞きながら私は報告とかもあるし早め家に帰ることにした。

 

でもやっぱり真面目な仮面を付けるのは疲れるなぁー。前に同級生に付けていた仮面よりも疲れるかもしれない。

やっぱり仮面つけないで良い生徒会三人の前は楽でいいなーと私は改めて思った。

 

 

 

 

 




説明書はこんな事が書いてあるだろうと予想しました。
気が向いたらキャラ設定をまとめたのを書いてみようかなとも考えています。
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