スーパー戦隊このすばメガフォース VS 仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ the end of Cendrillon Warriors 作:伊勢村誠三
1
「高ーい!」
「ああ。高いからしっかり掴まってろよ!」
「うん!」
胸元でシェフィをしっかりと抱きかかえたブレイド、ジョー、和真、ルカは地上に降りた。
ダクネスはまだ本調子ではないのでアクアと留守番。
レンジャーのパワーに関する調査は四人が行う事となった。
「ここって…見るも無残に荒らされちゃってるけど、アクセルと同じでギルド置いてあるはずよね?」
「ああ。正規軍の駐屯基地でもない限り大体おいてあるはずだが…」
かつて魔王軍に故郷を滅ぼされた二人は真っ先に嫌な想像をした。
ここで反応したキーは、魔王軍行動隊長に内蔵されていたキーではないか?という事だ。
「だとしたら少し遅かった?」
「でもまだ光ってるよ?」
シェフィがポケットから球を見せる。
確かにそれは暖かなサンライトイエローの光を今も放っていた。
「……どこかに、潜んでる?」
敵感知スキルを持つ和真とルカは全神経を集中させた。
ジョーとブレイドも携えた剣の柄に手をかける。
「……。」
「おにーたん?」
「大丈夫。ただ、ちょっと待ってな。」
「…………。そこ!」
「はっ!」
ルカの矢と和真のゴーカイガンの銃弾がブレイドとジョーの間に向かって飛んで行く。
一見すると何もない場所で当たって弾かれた。
そして景色の中からカメレオンの仮面の異形と、ディエンドライバーの男、そして…
「レイ!?」
「知り合いか?」
「昔一緒に冒険した仲間だ。
あいつもレッドみたいに操られてるのか?」
「ああ。今の彼女は地底剣士ウナスさ。さあ、やりたまえ!」
「ゴーカイジャー…斬る!」
そう言ってウナスが剣を抜くと物陰に隠れていたのだろう、
カメレオンの異形、仮面ライダーベルデのほかに二体。
青い剣のライダー、仮面ライダーブレイブと、黄色のライダーグレイブが現れる。
「行くぞ!」
「「「ゴーカイチェンジ!」」」
<ゴーーッカイジャー!>
「シェフィこっち!」
「うん!」
ブルーはブレイブを、ルカはグレイブを。グリーンはベルデをそれぞれ相手取る。
残ったウナスはブレイドとシェフィを追いかけた。
「死ね!」
「うお!よせレイ!思い出せ!お前はウナスじゃない!
レイだろ!トゥインクルウィッシュのレイだろ!
何故かアイドルにストーキングされているレイだろ!?」
「斬る!」
駄目だ。話ができない。
レイの剣の腕はかなりのものだ。
甘く見積もって上の下にギリギリの自分の腕では筋力ともかくそれ以外の技術は圧倒的に劣る。
今まではそれをライダーの鎧や体術、カードで補ってきた。
だがライダーの防御前提の体術は使えない。
(このままじゃ!)
自分のプリンセスナイトの力じゃ自分自身を強化するkとは出来ない。
(ライダーの力があれば!
……いや、無い物ねだりをしてる時じゃないだろ!)
ブレイドは剣を振るった。
どうにか攻勢に出ようと圧倒的格上相手に何度でも剣を振るう。
思い出すのは、あの時、生身でビートルアンデッドに挑んだ時の事。
「おにーたん!」
「大丈夫だシェフィ!兄ちゃんは絶対死なない!
偽ライダーを倒したカズマ達は絶対に追いついてくれる!
だから!それまではぁあああ!」
ウェーイ!と一際気合を入れて剣を弾くブレイド。
キーーーーン!と、異様に長く剣戟音が響いたように聞こえた。
そしてウナスが次の一撃を与えようと剣を振り上げた瞬間、ファンタジー世界には不似合いなエンジン音が響く。
「うぐぅううう!な、なに!?」
横から飛び出してきた一台のバイクが彼女をはね飛ばした。
黄色いライトに青と銀のボディ。あちこちに見られる♠のマーク。
そのスーパーマシンは彼にとって半身ともいえる相棒だった。
「ブルースペイダー!
またお前に会えるなんて!」
「これ、おにーたんの?」
「ああ。さあ乗って!」
二人を乗せたブルースペイダーは気持ちのいいエンジン音を唸らせレンジャーたちの方に向かった。
その様子を見送ったウナスは剣を納めると銀色のカーテン上のエネルギーを通ってその場を後にした
お知らせ
この度書き溜めしていたエピソードをすべて投下したため更新速度が低下し、不定期となります。
ご了承ください。