スーパー戦隊このすばメガフォース VS 仮面ライダー剣 サンドリオンウォーリアーズ the end of Cendrillon Warriors 作:伊勢村誠三
1
「これより!作戦会議を開始する!」
ホワイトボードを用意し、外の警戒に当たっているジョー、リア、トモを除く一同は、和真主導のもと、全員の上本を元に次の目標を決めようとしていた。
「まず栞…でよかったか?
総一さん…ゴーカイレッドが仲間が持ってたレンジャーキーを奪ったってのは本当なんだな?」
「はい。太陽戦隊サンバルカン。3本全部です。」
「だったらシェフィの玉が反応してるのは間違いなく…」
「奴らが近くにいるから、だね。」
ヒヨリの発言に、一同の顔が強張るのが分かった。
「でもここによる意味ってあるんですか?
アクセルと同じで別に何かこれといった特徴があるわけでもないでしょう?」
「さっきそこの商店で聞いたけど、
王都からどっかの貴族様が褒美の神器をもらって別荘に帰ってくるとかでこの街を通るとか言ってたわ。」
めぐみんの疑問に耳の速いルカが答える。
「ガレオンの位置も、もしかしたら総一さんを使うなりなんなりして特定してるかもしれないと考えるとカリザの狙いは…」
「私たちを倒してレンジャーキーと神器全部一気にゲットでウハウハってわけね!」
「珍しく血の巡りが良いな、アクア。
となると一番いい手はその貴族様の護衛やることだな。
皆は冒険者カードって持ってるか?」
ブレイド。コッコロ、シェフィ以外の全員が手を上げたり実物を見せたりした。
「よし。じゃあガレオンに残ってシェフィちゃん達を守る奴らと護衛に参加するので別れよう。今度は俺らが奴らに目にもの見せてやろぜ!」
2
「主様。お弁当は持ちましたね?ハンカチとちり紙も忘れていませんね。
体調が悪かったり、どこかけががあるなんてことも…」
「ないよ。それじゃあ、行ってくる!」
そう言って和真、アクア、ジョー、ルカ、ブレイド、シオリはガレオンを後にした。
この振り分けにはちゃんと意味があり、籠城、つまり耐久戦前提のガレオンに防御に優れるリア、ダクネス、そして連射性に難ありのめぐみんを残し、シェフィ、コッコロを担いで離脱できるだけの力のあるヒヨリ、トモが残る形となっている。
無事に依頼を受ける形で参加した彼らは、一団の先頭の方に配置された。
本体に先んじて進みながら周囲を見渡す。
高い空に澄んだ空気。今のところ何か目に見える以上が起きてる様子はない。
「にしても随分な大荷物ねー。
シャワシャワ一本ぐらいパクってもバレないんじゃないかしら?」
ふり返りながら言うアクアの頭をジョーが小突いた。
「馬鹿。これから騒ぎを起こすかもしれない奴を向かう問うってのに俺たちが起こしてどうする?」
「そうよ。いつも宝石盗みに入ってる奴らと違って、
特に黒い噂とかもないような奴なんだから。」
「いやルカもしっかりやる事やってるじゃん。」
「海賊ってみんなこんなんなんですか?」
「違うから。こいつらが特別おかしいだけだから。
俺とかリアとか正気の総一さんはまともだから!」
「半数以下じゃん。」
ブレイドの容赦のないツッコミに肩を落とす和真。
栞は一回総一に痛い目にあわされてるとあって、疑わしい視線を向けている。
(こんなんで大丈夫かよ…。
最低限の連帯が出来そうな面子を選んだつもりなんだが…)
和真がため息を吐いたその時だった。
「ん?」
「どうした?」
「なんか前に人が…ってアイツらは!」
前方に見えた人影はカリザに海東大樹、
そして操られた総一、レイ、ユイだった。
「街から離れ、モンスターの生息域とも微妙に入っていない…。
魔王軍以外横やりも気にしなくていい。良い場所だな。」
「ブレイド、シオリ、奥の奴らに伝えてきなさい。
ここは私たちが!」
ルカがモバイレーツを取り出したのを見て、総一たちもモバイレーツやダミーモバイレーツを取り出す。
「「「ダークゴーカイチェンジ!」」」
「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」
<<<<ゴーーッカイジャー!>>>>
ゴーカイレッドGM、地底剣士ウナス、喜びのキャンデリア。
そして…
「僕からもサービスだ。」
<KAMEN RIDE ANOTHER ΑGITΩ>
数合わせに仮面ライダーアナザーアギトが召喚される。
「4対4か…」
「上等!ボッコボコにしてやるわ!」
ピンクに変身したアクアが叫んだん緒をゴング代わりに8人が激突した。
2
「敵襲!敵襲だー!先頭の方に5人!神器を持ってる!
他にもどこか隠れてるかもしれない!」
「戦闘準備をお願いします!周囲に警戒してください!」
一刻も早く本体に調べるべく走りながら叫ぶブレイドと栞。
それを聞いた冒険者たちは最初おふぉろいた顔を浮かべたが、
すぐに武器を取り切り替えている。
それを待って居た様に地面の下から這い出るミイラのような怪人、屑ヤミーを撃退していく。
「どうします!?このまま一番最後まで行きますか!?」
「いや、本体に着いたら他の人に行ってもらおう。
僕の能力とシオリの弓なら役にも立てる。」
そう言ってユウキは能力を発動させるべく剣を抜こうとする、が、
「ー--っ!」
「うぉ!」
地面に隠れていた屑ヤミーに足首を使われて引きずり込まれた。
剣を突きさしなんとか地面にしがみつくが、
生身かつ、中衛向きのブレイドは筋力的になかなかうまく抵抗できない。
(けど暴れるのをやめてくれないと私の弓じゃ狙いにくい!
いや、当てる!こんなところで文字通り足引っ張られてる場合じゃ…)
「フォールスラッシュ!」
「え?」
「な!?」
栞をすり抜けブレイドに迫った影が、
地面ごと屑ヤミーの腕を両断しブレイドを救った。
その誰かはすぐさまブレイドを抱えて飛びのくと、
そこに一拍遅れて紫色の魔力弾が二発叩きこまれる。
「全く!相変わらず世話をかけるわね!」
「先輩!やっぱりこっちに来てたんですね!」
「キャル…霧原…。それに…」
「ブレイド君!久しぶりです!」
「ペコリーヌ!」
こんな時だというのに涙が出てきた。
死んだと聞かされ、この世界に居るという少なすぎる手がかりしかなかった戦友の無事に普通でいろと言うのも無理な話なのだが。
「ああ!よかった!本当によかった!」
「ちょ!アホリーヌ!何あんたが一番に抱き着いてんのよ!」
「キャルさん!今やってる場合じゃないです!
ペコリーヌさんも!」
「そうでした!ブレイド君!立てますか!?」
「ああ。いける!」
陣を組んだ五人にじりじりと屑ヤミーたちがにじり寄ってくる。
よく見るとその奥にオーズウォッチを持ったカリザもいた。
二つの因縁の、決着が始まろうとしていた。
お久しぶりです。
ようやくモチべが戻ったり、生活も余裕が出てきた李で再開です。