これはとある少女の一場面。

1 / 1
OPを聴いてたら書いてみたくなりました。

勢いで書いたのでかなり短いです。

ロボットはかっこよかった……気がする。


孤独の仙女

 ──────────────────────

 

 

 

 

「……鉄也」

 

 誰もいない黄山にて、1人の少女がとある男の名前を呟く。

 

 彼女の名はロウラン、天界の神々が作り出した人形である。

 

 城護衆、ASY、そして屍解仙女との戦いから1年、彼女はずっと1人で世界を彷徨っていた。ただ1人、孤独を抱えながら。

 

 しかし、それでも彼女は、その身を犠牲にしてまでがらんどうの自分を愛し、救ってくれた彼のことを忘れていなかった。

 

「……ロウラン」

「……万華」

 

 そこに現れたもう1人の少女、彼女の名は万華、実験により生み出された屍解仙女の娘である。

 

 彼女もまた、あの戦いで愛する男の元を去った。

 

 幼き頃からずっと一緒だった異母兄妹の兄、彼女は彼に対して兄妹を超えた愛、異性としての恋愛感情を持っていた。

 

 しかしその恋は実ることは無かった。

 父親の正体、母親の死の真相を聞かされた後だったとは言え、彼は屍解仙女の娘である彼女を拒絶したのだ。

 

 しかし彼女はその思いを変えることは無かった。

 

「久しいな」

「何をしに来た……私と戦うのか?」

「違う……私に貴様と戦う理由などもうない」

「イテヅキが城護衆を復活させたのだろう?」

「あんな奴らのもとになど、戻るわけがなかろう」

「じゃあ何をしにきた」

「もうすぐ城護衆がASYを襲撃する…………私はヤマトの元へ戻ろうと思うのだが……どう思う?」

「…………別に、貴様の勝手にすればいいだろう」

「…………なあ、ロウランよ」

「…………なんだ」

「ヤマトは……今度こそ私のことを受け入れてくれるだろうか?屍解仙女の娘であり、人間ではない私のことを……あの人は受け入れてくれるだろうか?」

「………………」

 

 万華の問にロウランは暫く沈黙し、口を開いた。

 

「……少なくとも、今のヤマトなら受け入れてくれるだろう……その後はお前次第だ」

「…………そうか……」

 

 万華は何かを覚悟したかのように目を瞑る。

 

「これから私はASYの……ヤマトのもとへ向かうつもりだが、お前もどうだ?城護衆と戦うのだろう?」

「………………」

「まあいい、先に行かせてもらう」

 

 万華は宙を舞い、そのまま空へと消える。

 

「…………私は」

 

 愛する男はこの世にいない。なら自分は何のために生きているのか。

 

 答えは1つ、城護衆と戦うためである。

 

「………………鉄也」

 

 ロウランはもう一度彼の名前を呟くと、宙を舞い、万華の後を続くように空へと消えていった。

 

 この先に待つ、戦いに赴くために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけ

 

「お兄ちゃん……私達、本当の兄妹じゃないの。だからね、愛し合ってもいいんだよ?」

「まほろ…………

 

 

 でも父さんは同じだから一応兄妹じゃないか?」

「………………」

「まほろ?」

 

 ドンッ!

 

「うわっ!」

「お兄ちゃん、知ってる?最近だと実の兄妹でも恋愛してもいい時代なんだよ?」

「そ、そんな馬鹿なことが…………」

「お兄ちゃん…………幸せになろう?」

「や、やめるんだまほろ!やめ…………あ」

 

 

 

 

「(私も昔は彼とよくこうやって……)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久々にDVD観ようと思います。

知名度を上げていつかはス〇〇ボに出て欲しいです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。