スーパー戦隊このすばメガフォース VS 仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ the end of Cendrillon Warriors   作:伊勢村誠三

13 / 23
彼ら彼女らは別行動を取る。


分担/離散

1

朝食を終えた『赤き海賊団』+αの一同は早速本題に入った。

 

「奴らはシェフィの持つレンジャーのパワーを狙ってる。

つまり俺達はシェフィを守りながらレンジャーキーを探さないといけないわけだが…」

 

ジョーがシェフィとブレイドを見ながら言う。

その表情は険しい。

 

「現実的に相当キツイですよ?

総一さんは強化された上に操られてるし、今までレンジャーキー探す当てなんて魔王軍倒すぐらいしかなかったんですから。」

 

和真が言う。もっともな意見だ。

『ドラゴンボール』の『ドラゴンレーダー』みたいな便利な代物は無いし、ここにいる全員は宝探しのプロという訳では無い。

盗賊のルカとその真似事が出来る和真はそうでも無いが、本職のトレジャーハンターには及ばない。

 

「ただ先に見つけてそこで障害さえさっさと排除出来ればレンジャーキーのゲット自体は簡単なはずです。

カリザも態々総一さんを配下にしたって事は決して戦闘向きではないのかもしれませんし。」

 

リアの分析も一理ある。

つまり今必要なのは『即座に見つけたレンジャーキーを確保して離脱出来る戦力』と『索敵』。

前者は兎も角もう片方は正直不安だ。

 

「んー、そうだ!」

 

パチン!と和真が指を鳴らす。

 

「何か思いついたのか!?」

 

「ああ。ただリアとめぐみんには一肌脱いでもらうことになりそうだ。」

 

 

 

2

しばらくして、ユイという新たな戦力を確保したカリザはゴーカイレッドGMとユイを伴ってガレオンの足元まで来ていた。

 

「さーて、初の共同作業だ!しっかりやれよ?」

 

ユイはカリザが総一のモバイレーツを元に作った黒一色のモバイレーツ、ダミーモバイレーツに劣化版レンジャーキーのダミーレンジャーキーをセット。

 

「ダークゴーカイチェンジ……。」

 

<キャーーッンデリア!>

 

喜びの戦騎キャンデリアに変身し、大鎌のキャハハルバードを構える。

 

「騎士、くん?」

 

びくりとキャンデリアの肩が震えた。

カリザも目を凝らしてみると平原にブレイド、シェフィ、トモの3人が降りていた。

 

「手間が省けた。一気にやれ!」

 

レッドはサーベルとスピアーを構えてキャンデリアと共に3人に向かっていく。

 

「行くよ!」

 

トモの掛け声にブレイドが頷き前に出る。

剣を引き抜き2人の方に掲げて

 

「『エクスプロージョン』ッ!」

 

……爆裂魔法を放って来た。

流石に対応出来ずに吹っ飛ばされる3人。

 

「ゴホッ!ゴホッ!…ざっけんな!

爆破落ちなんて何回使い古したネタだこの爆弾魔!」

 

「爆弾魔とは失礼な!

爆裂道を歩む者と言ってください!」

 

「騙されちゃう方が悪いんですよー?」

 

ブレイドの姿をした者から少女の声が、シェフィの姿をした者から彼女にしては大人びた声がした。

多少なりともスーパー戦隊について予習していたカリザはすぐにその力を看破する。

 

「くそう!マジピンクの変身魔法とゴセイグリーンの姿を変える護星術か!」

 

「「正解!」」

 

2人は同タイミングでマジピンク、ゴセイグリーンに戻る。

 

「それじゃあもう一段行きましょうか!」

 

ピンクの掛け声にグリーンはモバイレーツを、トモはマジカルソードを引き抜く。

が、

 

「あ、ちょっと待った。

2人ともこれ使ってみて。」

 

トモは2人に何かを投げてよこす。

 

「新しいレンジャーキー!一体どこで?」

 

「魔王軍と戦った時に!」

 

「感謝します!今度こそいきましょう!

リア、あなたはイエローに!」

 

「はい!」

 

「シャイニー!フェザリー!グローリー!

マジカルソード、シャープネス!」

 

「「緊急変身(エマージェンシー)!デカレンジャー!」」

 

デーーッカレンジャー!

 

<デーーッカレンジャー!>

 

コールを受けたモバイレーツから形状記憶宇宙合金デカメタルが放出。

2人の身体に吸着し、デカスーツとなるのだ。

 

「「フェイスオン!」」

 

「デカイエロー!」

 

「デカピンク!」

 

「「ツインカムエンジェル!」」

 

「アーンド!魔法剣士シャイニー★トモ!

煌めく剣技で、悪を断つ!」

 

 

 

2

「どうやら上手く行ったみたいだな。」

 

総一よりやや乱暴なルカの操縦で発進したガレオンは殿に残した三人とは反対方向に進んだ。

取り合えずレンジャーキーを探す当ては無いが、取り合えずカリザたちを釘付けにしておきたい。

そう考えた和真の作戦だった。

 

「それじゃあ何処に行こうか?」

 

「シェフィ、何か力に変化はあった?」

 

ブレイドに言われて袋から力を取り出すシェフィ。

するとそのうちの一つ、逆さの五角形の中に『S』の字の書かれたエンブレムの球が光りだした。

 

「おお!もしかして当たりか?」

 

「ルカさん聞きましたか?」

 

『内線でばっちり聞いてたわ!

シェフィこっちまで連れて来て!

それを頼りに飛ばすわよ!』

 

ガレオンは空を割くように進んだ。

その先に、魔王軍に荒らされた村があった。

しかしそこを荒らしたはずのゴーミンやスゴーミンは軒並み倒され、行動隊長の姿もない。

その代わり、レンジャーキーを拾い上げる青いバーコードの仮面の異形が居た。

 

「それじゃあ、あとは頼むよ。士条玲くん。

いや、今は地底剣士ウナス、かな?」

 

そう話しかけられたレイは無言でダミーモバイレーツにブルーマスクキーをセットし、変身した。

その横に先ほど青い異形、仮面ライダーディエンドが召喚した二人の剣のライダーが並び立つ。

その光の無い目はただ真っ直ぐにガレオンが来るであろう空を睨んでいた。




キャラクター解説
地底剣士ウナス
・光戦隊マスクマンのブルーマスク=アキラが地底人たちの策略で変身させられた姿。
・王子イガムに忠実な剣士で、アキラとしての意思はなくマスクマンを倒すために戦った。
・今作では同じ青がメインカラーの剣士繋がりで士条玲が変身する。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。